初めてでも安心!住宅購入ガイド

「マイホームが欲しいと思ったはいいけれども、まずは何をしたらいいの?」
このページではそんな疑問に答えます。
物件を探して購入~入居するまでの基本的な流れと、
注意すべきポイントをチェックしましょう。

「マイホームが欲しいと思ったはいいけれども、まずは何をしたらいいの?」 このページではそんな疑問に答えます。 物件を探して購入~入居するまでの基本的な流れと、 注意すべきポイントをチェックしましょう。

STEP4
ポイントを押さえながら物件を見学する

物件の購入を検討する前に必ず現地へ赴き、まずは自分の目で物件を確認しましょう。土地・新築戸建・新築マンション・中古戸建・中古マンションのいずれを購入するかによって、チェックポイントが異なります。それぞれのポイントをご紹介しましょう。

物件の購入を検討する前に必ず現地へ赴き、まずは自分の目で物件を確認しましょう。土地・新築戸建・新築マンション・中古戸建・中古マンションのいずれを購入するかによって、チェックポイントが異なります。それぞれのポイントをご紹介しましょう。

住むことを想定したチェックに加えて土地や躯体(くたい)も確認

物件を見学する際、建物全体の雰囲気をはじめ、「最寄り駅」「学校までの距離と経路」「周辺環境」「日当たり」といったポイントは、ほとんどの方が確認すると思いますが、そこからもう一歩踏み込んで、「土地」や「建物の躯体」「管理体制などに問題がないか」など、購入前に見落としがちなポイントを可能な限り確かめることをオススメします。

土地の場合

まず、境界標(杭)(※隣の土地との間の境界となる「目印」のこと)が設置されているか、それに基づく「確定測量図」(※正しい境界が記載された図面のこと)や「地積測量図」(※一筆ないし数筆の土地の地積(面積)を法的に確定した図面のこと)があるかどうかを確認しましょう。
平成5年の不動産登記法改正以降のものがあればある程度安心できますし、平成17年の不動産登記法改正以降のものがあればベストです。「現況測量図」(※隣接する私有地の所有者との境界確定のみを行って測量した図面のこと)は境界を明確にするものではありませんので、参考程度にしかなりません。
また、接道が「公道」か「私道」かどうかも必ず確認しましょう。「私道」の場合で、持分を所有していない場合は、私道登記名義人全員から「通行・掘削承諾」が得られず、家づくりに支障をきたす恐れがあります。持分がある場合も、「私道の無償通行・掘削に関する覚書」を売主さんに取得してもらう必要があります。水道管の工事をする場合など、私道所有者から許可を得ないと工事ができない場合もありますので、そういったリスクをきちんと理解してから購入しましょう。

新築戸建の場合

新築戸建ては建築基準法に則って建てられており、おおむね問題のない場合がほとんどと言えるでしょう。新築戸建てを建てる場合には建築確認申請を行い、行政が確認の上、検査に合格したものが初めて使用に供することができます。建築基準法は1950年の制定後に何度か内容が改定されており、耐震基準についても大震災クラスの震度がきても倒れないような基準になっています。
また、住宅性能評価書付きの物件なら、国土交通大臣登録の住宅性能評価機関が法律に基づき10分野で住宅の性能を客観的に評価をしているため、安心と感じる方も多いと思います。その他、引き渡し後万一建築会社などとトラブルが発生した場合でもわずかな費用で紛争処理機関を利用できたり、地震保険が優遇されたりとメリットも多くある点も特徴として挙げられます。
新築戸建てでも、引き渡し前にきちんと建てられているかチェックしたい場合には、STEP6で後述する専門家などに確認をしてもらうと万全です。

新築マンションの場合

建物完成前に購入をするケースが多いため、事前に建物をチェックできないケースが大半かと思います。見落としがちな天井高や梁の位置などを間取り図を見ながら予め把握し、耐震性・耐久性なども、担当者に確認すると良いでしょう。
モデルルームの見学の際にも、ただ立派だと感心して見てくるのではなく、寸法の計測や写真を撮影しておけば、入居後に問題が起きた場合でもしっかりと振り返られることができます。またモデルルームだけでは分からない、道路や上下階からの「騒音」問題については、二重窓(複層ガラス)になっているか、床の厚さ、どのような防音工事をしているか、なども確認しておきましょう。

中古戸建の場合

はじめに遠くから、壁や屋根をチェックしましょう。壁にシャープペンシルの芯が入るほどのヒビが入っている場合は要注意。原因の判断が難しいため、事前に業者を呼んで調べる必要があるでしょう。屋根は、できればオペラグラスを持参して確認を。近隣の新しそうな家の屋根と見比べて違和感があったら不具合かもしれません。室内のヒビ割れは、乾燥によるものなら問題ありませんが、不同沈下(地盤が均等に沈下せず建物が傾いた状態)によりヒビが発生している可能性があります。天井や窓の近くの雨漏りも気を付けたいところ。確認させてもらえるようであれば、小屋裏や床下収納がカラっとしているか、カビ臭いか、配管状況も確認できればベストです。

中古マンションの場合

コンクリートはアルカリ性なので、ヒビがあると酸性の空気や水の浸入により中和され、鉄筋の錆びが進み、膨張して割れてしまいます。周囲を一周してヒビが入っているかどうかが、メンテナンスができているのかの目安になるでしょう。共用部は、外廊下や外階段の防水状況を確認。防水シートがめくれていたり、剥がれていたりしたら要注意です。修繕する予定があるかどうかを確認しましょう。また、エントランスとゴミ置き場、駐輪場を見れば住んでいる人がきれいに使おうという意識があるか分かるでしょう。

記事監修者プロフィール 株式会社さくら事務所
不動産コンサルタントの田中歩さん
各種コンサルティング業務を切り口に、不動産売買・活用・ファイナンスなどの業務に長年従事してきた不動産のプロフェッショナル。 「不動産コンサルティングマスター」「1級ファイナンシャルプランニング技師」「宅地建物取引士」などの資格を持ち、 日本ホームインスペクターズ協会の理事も務める。 2014年11月からさくら事務所の執行役員として、不動産コンサルティング事業の企画運営に参画している。