ご夫婦のセカンドライフを見据え、マイホームの購入を決めたIさん。50代目前でも無理なく返済できる価格や駅近という条件に加え、北海道ならではの住宅事情もあったようです。家探しから住宅ローンに対する考え、DIYで住み心地を高めた現在まで伺いました。

■プロフィール
名前・性別 Iさん 男性
年代(購入時) 40代後半
職業・業種 事務職・IT
雇用形態・年収 正社員・450万円
家族構成 夫婦
勤務地・通勤時間 北海道札幌市中央区・20分
社会人歴・転職回数 27年・2回
勤務先の社歴(ローン実行時) 3年
■購入物件情報
物件所在地 北海道札幌市白石区
アクセス 札幌市営地下鉄東西線「白石」駅 5分
物件種別・間取り 中古マンション・3LDK
購入価格
頭金
1,930万円
930万円
住宅ローン 全期間固定金利型(【フラット35】)
住宅ローン 返済額
返済期間
月3万4,000円(ボーナス払いなし)
30年
引越し前の所在地 北海道札幌市白石区
購入前の家賃・間取り 7万3,000円 2LDK

50歳を目前にマイホームの購入を検討

札幌市営地下鉄東西線「白石」駅から徒歩2分の分譲マンションで1年ほど暮らしました。駅から近く、利便性として上々でしたが、築25年程度の物件で、湿気に悩まされる日々でした。クロゼット内の洋服や靴箱の靴がカビしてしまう状況でした。
今まで住宅を購入したことはなかったのですが、50歳を目前に控え、老後に持ち家がないことに不安を覚え始めました。両親はまだ元気ですが、病院のお世話になる機会も増えてきましたので、実家へ気軽に顔を出せる場所にマイホームを構え、生活の基盤を固めたいと思うようになりました。

希望は雪かきの手間が掛からず、日当たり良好の住まい

まずは物件情報が掲載されているフリーペーパーで、地下鉄東西線沿線の駅近マンションをチェック。約半年の期間で、15軒ほどの物件に足を運びました。子どもがいないので「資産を遺す」という感覚はなかったこと、妻がDIYを得意としていることから、中古物件を中心に見学しました。自動車を利用していませんので、「最寄り駅から徒歩10分以内」という立地が大前提でしたね。
また、「雪に悩まされない立地」も大きな条件でした。両親と戸建てで同居していた時期があるのですが、北海道という土地柄、大雪の際は早起きして除雪の必要がありました。雪かきをしないと会社に行けず、辛かったですね。地下鉄沿線で幹線道路が近いと定期的に除雪される傾向にありますので、そういった立地を中心に探しました。妻が専業主婦で日中から家にいるため、日当たりの良いところが良かったですね。

和室には、Iさんご夫婦自ら木目調の壁紙を張った。長押(なげし)にはコートかけを設置して、洋服を掛けやすいように配慮。畳の床にはカーペットを敷き、洋室の装いに仕上げた。「寝室として活用しています」。
和室には、Iさんご夫婦自ら木目調の壁紙を張った。長押(なげし)にはコートかけを設置して、洋服を掛けやすいように配慮。畳の床にはカーペットを敷き、洋室の装いに仕上げた。「寝室として活用しています」。

駅近ながら眺望の開けた中古マンションを購入

一度、大手不動産会社が分譲する4LDKのマンションを購入しかけたことがありました。しかし、オール電化のため、電気代が月2万円ほどかかります。東日本大震災以降、北海道の原子力発電所は稼働していませんので、どうしても電気代が嵩みます。ライフラインを1本に絞ることにも抵抗があり、購入を取りやめました。
最終的に購入を決めたのは、小高い山を臨む眺望の良い物件。最寄り駅から徒歩5分の立地ながら、南に公園、東に自動車学校という立地で周囲に高い建物が建つ心配がないところが決め手でした。築22年ということで、極度に古過ぎず、価格は値頃感があるところも良かったです。
リフォームをする前提でしたので設備面はさほど気にしませんでしたが、前居で湿気に悩まされていたので、風通しをチェックしたり、不動産会社の方に話を聞いて確認したり、納得をしてから決断しました。

キッチンの床には塩ビシートを敷設し、清掃性に配慮。老朽化していたキッチンは一新している。「収納が多くて使いやすいと妻が喜んでいます」。
キッチンの床には塩ビシートを敷設し、清掃性に配慮。老朽化していたキッチンは一新している。「収納が多くて使いやすいと妻が喜んでいます」。

手元に現金を残すため、住宅ローンを活用

購入した物件は1,930万円。全額キャッシュで支払うことも考えましたが、住宅ローン金利がとても低い時期でしたので活用することにしました。“老後破産”にならないよう、手元に現金を残した分で、投資信託や株などの資産運用をしたいと考えました。
家探しと同時並行で、どのように借り入れをするか考え始めていました。常に金利を気にしなければならない変動金利よりも固定金利にした方が、余計な気を遣わずに返済できるというのが私の結論です。メガバンクやネットバンクも検討しましたが、【フラット35】で有名なアルヒ株式会社に落ち着きました。
60~65歳の間に正社員を卒業することになりますので、今後は状況を見ながら、繰り上げ返済も考えて行こうと思います。

北側の居室には、お気に入りの小物を飾っている。「妻は手芸全般が得意。バッグやブーケは妻が作った物です」。
北側の居室には、お気に入りの小物を飾っている。「妻は手芸全般が得意。バッグやブーケは妻が作った物です」。

できるところは自分たちでリフォーム

購入後は、早速リフォームに取り掛かりました。リフォーム業社は5社程度で相見積もりをとった中で、フィーリングが合い、コスト面でも納得できる業者を選定しました。2週間ほど掛けて、一通りの設備や壁、フローリングも一新。300万円ほど掛かりましたが、給湯器は半年に1回のバーゲン時期に購入する、一部をDIYにするといった工夫をしてコストダウンに努めました。
壁紙を張ったり、襖の柄を洋風にしたり、セルフリフォームにした箇所が多く手間はかかりましたが、コストを抑えつつ、自分たちの個性を感じる空間にできたので、頑張って良かったです。

和室とリビングを隔てる襖に壁紙を張り、装いを新たに。「イギリスのワインラベルの柄で、妻が選びました」。
和室とリビングを隔てる襖に壁紙を張り、装いを新たに。「イギリスのワインラベルの柄で、妻が選びました」。

抜群の住環境で、好きなものに囲まれて暮らす

購入した住戸は10階建ての3階。エレベーターでも階段でも昇降できて便利です。大手が手掛ける物件ということもあり、築年数が経っている割には共有部のメンテナンスが行き届いていています。室内は日当たりも眺望も良く、自分たち好みにリフォームをしましたので、マイナスポイントは今のところ、どこにもありませんね。
引っ越して以来、親や妻の友人などを招き、家で交流する機会が増えました。妻は友人と趣味の話を楽しんでいるようです。
私は普段、神経を使う仕事をしているのですが、家にいる時間はゆったりと休息できて快適です。駅から近く環境も良く、この物件が買えなかったらこれほどの住環境は得られなかったと思います。いい買い物ができました。

夫人が作ったドールハウスをディスプレイ。「20年ほど前から作り続けています。ドールハウスのサイズに合う棚をインターネットで探して購入しました」。
夫人が作ったドールハウスをディスプレイ。「20年ほど前から作り続けています。ドールハウスのサイズに合う棚をインターネットで探して購入しました」。

 

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