不動産投資に興味がありますが、何からはじめたらいいのかわかりません。自己資金なしでもできるものなのでしょうか。ローンについても詳しく教えてください(40代/男性/会社員)

購入する物件に対する評価などによって一概には言えませんが、自己資金をほとんど使わずに不動産投資を始めることができるケースもあります。投資用に限りませんが、不動産を購入する場合には物件価格以外に諸費用がかかります。その諸費用のために借りられるローン(諸費用ローン)も存在するため、実質的に自己資金がなくても始められるケースもあります。一方で頭金を多めに出すことでローンの金利が下がることもあるため、手持ちの資金にゆとりがある場合には、自己資金を使うことも並行して検討すると有利でしょう。

不動産投資を始めるにあたっては、セミナーや書籍、実際にやっている人に話を聞くなどして情報を集めることがおすすめです。購入を検討しているエリアでは物件がいくらくらいで販売されているのか、また家賃はいくらくらいになるのかなどを、物件情報サイトで検索し、おおよその値頃感を掴んでおくことも判断の助けになります。

物件を探し始めると、設備の豪華さや立地のブランド価値などに注目してしまいがちですが、重要なのは「その物件を所有して、自分にどんなメリットが得られるか」です。ブランドエリアでなくても販売価格が妥当で、多くの人に手が届きやすい家賃で賃貸に出しても運用が回るようであれば、オーナーとしては悪くない物件となることもあります。
一般的には賃貸の需要がなくなりにくく人気のあるエリアだと物件価格は高くなり利回りは低くなりがちです。そのため、人気の少ないエリアで低価格の物件を運用して高い利回りを目指すという方法もあります。比較的安心して不動産投資を行いたい人は利回りが低くても人気のあるエリア、空室対策のリノベーション(手作り含む)を検討する、ちらしの作り方を工夫する等、ある程度不動産投資に手間をかけても高い利回りを目指したい人は価格の低い物件と、自分が求める運用スタイルによって相性の良い物件の傾向が違います。

不動産投資に求める運用スタイルを整理して、相性の良い物件を絞り込み、物件価格の値頃感が見えてきたら始めやすくなるでしょう。

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この記事の筆者
風呂内亜矢 ファイナンシャル・プランナー

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)、宅地建物取引士 IT企業に勤めていた26歳のとき、貯金80万円で自宅用としてマンションを衝動買いしたことをきっかけにお金の勉強と貯金を始める。現在はテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。 著書に『貯金80万円、独身の私にもできた! 自宅マンションを買って「お金の不安」に備える方法』『デキる女は「抜け目」ない(あさ出版)』がある。

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