高級住宅街として有名な「田園調布」昔から多くの人の憧れの街となっているこの街には、どんな歴史があるのでしょうか? ARUHIマガジン編集部が調べてみました。

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ヨーロッパをモデルにつくられた街

日本を代表する美しくて閑静な高級住宅街「田園調布」は、大正時代に開発された街です。イギリスやフランスの都市構造の影響を受けた実業家・渋沢栄一が1918年に設立した「田園都市株式会社」によって、ヨーロッパの街並みを再現した都市計画が進められました。田園調布の特徴でもある駅を中心として放射状に広がる並木道は、パリの凱旋門周辺を参考にしていると言われています。当時としては先進的な住宅開発と鉄道の整備が同時に行われ、都心へのアクセスもしやすい快適な住宅街となりました。1922年の分譲当初から著名人が邸宅を構えていましたが、1923年に起こった「関東大震災」後の復興期には富裕層が次々と移り住み、日本屈指の高級住宅街へと成長を遂げました。

 

ステイタスを維持しながら進む開発

現在では田園調布駅が地下化し街並みも変わりましたが、田園調布らしさを保ちながら開発が進んでいます。かつて線路があった場所には、街の景観に溶け込んだ高級ショッピングセンター「東急スクエアガーデンサイト」がつくられました。街のシンボルとして親しまれていた赤い三角屋根が特徴の田園調布の旧駅舎は、老朽化により一時取り壊されましたが、住民たちの強い要望で2000年に地下駅への連絡口として同じ場所に再建されています。かつてにぎわいをみせていた「多摩川園」と呼ばれる遊園地跡は、その一部が「田園調布せせらぎ公園」として整備されました。都内では貴重な自然の湧水があり、緑豊かな空間は住民たちの憩いの場となっています。
また、田園調布には「田園調布会」という自治会があり、「田園調布憲章」によって住宅建築の際の最低敷地面積や建物の高さ、街づくりに関しての規定が定められています。そのような厳しい規則や住民の努力が、田園調布の安全性の高い住環境、緑の多い街づくり、ブランド力の維持につながっているようです。

(※写真はイメージです)

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