はじめまして。
ARUHIマガジン地域レポーターの埼玉県在住の夫婦「ゆうさんくるさん」です。
まだ埼玉県に引っ越して日が浅いゆうさん(夫)と根っからの埼玉県民のくるさん(妻)が自分たちも気付いていない地域のおもしろさや楽しさを体験してみなさんに紹介します。
今回、スポットを当てたのは埼玉県川口市です!

「川口市」ってどんなところ?

埼玉県の南東部に位置する「川口市」は人口60万人を突破し、さいたま市に次いで2番目に人口が多く現在も増え続けている県内有数の都市です。
その理由は荒川を隔てて東京都に隣接しているため、都内で勤務・通学する方々のベッドタウンとして高層住宅などが軒並み建設されていることが挙げられます。
しかし、人口の流入が盛んだと川口市の歴史や文化、名産などを知らない人が増えていることも事実です。
そこで、川口市をよく知るため文化施設はしごツアーを筆者自ら体験し、レポートをまとめました。
川口に移住を考えている人や長年生活している人もこの記事を機に川口市のことをより知ってもらえるとうれしいです。

1スポット目:川口市立文化財センター

文化施設はしごツアーの1ヶ所目は「川口市立文化財センター」です。
アクセスは最寄り駅のJR 川口駅か埼玉高速鉄道 川口元郷駅から徒歩またはバスで行く方法がありますが、駐車場も併設されているため車で行くことをオススメします。
入場料は一般100円、中学生以下50円と財布にやさしいのは大きなメリットです。

学校のような入口の「川口市立文化財センター」

館内2階に文化財センターがあり、階段を登ると大きな縄が出迎えてくれます。

1番最初に目につくのは大きな蛇!

この縄は蛇を模しており、川口市の東側 安行(あんぎょう)地域で年に1度開催される「安行原の蛇造り」で天下泰平・五穀豊穣・無病息災を祈りつつ製作されます。
文化財センターは大きく分けて2つにエリアに分類されます。
まずは1つ目、川口市の歴史を学ぶエリアを探索してみましょう。

川口市の歴史を時系列で学べます
川口市内で見つかった土器が展示されています
妙法蓮華経が彫られた版木(はんぎ)

まずは歴史を学ぶエリアを閲覧します。
紀元前から始まり弥生時代や古墳時代の土器、江戸時代の容器などを見物できます。
実は約3000年前の川口市は海の中だったそうです。その証拠に川口市内には当時の海岸線に沿うように貝塚(昔のゴミ捨て場)が発掘されています。その貝塚から発掘された貝殻を実際に触ることができます。

約2000年も前の物質を触っていると考えたらゾクゾクします

紀元前の物質を触ることができる貴重な体験をすることができます。筆者も触りながら紀元前を想像し背筋がゾクゾクしてました。そのほか男性の心をくすぐる古代の刀剣なども展示されています。

男性は剣の形をしたものを見るとワクワクします

文化財センター2つ目のエリアは、川口市の名産を知るコーナーです。

川口市の名産品がずらりと展示されています

川口市の名産といえば「鋳物(いもの)」「植木」が有名ですが、どのように名産品が生まれたのかを知っている人は少ないと思います。
そこで、少しだけですが簡単に説明します。

川口市といえば「鋳物(いもの)」

「鋳物」とは加熱して溶かした金属を型に流し込み、冷えて固まった後、型から取り出して作った金属製品です。身近な鋳物製品としてはマンホールや水道の蛇口、自動車のエンジン・ブレーキの部品などが挙げられます。世界的にも有名な鋳物製品は1964年に開催された東京オリンピックの聖火台も鋳物でした。
鋳物が川口市で発展した理由はいくつかあります。

・荒川や芝川岸から鋳物に適した砂や粘土が採れた
・江戸(東京)という大消費地に隣接していた
・日光御成道や舟運によって原料・燃料・製品の運搬が便利だった

地理的要因や当時の発展状況などの条件が重なり、川口を盛り上げる産業にまで成長しました。

「植木」も川口市が誇る名産の1つ

「植木」が名産まで至った経緯は日本最大の火災 明暦の大火(1657年)によって焼け野原となった江戸に植木を売り込み大成功したことが始まりとされています。
また、川口市内の安行(あんぎょう)地域は通気性や排水性に富んだ土地で、日射や風などの気候条件に恵まれ、現代も植木が盛んな土地として有名です。
植木の発展に伴い、盆栽専用はさみも川口で誕生しています。

2スポット目:旧田中家住宅

文化施設はしごツアーの2ヶ所目は「旧田中家住宅」です。埼玉高速鉄道線「川口元郷駅」から徒歩8分、文化財センターからは徒歩で15分ほどの場所に位置しています。文化財センター同様、駐車場があるため、車での移動をオススメします。
入場料は一般210円、中学生以下50円と、こちらも家計にやさしい料金設定です。

レトロな雰囲気を感じさせる「旧田中家住宅」

旧田中家住宅は川口市内で唯一の国指定有形文化財で、見て楽しむことができる文化施設です。
1923年に建てられた当時は川口市で味噌醸造業が盛んで、当時の持ち主も味噌醸造業で莫大な富を築いていました。
現在、川口市全体の味噌醸造業は衰退・廃業しましたが、当時の面影を感じることができます。

当時の贅を凝らした内装や什器が並びます
まさにレッドカーペット
ドラマ撮影に使用されたこともある和室
和室から眺める庭園が四季を感じさせます
大人こそ見てほしい立派な庭園

内部は洋館や和館、茶室、庭園などがあり、俳句会やイベントなどに利用することも可能です。写真撮影・SNS等への掲載も可能なため、成人式の前撮りや七五三の撮影をしている人もいました。

また、日曜は旧田中家を詳しく説明してくれるガイドさんがいます。
ガイドさんと一緒だと大きな金庫の説明や細かな造形の解説、和室の天井には屋久杉が使用されているお話などを聞きながら鑑賞できますよ。

左の黒い扉はなんと金庫!
きめ細やかな造形を堪能するのもよし
屋久杉を使用した天井

1時間以上も滞在する人がいるほど隠れた魅惑のスポットです。

まとめ

文化施設はしごツアーは想像した以上に楽しいことに加え、観光地と違い人混みとは無縁でストレスを感じないツアーになりました。全体の所要時間も2時間程度なので、休日の午前を満喫するには十分な魅力が詰まっています。文化施設を通じて住んでいる地域のことを知れば、さらに愛着が湧くのだと実感しました。

川口市立文化財センター
住所:埼玉県川口市本町1丁目17番1号
営業時間:9:00〜17:00
休館日:毎週月曜、年末年始(12/29〜1/3)
入場料:一般 100円、中学生以下 50円
アクセス:【徒歩】JR「川口」駅東口から15分または埼玉高速鉄道線「川口元郷」駅から10分、【バス】JR「川口」駅東口17番乗場 21、24系統「川口郵便局」下車徒歩2分またはJR「赤羽」駅東口6、8番乗場 20、21系統「荒川大橋」下車徒歩2分
公式HP http://www.kawaguchi-bunkazai.jp/center/
※団体割引(20人以上)あり、駐車場あり(6台)、障害者減額制度あり

旧田中家住宅
住所:埼玉県川口市末広1丁目7番2号
営業時間:9:30〜16:30
休館日:毎週月曜、年末年始(12/29〜1/3)
入場料:一般 210円、中学生以下 50円
アクセス:【徒歩】埼玉高速鉄道線「川口元郷駅」から8分、【バス】JR「川口」駅東口11、12、14番乗場「末広1丁目」停留所下車またはJR「赤羽」駅東口6、8番乗場 20、21系統「坂口」停留所下車
公式HP http://www.kawaguchi-bunkazai.jp/tanaka/index.html
※団体割引(20人以上)あり、駐車場あり(13台)、障害者減額制度あり

※記事に掲載した内容は取材日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけの際はホームページなどで最新情報の確認をお願いします

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(最終更新日:2019.12.13)
※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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