【平塚】大正十二年創業。職人の手作りにこだわる、さつま揚げ・蒲鉾の名店「中秋蒲鉾店」

こんにちは! 平塚のお隣、茅ヶ崎市在住の小野寺です。平塚に行ったらぜひ立ち寄ってほしいスポットについて紹介していきたいと思います。

今回はさつま揚げ・蒲鉾の名店「中秋蒲鉾店」です。

中秋蒲鉾店は平塚駅北口から徒歩3分、浜大門通りの中にあります。お店に着くと、ディスプレイに並べられたさつま揚げの種類の多さにきっとワクワクすると思いますよ。

おなじみのさつま揚げのほか、ごぼう天やチーズ巻、ぎょうざが丸ごと入ったぎょうざ巻など多くの種類の中から好きなものを選べます。店員さんにおすすめを聞きながら選んでみると、商店街ならではの会話のあるお買い物体験ができます。

中秋蒲鉾店の外観

大正十二年創業。おいしくてほっとする手作りの味

女将手作り「中秋のおでん」

中秋蒲鉾店が「名店」と呼ばれるには十分な理由があります。大正十二年創業、なんとあと4年で創業 100年を迎えるのです。

地域に愛さるお店であり続けるために、中村蒲鉾店は「職人手作りの製法」を貫いてきました。毎日生の魚を仕入れて一匹一匹手でさばき、その日のうちにお店に出すという、大手には真似できない製法です(作っている動画はこちら) 。

また中秋蒲鉾店ではサイズが小さいなどの理由で廃棄されてしまう低利用魚や、相模湾で網にかかってしまうサメなども、命を無駄にしないためにおいしく商品化する取り組みもしています。

またほっとする取り組みとして、保存料を使用せず、さらに買い物客から作っている様子が見えることで、子どもからシニアまで安心感を持って食べられる商品を作ってきました。

個人的なおすすめは、女将手作りのおでんです。この写真のように、袋にまとまって入っているので、これをお鍋に入れて温めればおいしいおでんがすぐに食べられます。

「平塚に行ってよかった」と思えるお店

中秋蒲鉾店の代表 中村彰伸さん

中秋蒲鉾店の四代目代表を務めているのが、中村彰伸さんです。中村さんは、ラグビーに明け暮れた大学を卒業後、大手の食品メーカー勤務を経て中秋蒲鉾店を受け継ぎました。

20代にして伝統のお店を継ぎ、30代にして商店会の会長も務める中村さんは、地域への強い思いを持たれています。中秋蒲鉾店がある「浜大門通り」は、かつてのにぎわいを取り戻そうと130年ぶりに復活した名称で、中村さんはその活動を牽引した一人です。

浜大門通りの路上でお酒が飲める「夕暮れ酒場」を企画し大盛況にするなど、地域に貢献している活動を挙げればキリがありません。地域への思いが強い人のお店は、地域を裏切るような商品を決して出さないものです。

中村さんのお店で買ったさつま揚げや蒲鉾を食べてみれば、その言葉の意味がすぐにわかるはず。きっと、「平塚に行ってよかった」となりますよ。

中秋蒲鉾店
住所:神奈川県平塚市紅谷町2-10
TEL:0463-21-0122
FAX:0463-21-0123
営業時間:9:00〜17:30
定休日:日・水曜
公式HP http://nakaaki.net/

※記事に掲載した内容は取材日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけの際はホームページなどで最新情報の確認をお願いします

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