マイホームの購入に興味はあるものの、「一歩踏み出す勇気がない」という人は多いのではないでしょうか。これから家族構成が変化する可能性が高い、独身やDINKSであればなおのこと「今、買ってしまって大丈夫?」という気持ちになりますよね。そこで、分譲マンションを購入、もしくは検討中の独身・DINKSの女性に集まってもらい、「マンション購入座談会」を開催! 本音をじっくりと語っていただきました。

家賃を払い続けるのは損!? マンション購入の理由を直撃!

今回、座談会に参加してくれたのは、以下のメンバーです。

さっそく、マンション購入についての本音を探ってみたいと思います。

―本日はご参加ありがとうございます。みなさんはマンション購入経験がある、もしくは購入を検討しているんですよね。まずはその理由やきっかけを教えてください
Yさん
:30歳を目前にした辺りから、周囲の友人や知人が続々とマイホームを購入。賃貸に住み続けるか、購入すべきなのか考えるようになりました。そのうちに「家賃がもったいないかも」と感じるように。一度その考えが浮かぶと、次の月から家賃がムダに思えてしまって…。「少しでも早く買いたい」という気持ちが募りました(笑)。

Iさん:「いずれはマイホームを買いたい」と思っていたものの、当時は結婚して1年の28歳のとき。まだ先の話だと思っていました。でも、同い年の知人や同時期に結婚した義妹夫婦がすでに家を建てたと聞き、「いい物件があれば買おうかな」という気持ちに。結婚してから家計を顧みる機会が増え「家賃がもったいない」と感じたこと、夫婦とも定年までに住宅ローンを完済したいと考えていたことも、購入を後押ししたかもしれません。

Fさん:私は女性専用マンションで暮らしていたのですが、なんと泥棒が入るという事件が! それを機に入居者が続々と引っ越しを始め、私も転居を考えるようになりました。

Mさん:私は元々さいたま市の実家で暮らしていたのですが、転職により通勤時間が1時間を超えるようになり、一人暮らしを始めました。現在は家賃8万4,000円の賃貸マンションで暮らしていますが、私も「家賃がもったいない」と常々感じています。最近はマイホームを買ったと報告されることが多く、シングル向けの分譲マンションを検討している友人も数人います。それまで、シングルのままマイホームを買うことはあまり考えていなかったのですが、「その発想はなかったけど、アリかも?」という気持ちになりました。

Oさん:賃貸マンションの更新を来月に控えているのですが、先日「家賃を3,000円値上げする」と言い渡されました。マンション価格が高騰していることはニュースなどを見て知っていますし、近隣のワンルームマンションは10万円以上の物件も少なくありませんので、ある程度仕方がないと思っています。それでも、8万円台だった家賃が9万円に到達してしまうことを考えると、「買った方がいいのかな?」という気持ちになってきました。

―購入を検討しているお二人は、具体的にいつまでに買いたいと思っていますか?
Mさん
:今33歳ですが、住宅ローンの完済年齢を考えると、35歳までには、と思っています。頭金は「親に泣きつけばどうにかなるのではないか」という甘い考えがあるのですが(笑)、自力で返済できるのかどうか、やはり考えてしまいます。

Oさん:来月の更新には間に合いそうにありませんが、2年後の更新時までに買えるといいな、と。狙うのはシングル向けのマンションなので、頭金を200万円ぐらい貯めることができれば、何とか買えるのではないかと思っています。

重視ポイントは、駅までの徒歩分数や帰宅ルート!

物件選びの際、立地を重視ポイントに挙げた人が多数!

―マンションを購入する際、実際に重視した“こだわりポイント”はどこですか?
Yさん
:中古マンションに絞って探していたのですが、駅までの距離が近いことと、コミュニケーションを取りやすいオープンキッチンが絶対条件でした。また、広さにもこだわっていたので、3LDK・80平方メートル以上で探していました。ウォークインクローゼットのサイズも気にしていましたね。一方、マンションの階数や眺望にはこだわりがありませんでした。気に入ったマンションの2階・7階・11階に空き住戸があったのですが、価格が手頃でエレベーターの待ち時間も短い2階を購入しました。

Iさん:私は断然、新築派ですね。大手不動産会社が供給していて、最寄り駅まで徒歩5分以内、間取りは3LDK、70平方メートル以上、夫婦それぞれの会社まで1時間以内、夫が出張族のため羽田空港までアクセスしやすいことに加え、ディスポーザーの設置など細かな要望もありました。夫1人の収入でまかなえるように、毎月の住宅ローン返済額を当時の家賃と同等程度に抑えたい気持ちもありました。これだけわがままな条件にマッチするマンションは数えるほどしかなかったですね(笑)。実は、引き渡しが更新の1ヶ月後というタイミングだったのですが、必要経費だと割り切り、もったいないけれど更新料を支払いました。

Fさん:私はその頃、マンションデベロッパーで働いていました。大森のマンションを担当していたのですが、ある日キャンセル住戸が出たんです。大森駅から徒歩5分の立地ですから、今後住まなくなったとしても、売ることも貸すこともできます。当時、住宅購入はあまり考えていなかったのですが、勝手知ったる物件で愛着がありましたし、街も気に入っていました。

購入を検討しているお二人は、どんな点を重視したいですか?
Mさん:今、最寄り駅から徒歩2分の賃貸マンションで暮らしていますので、駅から遠い物件は難しいかも。徒歩5分以内がベストですが、駅から家までの帰宅ルートが明るく安心して歩ける道であれば、多少遠くても大丈夫です。あとは地盤! 実家は地盤が堅固な大宮台地上にあることから、地盤がしっかりしているところがいいなと思います。

Oさん:普段から料理をするため、大きめなキッチンに惹かれます。最寄り駅からの徒歩分数は10分程度ならアリかなと思いますが、将来貸したり、売ったりする可能性も考えて資産性をある程度重視したいですね。現在住んでいる賃貸マンションは何の気なしに契約しましたが、五反田駅と戸越銀座駅の中間あたりに位置し、大崎駅や不動前駅も徒歩圏内という立地。複数の駅が使えると意外と便利なことを知りました。マンションを購入する時も、今のような便利な場所がいいですね。

買うならマンション一択! その理由は「駅近」「セキュリティ対策」「メンテナンスの手間」

セキュリティでの安心面もポイントに

―「マンション派」のみなさんですが、なぜ戸建ては考えなかったのでしょうか?
Yさん
:私も夫も戸建て育ちで、メンテナンスが大変だと感じていました。迷う余地はなく、マンション一択でしたね。設備や仕様に関しても、注文住宅のように何から何まで自分で決めるのは大変。選択肢が多過ぎて悩んでしまいそうなので、私たちはマンションを選んでよかったです。

Iさん:義父が設計士、叔父が大工のため、戸建てを建ててもらう選択肢も一瞬頭をよぎりましたが、遠方のため現実的ではないと判断しました。マンションなら、快適な居住環境を確保するための点検や修繕などを管理会社が行ってくれますので、マンションに決めてよかったと思っています。駅近の立地も、戸建てでは少ないですし。

Mさん:現在、賃貸マンションの5階に住んでいますが、戸建ての実家とは気密性が違いますね。洗濯物を部屋干ししていると、マンションのほうが圧倒的に早く乾くことからも実感しています(笑)。また、マンションはオートロック付き物件も多いので、セキュリティ面で安心感があります。

マンション購入に後悔なし! いざとなったら売却も視野に

マンションを購入したメンバーの満足度は高いようです

―マンション購入時、「実はここは妥協した」というポイントはありますか?
Yさん:あまり理想が高くなかったというか、多くを求めていなかったため「安いしいいじゃん!」くらいの軽い気持ちで購入しました。南船橋駅から徒歩5分、築5~6年で3LDKの間取りですが、2,900万円でした。売主さんが住宅ローンの返済に苦労していたようで、値下げ交渉にも応じてもらうことができ、おトクに購入できたので不満はありません。強いて言えば、通勤時間が1時間ほどかかり少し長く感じること、当時オートレース場が近くにあったため、音が気になったことくらいでしょうか。とはいえ、DINKSの私は、平日は会社、週末は出かけることが多く日中はあまり家にいないので、大して気になりませんでした

Iさん:私も特に不満はないのですが、眺望は重視していなかったため、景色はよくありません。隣に老朽化したビルがあって視界を遮っているため、バルコニーからは何も見えません(笑)。また、最寄り駅の線路とホームが目の前の立地で、構内アナウンスも電車の走行音も良く聞こえます。駅徒歩2分の立地なので仕方がありませんが…。5階に住んでいるのですが、隣にスーパーがあり、窓を開けるとお総菜のにおいが気になることも。高層階の住戸を選べばそれらのデメリットはなかったと思いますが、低層階を選んだ分、節約できていますし、窓を開けることはほとんどないので、後悔はしていません

―分譲マンションに興味があるお二人にとって、購入をためらうポイントはありますか?
Oさん:ネックは、月々の出費がいくらになるのかわかりにくいこと。住宅ローン返済額に加えて、修繕積立金や固定資産税を含めてどのくらいの出費になるのかクリアになれば、購入に踏み切れる気がします。

Mさん:私もそう思います! シングル女性向けのマンションも気になりますが、セキュリティがしっかりしているぶん、価格も上がるのかな? と思ったり…。あとはやはり、購入すると結婚が遠のかないかな、と若干心配にはなりますね。あとは、近隣にやっかいな人が引っ越して来たときに「逃げられない」と思うと少し怖いです。マンションの維持管理に欠かせない管理組合も、お付き合いなど大変そうで腰が引けてしまいますね。

―最後に、居住中のマンションに点数をつけるなら、何点ですか?
Yさん:70点ぐらいでしょうか。家で過ごす時間の満足度が高まりました。広めのマンションを購入したので、ソファを2つ置けるほどゆったりとしていてくつろげます。1人1ヶ所ずつウォークインクローゼットがあり、夫は別の居室も丸々衣裳部屋に! 賃貸マンションではできないような、ゆとりのある暮らしを実現できています。

Iさん:家で過ごす時間が快適になったので、80点ぐらい! たくさんの条件を満たした数少ないマンションなので、満足しています。始発駅で座って出勤できる点も大きいですね。

まとめ

30代女性のさまざまな本音が飛び出した座談会、いかがでしたか? マンションの購入に向けて、資金計画などに不安はあるものの、「早めに購入して、早く住宅ローンを完済したい」と考える女性が多いようです。そして、マンションを購入したどの女性も、妥協点はあれど、快適な毎日を過ごせるようになり「購入してよかった」と感じている様子。マンション購入時の不安は人それぞれ。少しでも気になることがあれば、思い切ってモデルルームに足を運んで、住まいのプロに相談してみては?

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(最終更新日:2019.11.01)
※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。

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