【川口】うっとり夢心地。日本万華鏡博物館できらびやかな世界を堪能

ARUHIマガジン地域レポーターの埼玉県在住の夫婦「ゆうさんくるさん」です。
まだ埼玉県に引っ越して日が浅いゆうさん(夫)と根っからの埼玉県民のくるさん(妻)が自分たちも気付いていない地域のおもしろさや楽しさを体験してみなさんに紹介します。
今回は埼玉県川口市にある「日本万華鏡博物館」を訪れた様子をレポートします!

万華鏡の発祥は意外なあの国!

「万華鏡」、その言葉の響きは中国由来にも思えますが、発祥はスコットランドなのだとか。
灯台の光をもっと遠くまで届かせるため光の反射の研究を重ねた物理学者がその過程で偶然作り出したのが、Kaleidoscope(万華鏡)。
1816年に作り出された万華鏡は3年も経たぬ内に世界の端っこ、日本の大阪まで行き届いた事実から、かなり短期間で世界中に広まったのではないかと考えられています。

今回紹介する日本万華鏡博物館では、万華鏡をただ見るだけではなく、その歴史背景や万華鏡の造りについても詳しく知ることができます。日本屈指の万華鏡コレクター&エキスパートである館長さんが万華鏡についてなんでも教えてくれるのです!

川口にひっそり佇む、日本万華鏡博物館

日本万華鏡博物館は、川口駅から徒歩5分少々の場所にあります。

交差点の一角に突如として現れる「日本万華鏡博物館」。マンションの1階にあります
かわいらしいブルーの扉が特徴

扉を開けて見渡すと、部屋の中にぎっしりと万華鏡の数々が。

ずらりと並んだ万華鏡
大きさや材質、形だけでなく、作られた時期や生産国もさまざま

「見るコース」で体験する万華鏡の世界

万華鏡は鏡の枚数と組む角度で見え方がまったく変わってくるとのことで、「見るコース」では、その違いを体験させてもらいました。

鏡1枚で作られた万華鏡を覗いたことはありますか?

1枚以上の鏡を合わせて造るのが通常の万華鏡ですが、なんと1枚の鏡を丸めてできた万華鏡もありました。周辺のぼんやり感が不思議な美しさをかもし出しています。

まるでステンドグラスのような鏡2枚の万華鏡

ステンドグラスは万華鏡からインスピレーションを得たといわれているそうですが、まさにステンドグラス!

王道といえば鏡3枚の万華鏡

鏡3枚を三角形に組み合わせることによって無限に映像が変化。覗き穴の中の上下左右どこを見てもきれいな模様が広がっていて感動!

「見るコース」では、ほかにもたくさんのユニークな万華鏡を見ることができ、万華鏡の多様性を目の当たりにしました。大人も子どもも純粋に楽しむことができる「見るコース」は、1,000円で体験可能です。

「作るコース」でオリジナル万華鏡を作ろう

「作るコース」では、実際に自分で万華鏡を作ることができます。
種類は以下から選べるようです。

・オイルタイプ
オイルが入ることによりじんわりゆっくりと映像が変わっていくさまを楽しめる万華鏡。とても艶やかで人気。
・乾燥タイプ
万華鏡の中に自分の好きなものを好きなように入れ替えができる万華鏡。ビーズやクリップや折り紙など好きなものを試すことができます。
・球体のガラスタイプ
球体のガラスを通して映像を楽しむ万華鏡。樹木の木目や窓を映したり、散歩しながら外の景色を映してみたり、さまざまな楽しみ方ができます。
「作るコースは」2500〜8000円、どの万華鏡を作るかで料金が違うそうです。

まとめ

万華鏡は鏡の進化の賜物ではありますが、その造りはとても簡単なもの。故にさまざまな素材(卵の殻、缶、木材などなど!)を用いて遊び心豊かに生産されていることが館内を見回すとよくわかりました。

こけしの万華鏡
ペプシ缶の万華鏡。アメリカン!
セーラームーンの万華鏡(実写版)

いろいろな物で万華鏡が作れるからこそ、作られた万華鏡の時代、国、そのときの流行や歴史をまざまざと見て取ることができ、時に懐かしく、歴史を振り返るようでもあり、とても興味深いものでした。
ぜひ川口の日本万華鏡博物館に一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

日本万華鏡博物館
住所:埼玉県川口市幸町2-1-18-101
アクセス:JR「川口」駅東口から徒歩約5分
営業時間:予約制(毎正時ごとに予約可能)※電話での予約推奨
定休日:不定休
料金:見るコース(1000円/所要時間40分程度)
   作るコース(2500~8000円/所要時間60分程度)
公式HP https://nihonmangekyouhakubutsukan.jimdo.com/

※記事に掲載した内容は取材日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけの際はホームページなどで最新情報の確認をお願いします

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