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これまで多くの二世帯住宅を手がけてきた旭化成ホームズは、これまで蓄積してきた二世帯住宅のノウハウを「共働き子育て家族」の家づくり検討に役立てるため、「同居・近居・遠居の違いによる、親からのサポート内容の違い」などについて調査した。

家づくりの話については、同居の場合は7割、近居の場合は8割が、サポートを受ける子世帯から親世帯に相談するケースが圧倒的に多いことが分かった。

相談を受けた親世帯の反応は、同居のケースでは8割が「最初から賛成」し、距離が離れるほど「最初から賛成」する割合が低くなる。近くに住んで欲しいという親の気持ちが伺える結果となった。

また、親世帯からの資金援助は、相談時期が早く、住む距離が近いほど割合が高いことも分かった。

親からのサポートについての調査では、フルタイムで働く共働き子育て世帯は、親世帯と一緒に住まない「近居」の場合も7割が親による子育てサポートを受けていることが分かった。

さらに、親の住まいから1時間以上かかる距離に住む「遠居」でも子育てサポートは2割に上っており、今や親のサポートは欠かせないものとなっている。

サポートの具体的な内容については、同居・近居・遠居により異なっており、近居や遠居では、子育て中心という結果に。一方、同居では子育てサポート・家事サポートともに高い割合を示している。

また、子世帯がサポートをお願いするのは「妻の親」の割合が高く、たとえ子世帯が「夫の親」と近居をしていても積極的にサポートを受けていることが分かった。

親がサポートする理由としては「仕事と家事の両立を助けたい」「孫に会いたい」などがあがり、サポートする際には「子世帯のライフスタイルを尊重する」など親が配慮している様子が伺える。

サポートを受ける子世帯としては、親への感謝の気持ちがある一方、親に見られたくない場所として「夫婦の寝室」「洗面所」「風呂場」などの水回りなどがあげられた。

親子世帯間の「交流意識」を調べたところ、「二世帯同居」は「生活はすべて別」で「お隣さん感覚」という人が多いことが分かった。これは「近居」の交流意識と似ている。

さらに、近居にも同居ストレスならぬ“近居ストレス”が存在することも分かり、近居にも二世帯住宅のような工夫が必要だとも考えられる。

■調査概要
□調査方法:インターネット調査
□実査時期:2016年3月、5月、6月
□調査対象:関東、東海・中部、関西、九州北部の築15年以内持家戸建住宅居住者
□回答者数:有効回答数2,301件

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