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40代半ばまで賃貸暮らしを続けてきたBさんは、10年ほど前からマイホーム購入に向けて気持ちを温めてきました。資産価値や災害リスクも考慮しながら、Bさんが選んだ住まいとは? 詳しいお話を伺いました。

■プロフィール
名前・性別 Bさん 男性
年代(購入時) 40代後半
職業・業種 建設業・営業
雇用形態・年収 正社員・800万円台
家族構成 本人
勤務地・通勤時間 東京都港区・
社会人歴・転職回数 23年・0回
勤務先の社歴(ローン実行時) 23年
■購入物件情報
物件所在地 東京都港区
アクセス JR山手線、京浜東北線「田町」駅 10分
物件種別・間取り 新築マンション・2LDK
購入価格
頭金
5,000万円
なし
住宅ローン 全期間固定金利型(【フラット35】S)9割+変動金利(半年型)1割
住宅ローン 返済額
返済期間
月16万円(ボーナス払いなし)
32年
引越し前の所在地 東京都港区
購入前の家賃・間取り 1LDK

Bさんの【後編】を見る>>

<前編>

暮らし続ける間に変化した周辺環境

港区・山手線内側の賃貸マンションに10年ほど住んでいました。通勤にもプライベートにも便利、入居時点で築4~5年と新しくてグレードも高く、住み心地が良かったですね。ただ、細長い形状の部屋で個々の居室としては使いづらく、結局は引き戸を開けたままワンルームのようにしていました。

また、向かいがコインパーキングで視界が開けていたのですが、2年位でビジネルホテルが建ったんです。日当たりが悪くなり、ホテル側からの視線も気になるため、窓やカーテンを閉めっぱなしの生活になってしまいました。

購入したのは住戸数800戸以上の大規模タワーマンション。東日本大震災を踏まえ耐震性能を重視した安定性の高い建物形状で設計されたそう。「免震構造や様々な防災機能を備えていることが、購入の決め手の一つになりました。」
購入したのは住戸数800戸以上の大規模タワーマンション。東日本大震災を踏まえ耐震性能を重視した安定性の高い建物形状で設計されたそう。「免震構造や様々な防災機能を備えていることが、購入の決め手の一つになりました」

10年を経て再びチャンス到来!?

その当時から持ち家に住みたいという気持ちがあり、芝浦アイランドや品川の分譲マンションを申し込んだのですが、抽選に当たらず購入に到りませんでした。当時はマンション市場が高騰していた時期で、新たに販売される物件の価格上昇について行けず購入意欲が減退。そうこうしているうちに、地方のプロジェクトに関わることになり東京を離れていました。

また東京に戻り、東日本大震災の後にマンション探しを再開したものの、これといった良い物件が見つからなかったのですが、アベノミクスとオリンピック効果で再びマンション価格の上昇が報じられるようになりました。10年前に経験したのと似たような気配を感じ、「この機を逃すと、また10年くらい買えなくなるかも」と焦りましたね。それに、今まで払い続けてきた家賃の総額を考えると、もう時間を無駄にはできないと思いました。

大きな庇のあるエントランスのデザインが、Bさんのお気に入り。「夜の帰宅時などに明かりの灯った風景を見る度に『頑張ってこのマンションを買って良かった』と思います。建物の周囲に植えられた樹木も四季折々の表情を楽しませてくれます」。
大きな庇のあるエントランスのデザインが、Bさんのお気に入り。「夜の帰宅時などに明かりの灯った風景を見る度に『頑張ってこのマンションを買って良かった』と思います。建物の周囲に植えられた樹木も四季折々の表情を楽しませてくれます」

利便性が高いエリアの新築マンションを検討

これまでの約10年間で、新築・中古あわせて70~80件位の物件を見てきました。しかし、中古は条件の良い部屋が売りに出るとあっという間に買い手がついて、私のスピード感ではとても追いつかないので、途中からは新築マンションに限定しました。不動産情報サイトや新築マンションの情報誌をチェックして、今回の物件購入に到る最後の約1年だけでも新築のモデルルームを20件位は見たと思います。

マンション選びに当たって、第一の条件は、通勤利便性の高い立地。具体的には勤務先までの通勤時間30分以内で、JR線の浜松町・田町・品川・大崎・五反田・目黒・大井町あたりのエリアが希望でした。

経済的な面では、私は地方出身でリタイア後に地元へ帰る可能性もあるため、将来売却をすることになっても資産価値が下がらないことも大切でした。 また、住宅ローン控除等の恩恵を得られるよう、住戸面積が「50平米以上」で予算内に納まることも条件でしたね。

エントランスからエレベーターホールにかけてのアプローチはまるでホテルのような洗練された空間。「コンシェルジュカウンターがあり、ガードマンも立っていますので、セキュリティ面でも非常に安心できます」。
エントランスからエレベーターホールにかけてのアプローチはまるでホテルのような洗練された空間。「コンシェルジュカウンターがあり、ガードマンも立っていますので、セキュリティ面でも非常に安心できます」

免震構造の必要性を痛感

もう一つ、免震構造であることも絶対条件でした。実は、東日本大震災の際、私が住んでいたマンションに夜遅く帰ったのですが、かなり細長い建物だったせいか相当に揺れたようで、部屋の入り口そばの本棚が倒れて中に入れず、窓ガラスにベッドがぶつかって割れ、室内は落ちたものが散乱していて、一晩中片付けに追われて寝る事が出来ませんでした。それ以来、将来東京に地震が来る時の備えとして、より耐震性の高いマンションに住みたいと思うようになりました。

その後、とあるマンションのモデルルームを見学した際に、地震の揺れを軽減する「免震装置」を体感できるイベントが行われていました。そこで、同じ地震の強さでも耐震構造と免震構造とでは建物の揺れ方が全く違うことを実感し、「購入するなら免震構造のマンションにしよう」との思いを強くしました。

田町駅東口では大規模な再開発が進行中。港区のスポーツセンターや区役所支所等の「みなとパーク芝浦」、広尾から移転してきた有名な産婦人科の「愛育病院」、「芝浦公園」などが相次いでオープンし、新しい区立小学校の建設も計画されている。
田町駅東口では大規模な再開発が進行中。港区のスポーツセンターや区役所支所等の「みなとパーク芝浦」、広尾から移転してきた有名な産婦人科の「愛育病院」、「芝浦公園」などが相次いでオープンし、新しい区立小学校の建設も計画されている。

過去の経験からマンション選びの極意を学ぶ

マンション購入に向けて活動し始めた頃には、大きな買物なので失敗したくないと、マンション選びの関連本を何十冊も読み込んでいました。しかし、かえって雑多な知識が必要以上に付いてしまい逆効果でした。 というのも、情報誌や新聞の折込み広告で新しいマンションを見つけると手当たり次第にモデルルームへ行ってみるのですが、「この物件は○○が良くない」「この内容でこの価格は割高すぎ」などと粗探しばかりして買わない理由を確認して満足する、みたいな状況に陥ってしまったんです。(苦笑)

そんなことを何回も繰り返すうちに、その手の本は「理想のマンションの条件」や「マンション選びのチェックポイント」がひととおり列挙してあるだけで、全ての条件を完璧に満たしていてしかも割安なんていう物件は、実際にはまずあり得ない、という事にやっと気が付きました。 そこで、これだけは譲れないという優先条件は何かを考えて「立地」「資産価値」「免震」の三つに決め、それ以外の条件は満たしていればより好ましい、満たしていなくても受け入れられるかどうか、をチェックするようにしました。

また、ネットの掲示板等の評判やマンション評価サイトも気になりがちですが、これも自分と同じ価値観とは限らない一部の人の個人的な意見に過ぎない、と気持ちを切り替えて受け流すように努めました。

こうして、「そもそも新しい家を買って何を実現したいのか?という本来の目的を明確にする。」「そのために必要な優先度の高い条件を絞り込む。」「それ以外のチェックポイントは許容範囲かどうかで評価する。」「他人の情報や意見ではなく自分自身で実際に確認し判断する。」という、自分なりのマンション選びの基本原則が定まり、それに従って行動できるようになりました。

駅前では、再開発の第二弾である「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」が進行中。2019年には大規模複合施設が完成予定だ。「駅直結の歩行者デッキが整備されれば、マンションの近くまで雨の日も傘なしで歩けます。現在は大きなクレーンが鉄骨を組み立てている真っ最中。生活圏内の風景がどんどん変わり、暮らしやすくなっていきます。その様子を日々リアルに感じられることも、このエリアならではの醍醐味ですね」。"
駅前では、再開発の第二弾である「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」が進行中。2019年には大規模複合施設が完成予定だ。「駅直結の歩行者デッキが整備されれば、マンションの近くまで雨の日も傘なしで歩けます。現在は大きなクレーンが鉄骨を組み立てている真っ最中。生活圏内の風景がどんどん変わり、暮らしやすくなっていきます。その様子を日々リアルに感じられることも、このエリアならではの醍醐味ですね」

【後編を見る】港区・田町駅近くの新築マンションで、都心暮らしを満喫>>

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