首都圏に住む若者への意識調査! “田舎暮らし”に憧れている?

定年退職などを機に「第二の人生の舞台」として田舎暮らしをする人が増えています。田舎暮らしには、自然を身近に感じたり地域の人と触れ合えたりするメリットが大きいですよね。また、田舎暮らしに憧れているのは熟年世代だけではなく、若者世代の中にも浸透しているのではないでしょうか。そこで、首都圏に住む若者のうち田舎暮らしに憧れたことがある人はどれくらいいるか、10~30代の男女100人に意見を聞いてみました。

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【質問】

首都圏に住む10代~30代の男女100人に質問。“田舎暮らし”に憧れたことはありますか。

【回答数】

はい:54
いいえ:46

 

田舎暮らしでは自然と触れながらいきいきと生活できる

アンケートの結果、田舎暮らしに憧れたことがある人のほうが少し多いことがわかりました。

・時間がゆっくりと流れていて、仕事に追われることなくゆったりとした人生を送れそうだから。(30代/男性/自由業・フリーランス)

・子供がうまれたときに、のびのびと生活していけそうなイメージがあるから。(20代/女性/会社員)

・都内の駅で人にぶつかっても謝らない人が多いので、田舎に行って人の温かさに触れたいと思う。(20代/女性/会社員)

・テレビなどで拝見すると空気も綺麗でご近所さん同士仲がよくみんなが知り合いで家族って感じに憧れます。(20代/女性/会社員)

・父の実家が田舎なのですが、空気が綺麗。星空はとてもキラキラしていて、夏もジメジメしていなくてさっぱりとしている。冬は寒いですが、それを引いても素敵な場所。時間にゆとりもできます。(20代/女性/学生)

54人の男女は、田舎暮らしに興味を持っているようです。心にゆとりを持って生活できるとの声や、子育てに最適な環境との意見も寄せられました。都会では人間関係を希薄に感じることもありますが、人とのつながりが密接なことも田舎暮らしの良さかもしれません。田舎暮らしの情報はメディアで知り得た人のほか、親の実家に帰省して体験した人もいる様子がうかがえました。このように、自然と触れながらいきいきと生活できることが田舎暮らしのメリットではないでしょうか。

 

田舎暮らしのメリットを挙げながらも消極的な人も

アンケートの結果、田舎暮らしに憧れたことがない人がやや少ないことがわかりました。

・まだまだ若いので不便な田舎でのんびり暮らそうとは思わないですね(30代/男性/会社員)

・不便そうだし、歳を取ったときに病院など近くにないと大変だと思うから(30代/女性/専業主婦)

・田舎暮らしは不便だし、プライバシーがなくてストレスがたまるので、田舎暮らしは嫌です。(20代/女性/会社員)

・都会の便利な暮らしに慣れているので、田舎で暮らせる自信がないからです。(30代/女性/会社員)

・田舎を特集し、移住を促すものは、田舎の一面ばかりを取り上げているに過ぎないから。(20代/男性/学生)

46人の男女は、田舎暮らしには消極的のようです。田舎でのんびり暮らせるメリットを挙げながらも、若いうちからは考えられない人や、歳を取って住むにしても不便だと思っている人もいますよね。ご近所付き合いが密接すぎることを懸念する意見も寄せられました。都会暮らしと田舎暮らしのギャップを感じる人もいるようですね。こちらのほうにも、メディアの情報発信に関するコメントがみられますが、田舎暮らしを始めるのならいろいろな面からの情報収集が必要なこともわかる結果となりました。

 

住宅購入のときは田舎暮らしの特徴を知った上で検討を

田舎では、自然と触れ合いながら生活できるメリットが大きく、田舎暮らしの情報を身近に感じると、自分も住んでみたい気持ちが大きくなるのかもしれません。地域の一員として過ごせることも田舎暮らしならではの醍醐味ではないでしょうか。一方、田舎暮らしに憧れたことがない人からは、近隣との付き合いに苦手意識を抱く傾向もうかがえました。今回の調査では、田舎暮らしに憧れたことがある人が少し多い結果となりましたが、実際に住むかどうかは、その地域の特色など、下調べをしっかり行った上で検討することが大切でしょう。

■調査地域:全国
■調査対象:【年齢】10~30代の男女100人
■調査期間:2016年7月07日~2016年7月21日
■有効回答数:100サンプル

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(最終更新日:2019.10.05)

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