半数以上の家庭は夏のボーナスと無縁! 用途は貯蓄&ローン返済がメイン

国内最大級の電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」を運営する凸版印刷は、同サービスを利用する全国の既婚女性30,067名を対象に夏のボーナスに関する意識調査を実施した。ちなみに三菱UFJリサーチ&コンサルティングが今年4月に実施した「夏のボーナス見通し」によると民間企業のボーナス支給額は2年ぶりに増加し、一人当たり平均35万8,409円(前年比+0.5%)」と予想されている。

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まず、直近1年間の景気について聞いたところ、主婦の約8割は「収入が減少、もしくは変わらない」「家計は楽になっていない」と回答。主婦の51%が「ボーナスが出る見込みはない」と回答しており、半数以上の家庭ではボーナスがないという厳しい実態が浮き彫りとなった。ボーナスが出る家庭のボーナスの支給見込み額は「20~30万円未満」が19%と最も多く、次いで「10~20万円未満」16%、「30~40万円」14%と続く。一方でボーナス希望額は「40~50万円未満」が16%と最も多く、支給見込み額と希望額には大きな差があることが明らかになった。

次に誰のためにボーナスを使うかを聞いたところ、1位は「家族全員」64%、2位は「子供」16%と回答。また、使い道については、1位「貯蓄」28%、2位は「ローン・借入金の支払い」23%と、昨年度のアンケート調査結果から変化はなかった。ボーナスを自由に使えない状態が続いているなか、「理想の使い道」を聞いたところ、本心としては「旅行・レジャー」26%、「外食」8%など家族全員で楽しみたいと考えていることが分かった。

約7割の主婦がボーナスの使い道を「支給日前に考え始める」と回答しているが、昨年度の「Shufoo!」のチラシ閲覧傾向では支給後に増加しており、具体的な使い道は支給後に決めていると推測される。また、主婦の約3割のみが夏休みのお出かけに「ボーナスを使う」と回答。用途は「国内旅行」が28%と最も多く、次いで「帰省」13%と泊まりでのお出かけに使う人が多いことが分かった。

最後に、お財布の紐が堅い主婦も、ボーナス時には“プチ贅沢”をするか聞いたところ、約4割が「普段はしないが、ボーナス時期はする」と回答。その理由は、1位「自分へのごほうび」45%、2位「ストレス解消」24%だった。またプチ贅沢の用途は、「外食」が圧倒的に多く、その他の回答でも食にまつわるプチ贅沢が多いことも分かった。

※「凸版株式会社 『Shufoo!』調べ」

■調査概要
□調査エリア:全国調査
□対象者:「シュフーポイント」会員(10代から60代までの女性)
□調査期間:2016年6月6日から12日まで
□調査方法:インターネットリサーチ

(最終更新日:2019.10.05)
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