子ども夫婦の36.5%が"3世代同居"を希望。「3世代同居」に関する実態調査

祖父母、子ども夫婦、孫が一緒に暮らす「3世代同居」について、実際に子ども夫婦はどのように考えているのかを調査するため、オウチーノ編集部(株式会社オウチーノ)が首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)在住の20~49歳で子どもがいる既婚男女717名を対象に「3世代同居に関するアンケート調査」を行った。

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最初の質問は「あなたは、3世代(あなたと配偶者、お子様、親もしくは義親)で同居したいと思いますか?」というもの。結果は「3世代同居したいと思う」が15.5%、「自分の親となら3世代同居したいと思う」が17.9%、「配偶者の親となら3世代同居したいと思う」が3.1%で、全体の36.5%が同居を希望していることが分かった。

さらに、「すでに自分の親と3世代同居している」は5.7%、「すでに配偶者の親と3世代同居している」は4.2%で、3世代同居をしたい、もしくは既にしている人は全体の46.4%にのぼった。一方で「3世代同居したいと思わない」と回答した人は45.0%。つまり、同居に肯定的な人と否定的な人は約半数ずつと言える。

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次の質問は、「『3世代で同居したいと思う』または『同居している』理由は何ですか?」で、その結果は「自分や子どもが急病の時に心強い」が14.2%、「親・義親が急病の時にすぐに対応できる」が11.8%、「子どもが祖父母と触れ合うことができる」が10.0%、「共働きがしやすい」と「留守中や手が離せない時に親・義親に子守りをお願いできる」が9.6%と続く。自分や家族の健康を考えたときのメリットや、育児・家事のサポートが受けられるメリットから、同居を選択する傾向にあることが分かった。

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最後の質問は「3世代同居をしたいと思わない」を選択した人に対し、「3世代で同居したいと思わない理由は何ですか?」で、結果は「気遣いが増える」25.8%、「プライバシーが確保できない」17.8%、「生活時間やリズムが違う」17.5%、「価値観が違う」17.4%と続く。3世代同居は、気遣いが増えるなどのデメリットもある一方、祖父母に子どもを見てもらえたり、孤独死のリスクが減るなどメリットも大きい。オウチーノ編集部は、「同居は難しくても近居などによって、同居に近いメリットを享受することが現代に合った暮らしではないか」としている。

ニュース参照元:PR TIMES

(最終更新日:2019.10.05)

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