住宅購入していない既婚者に調査! 住宅購入したいと思いますか?

住宅購入のタイミングは人それぞれですが、結婚や出産、子どもの進学などで住宅購入を考える人も多いでしょう。今回は既婚者で住宅購入していない人に「住宅購入のタイミング」についてアンケートをとってみました。

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【質問】

既婚者で「住宅購入をしたことがない方」にお聞きします。住宅を購入したいと思いますか?

【回答数】

はい:58
いいえ:42

老後のためには自己保有の物件が必要!?

アンケートの結果、6割近くの方が“住宅購入をしたい”と回答しました。

・現在は賃貸で毎月約7万程度支払っています。払い続けて10年になりますが10年で840万支払われています。賃貸は気楽ですが最終的に自分のものにならないので、いずれは購入したいと思っています。(40代/男性/その他専門職)

・賃貸住宅に住み続けるのは老後の収入を想像すると難しいと思い始めた。(40代/男性/会社員)

・自分の好きな間取りとかを考えられるから。あとは固定資産税など、今の自宅は高めなので自分が老人になって払っていけるか分からない。(30代/男性/会社員)

・個人事業主なので賃貸に家賃を払うよりも、資産として使える住宅を購入したいです。(30代/男性/自由業・フリーランス)

・今は、転勤があるので住宅購入は無理だが、夫が定年したら、定住地がほしいので購入したい。(30代/女性/契約派遣社員)

・家は無いほうが自由な気もしていたのですが、結局子どもが小学生になると、より安定を求める結果、買えるものなら家はあったほうがいいなと思いました。(30代/女性/会社員)

・自分のマイホームにはあこがれます。子どもが広い場所へ行くと喜んでいるのを見ると、賃貸の狭い部屋だとかわいそうだなとも思うので。(30代/男性/会社員)

・住宅を購入するにあたり家族が喜び子どもに財産として残せると思います。また賃貸住宅と違い、家族で家をカスタマイズできそれぞれの家庭にあった住みやすい家ができると思います。家は安らぎの場でもある為、家庭一つ一つの形が再現できるからです。(30代/男性/会社員)

アンケートの意見で多かったのが、賃貸のままだと老後も支払えるか不安、子どものために資産を残したいという意見です。支払いの不安を抱えたまま年齢を重ねるよりも、資産となる住宅購入を選びたいと思っている方が多いことが伺えます。住宅ローンなら払い終わりがありますが、賃貸だと一生涯払い続ける必要があることから、住宅購入した方が老後のことを考えると安心ということではないでしょうか。

近所のトラブルを避けたい! 何かあっても引っ越しやすい賃貸

今回のアンケートでは、約4割の方が“住宅購入をしたいと思わない”との意見でした。

・住人トラブルが生じた際に、すぐに引っ越せないので、購入するつもりはありません。(40代/女性/自営業(個人事業主))

・近所の住人は選べない。赤子、子ども、犬、学校、公園、商店、等うるさいと引っ越すことができる。(40代/男性/公務員)

・ライフスタイルに合わせて、住むところを変えたほうが、効率的だと思うから。購入に特にこだわりはなくてもいいと思います。(50代/男性/会社員)

・余計な税金を払いたくないのと、余計な保険に加入したくないから。メリットを何も感じない。(40代/男性/会社員)

・住宅購入は人生のなかで最大の買い物だと思うが、生涯住むことを意図して購入しても、自然災害や老朽化など思わぬことが起こって将来的にどうなるか分からないし、かなりリスクの伴う買い物だから。賃貸で十分。(40代/女性/その他専門職)

・維持費を考えれば、住宅を購入してしまうと、税金やリフォーム代などのお金がかかります。震災があり、住宅が震災や火災などで無くなってしまうことも懸念されるからです。(40代/男性/公務員)

・年代によってライフスタイルが変わったり、仕事先も変えてきたため、仕事上アクセスの良い街に住むため賃貸を選択しています。またいろいろな街での生活も楽しみたいという思いもあるため賃貸派です。(40代/女性/契約派遣社員)

近所の方とのトラブルがあった時に引っ越しにくいとの理由から、住宅購入は避けたいとの意見がいくつか見られました。購入した物件だと、嫌な近所の方でも、ずっと付き合っていかなければなりません。近所の方との関係で悩むよりも、嫌なら引っ越せるという選択肢があると、気楽に暮らせる部分もあるのではないでしょうか。またライフスタイルに合わせて、住むところを変えたいとの声もあります。家族が増えるまたは子供の成長や独立などによって、ライフスタイルは変化します。そのようなライフスタイルの変化に柔軟に対応するために、賃貸は有効なのかもしれませんね。

状況に合わせて家を選ぶことが大切!?

住宅購入と賃貸には、それぞれの物件ならではの良さが伺えます。どちらが優れているというのではなく、それぞれの家族の状況に合わせて、どのような家で暮らすか考えていくのがいいのかもしれませんね。

■調査地域:全国
■調査対象:30~59歳の住宅購入していない既婚者100人
■調査期間:2016年8月09日~2016年8月25日
■有効回答数:100サンプル

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(最終更新日:2019.10.05)
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