IT×住宅不動産!スマホを使った鍵「スマートロック」が標準仕様の住宅を販売開始!

クリーンエネルギーとリアルエステート(住宅・不動産)テックで理想のライフスタイルを提供するフィットは、Qurioが開発した「Qurio Smart Lock(キュリオスマートロック)」を標準仕様とした住宅の販売を進めていく方針を発表した(フィットは「Qurio Smart Lock」を2016年7月に販売予定)。

スマートロックとは、スマートフォンからの鍵の施錠・解錠を可能にするデバイス。アプリを起動し、出てくる画面のボタン操作で簡単に鍵を開けることができる。アプリ内で設定をすれば、帰宅した時に自動で解錠するという機能がβ版として備わっている。

気になるセキュリティについては、メールやメッセージアプリでURLを送信することで「鍵の権限」を簡単に共有できる。鍵の利用は承認制なので、万が一間違えた場合も安心。また鍵の施錠や解錠は履歴を参照できるので、いつ誰が使ったが分かる仕組みになっている。さらに鍵を紛失した際の合鍵の作成や鍵の受け渡しが不要なのも便利なところだ。また、「鍵の権限」については、時間帯や日程が細かく設定でき、一定時間が経過すると自動的に鍵が閉まるオートロックシステムも付いているので安心。「Qurio Smart Lock」とスマートフォンの間ではBLE(Bluetooth Low Energy)を利用した独自のセキュリティ技術(特許出願中)で強固なセキュリティを実現している。

設置は特殊な粘着シートで貼り付けるだけで工事は不要。国内主要メーカーの多くの鍵に設置が可能だ。また、電池はCR123Aというリチウム電池2本を試用、予備で2本を挿入すると最大で600日連続稼働が可能で、電池切れの前にはスマートフォンに通知が来るシステムになっている。

導入の背景としては、20~30代の若い世代が多い同社が、主婦や子育てファミリー層の「帰宅時に鍵を探すのに手間取る」「荷物を持っていたり、子供を抱いていると施錠が解錠が大変」という声を受け導入した。さらにフィットでは、賃貸事業も行っているので、内観見学時の鍵の受け渡しの時間短縮にもなる。ニーズの高まっている民泊事業にも幅広い活用が見込まれるため、積極的に取り入れていく予定だ。

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(最終更新日:2019.10.05)
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