【岐阜県土岐市・注文住宅】完全分離型の二世帯住宅を新築。快適でエコな毎日を実践するSさん

■プロフィール
名前・性別 Sさん 男性
年代(購入時) 30代後半
職業・業種 営業職・製造業
雇用形態・年収 正社員・650~700万円
家族構成 夫婦+子ども1人+両親
勤務地・通勤時間 岐阜県土岐市・7~8分
社会人歴・転職回数 23年・0回
勤務先の社歴(ローン実行時) 23年
※インタビュー内容は奥様にお伺いしました。
■購入物件情報
物件所在地 岐阜県土岐市
アクセス 中央本線/土岐市駅 20分
物件種別・間取り 新築注文戸建・2LDK+3LDK+S
購入価格
頭金
土地850万円+建物3,250万円
670万円
住宅ローン 全期間固定金利型(【フラット35】S)
住宅ローン 返済額
返済期間
月9万6,000円(ボーナス払いなし)
35年
引越し前の所在地 岐阜県土岐市
購入前の家賃・間取り 5万8,000円 2LDK

ご結婚から10年、お子様を授かったタイミングで二世帯住宅を建てることになったSさん。ご両親も現役で働いているため、家族全員の勤務先に近く、十分な広さの土地を見つける必要があったそうです。工務店選びや現在の暮らしも含めて、お話を伺いました。

湿気やカビに悩み続けた賃貸住宅での暮らし

結婚のタイミングで、岐阜県土岐市の特定公共賃貸住宅へ引っ越し。10年ほど暮らしました。広さは十分あり、築年数もさほど古くはなかったのですが、立地条件が悪かったのでしょうか。湿気が酷く、カーテンも畳も天井もカビが発生している状態で、住み心地はよくなかったです。「いずれはマイホームを」と思いつつも、我慢して暮らしていました。

2階 LDKの手前に畳スペースを作るため張り出した部分は、親世帯が使うウッドデッキの屋根となった。「構造上の問題で柱が太くなり、ウッドデッキからの見通しが悪くなってしまいましたが、母は『屋根があって良かった』と言ってくれています」
2階 LDKの手前に畳スペースを作るため張り出した部分は、親世帯が使うウッドデッキの屋根となった。「構造上の問題で柱が太くなり、ウッドデッキからの見通しが悪くなってしまいましたが、母は『屋根があって良かった』と言ってくれています」

勤務先と取引がある工務店に施工を依頼

妊娠を機に、子育て環境や近隣に対する音の配慮から、住宅購入を本格的に考え始めました。私の両親と同居を考えていましたので、必然的に注文住宅を建てることに。勤務先と取引がある工務店さんが、良心的な価格で親身に対応して下さることになり、施工を依頼しました。多治見市の住宅展示場へ足を運んで他社と比較検討したものの、相見積もりをとるには至りませんでした。

庭の一角にはお母様が様々な果物を植えて育てている。「ぶどうやみかん、ブルーベリーは母が前居から持参したもの。プルーンや柿は私の希望で、母と一緒に苗を買いに行きました」
庭の一角にはお母様が様々な果物を植えて育てている。「ぶどうやみかん、ブルーベリーは母が前居から持参したもの。プルーンや柿は私の希望で、母と一緒に苗を買いに行きました」

工務店に紹介された市内の土地を購入

土地は、4台分の駐車場を確保したかったため「100坪以上」、かつ「全員の勤務先に近い立地」が条件でした。日当たりも気になりましたので、周辺に高い建物が建つ心配がないか、事前に確認しましたね。エリアは、夫の勤務先がある土岐市に限定。工務店さんが2~3ヶ所紹介してくださった中で、広さと場所と値段のバランスが良かった場所を選択しました。国道に出やすく利便性が高いところに惹かれました。

リビングのシーリングライトは照明モードが多彩。「映画観賞用や勉強用など、様々なシチュエーションに応じて色味を選べるので便利です」
リビングのシーリングライトは照明モードが多彩。「映画観賞用や勉強用など、様々なシチュエーションに応じて色味を選べるので便利です」

固定ながら抑えた金利の【フラット35】S

私は当時、金融機関に勤めていました。住宅ローンは、自社で取り扱うアルヒ株式会社の【フラット35】Sを選択。金利上昇のリスクを考えると、「固定金利しか考えられない」と考えていましたし、金利優遇がある【フラット35】Sは魅力的な商品でした。

借り入れから3年半ほどで、借り換えを決意。半年ほど金利をチェックし続け、ホームページ上で毎月シミュレーションを行いました。100万円ほどメリットが出るタイミングで実行。月々の返済額は3,000円程度増えましたが、借入期間を数ヶ月短縮できたので良かったです。今後はボーナスを貯めて繰り上げ返済を行い、借入期間をもっと短縮したいと思っています。

雨樋から水を分岐させて貯める、雨水貯水タンクを設置。家庭菜園の水やりなどに活用している。「水道代を軽減できています」
雨樋から水を分岐させて貯める、雨水貯水タンクを設置。家庭菜園の水やりなどに活用している。「水道代を軽減できています」

プロのアドバイスには従うべき!?

新居は完全分離型の二世帯住宅。1階に親世帯の2LDK、2階には子ども部屋が2つと寝室、夫が強く希望した書斎とLDKを設けました。

実は、後悔しているところがありまして、工務店さんから「パントリーを広くしてミセスコーナーにしては?」と提案していただいたのに、自ら却下してしまったんです。当時は「それよりもリビングを広くしたい」思ったのですが、新居が完成してから「提案を受け入れておけば良かった」と感じました。リビングで夫が寝転んでいると居場所がなくなりがちですし(笑)、ちょっとしたアクセサリーや雑貨を作る趣味を楽しむスペースとしても、あれば便利だったなと思います。

ダイニングテーブルの上部に配置した照明は、工務店のカタログから可愛らしいものをチョイス。「照明はLEDで統一しているので、電気代をかなり抑えることができました」
ダイニングテーブルの上部に配置した照明は、工務店のカタログから可愛らしいものをチョイス。「照明はLEDで統一しているので、電気代をかなり抑えることができました」

全館空調により、どこにいても一年中快適

全館空調を取り入れたので、一年中とても快適。ドアを開けた瞬間から夏は涼しく、冬はポカポカです。お客様や配達員の方などが、入った途端に「うわぁ」と驚いてくれます。室内温度が一定なので、子どもの沐浴をするにも、風邪をひいたり、汗疹ができたりする心配がありません。現状にすっかり慣れてしまいましたから、設備が故障した時が怖いですね。子どもが家の外で気温の変化に順応できるか気になってしまうほど(笑)、快適に過ごしています。

屋根には4.1kwの太陽光パネルを搭載。さすがに二世帯分の光熱費は賄いきれませんが、工務店の試算よりは発電できています。快適なだけでなく、経済的でエコな住まいに満足しています。

白を基調とした落ち着いた雰囲気の外観。太陽光パネルを設置して全館空調を入れるため、モーターの設置場所を考慮しながら屋根勾配を決めたという。
白を基調とした落ち着いた雰囲気の外観。太陽光パネルを設置して全館空調を入れるため、モーターの設置場所を考慮しながら屋根勾配を決めたという。
(最終更新日:2019.10.05)
※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。

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