約9割が「老後の経済力」を不安視。働く女性のお金事情に関する意識調査

女性の社会進出や活躍の広がりを受け、インヴァランスは首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、栃木、茨城)在住の20~30代の社会人女性600名を対象に「働く女性のお金事情に関する意識調査」を実施した。(実施期間は2016年8月26~29日)。

「お金に関する情報をどのように収集していますか?」という質問では、最も多かったのが「インターネット」78.5%、次いで「テレビ」40.7%、「家族に聞く」27%と続いた。自ら足を運んで収集している人は1割程度で、女性はお金に対して受動的な姿勢が明らかとなった。

「“お金に関する情報”を正しく理解している自信がありますか?」という質問では、「自信がある」と回答した人はわずか11.8%にとどまり、全体の約9割が「老後の経済力」について不安があると回答した。また、「老後に毎月必要だと思う金額」についての調査では、全体平均で216,367円という結果になった。

「現在“資産運用”をしていますか?また、どのような形で行っていますか?」という質問では、全体の約半数が「資産運用をしている」ことが判明。なかでも「預金による資産運用」が38.2%と多く、「株式投資」12%、「投資信託」9.5%と続いた。「不動産投資」などの実物資産での運用は3.8%で、注目されてはいるが、少数派である実態が明らかになった。また、「現在の貯金額」についての調査では、首都圏の平均が4,731,074円で、居住エリア別では栃木が最も多かった。

「あなたが投資を始めたきっかけは何ですか?」という質問では、「就職」が29.5%で最も多く、平均では約23歳という結果に。世代別で見ると、20代は「就職」や「家族にすすめられて」が上位にきている一方、30代では「資金に余裕ができて」「老後に不安を感じて」が上位にあがった。

「“男性におごられてキュンとする金額”はどれくらいですか?」という質問では、平均は12,047円で、金額帯では「5,001円~10,000円」が37%と最も多く、「1,001円~5,000円」が33%と続いた。また、「男性におごられて“思わず引いた”経験」についての質問では、全体の23.7%が「経験がある」と回答。「クーポンを使われた」「少額でドヤ顔された」など、男性には厳しい意見が多く見受けられた。

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(最終更新日:2019.10.05)

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