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家を買うということは、その後も家族として長く暮らしていくことをある程度想定して買う人が多いでしょう。しかし結婚したカップルの2割以上が離婚をすると言われる現代では、家の購入後に離婚をしたという人も、珍しくはないようです。そこで家の購入後に離婚し、その後の住宅ローン返済などの問題がある中、家をどのように元夫婦同士で扱っているのかを聞いてみました。

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 平等に「売却」をして、「財産分配」をする家庭が大半を占める

回答の傾向では「売却した」、「二人で分配」、「夫がそのまま住む」、「離婚の慰謝料に譲る」等があげられました。具体的な回答をご紹介します。

【売却した】

・財産分与という事で私の名義でもあったのでそのままもらったのですが、気持ち悪くて売却しました(30代/女性/会社員)

・私の弟がアパート住まいだったので、話したところ買ってくれるというので引き取ってもらいました。(30代/女性/専業主婦)

・思い出を残したくないので、売却してお金にしてスッキリしました。(30代/男性/会社員)

・彼との思い出が詰まっているので、住めないと思い、売りに出した。(20代/女性/専業主婦)

・売った。一人で住むのには広いしかといってそのままにするのも嫌なので。(20代/女性/専業主婦)

・住宅ローンの返済と養育費が重なり、やむを得ず売却したが本当に悔しい思いをした。(40代/男性/会社員)

・売りました。直ぐに売れて後始末が早かったです。タイミングですね。(40代/男性/自営業(個人事業主))

・良い思い出もあるけど、思い出したくないこともあるので売りました。(20代/女性/専業主婦)

・結婚して買った住居は売却して、慰謝料の支払いに充てることにしました(50代/男性/会社員)

【二人で分配した】

・二人で話し合いをして現金をもらう人と家をもらう人で分けました。(30代/女性/無職)

・財産分与のために高額で買い取ってもらい、その金額を分け合った。(40代/女性/専業主婦)

・二人とも住んでいません。貸家にして人に貸しています。その不動産収入は折半です。(40代/女性/専業主婦)

・夫婦の共有財産だったので売却して、入ってきたお金は元嫁と折半した。(40代/男性/会社員)

・いろいろと面倒くさいので離婚して買った家は売り払って分割しました。(30代/男性/会社員)

・新築で注文住宅で買ったため買い手が予定より早く見つかり売却して財産分与になりました。(40代/女性/パートアルバイト)

最も多かった回答が「家を売り払ってそのお金で住宅ローンを返済する、分配する」というものでした。お互いに特に原因がない場合は平等にこの手段を取ることが多いようです。

「住宅資金を自分が出した」「家の名義が夫だから」などの理由で夫がそのまま住んでいるケースも

【夫がそのまま住む】

・そのまま自分が住んでいる。すべて自分で金を出したし、向こうの浮気が原因だったので慰謝料も不要だったから。(30代/男性/パートアルバイト)

・離婚調停の結果、住宅ローンを払い続けながら住むことになりました。(60代/男性/自営業(個人事業主))

・買った家はいまも住んでいますよ、財産を分ける必要が無かった離婚原因だったので。(30代/男性/会社員)

・家の住宅ローンを払っていたのは夫一人なので、私が出て行き、家にはその夫が住んでいます。(30代/女性/専業主婦)

・旦那の名義で買ったので、旦那に渡しました。買う前や買う時に話はしませんでしたが、自分の中で離婚した時は旦那の物になる事を承知していました。(30代/女性/無職)

・家は相手が全額出して相手の名義にしていたので、一切揉めなかった。家を売って折半することはなく、自分はそのまま家を出た。(40代/女性/その他専門職)

・旦那に渡しました。一緒にいたくなかったし、ほかの場所に住みたかったから。(40代/女性/その他専門職)

・当時共働きでお互いのお金はお互いで管理していました。離婚当時わたしが出て行きましたので、元夫がそのまま、住んでいました。離婚の話になった際、家はどうするのかと聞いたのですが、自分が買った家だから売りたくないとのことでした。更にその後再婚して今の嫁と子どももそこに住んでいると知り合いに聞きました。(30代/女性/専業主婦)

・家の名義は連名で、住宅ローンは私が連帯保証人というカタチでした。元夫と居たくなくなった為の離婚でしたので、家は住宅ローンをセットで置いてきました。ただ、名義変更の手続きを済ませてしまった後、銀行から「一括返済せよ」との連絡があり、困りました…。(40代/女性/専業主婦)

その次に多い回答は「夫が支払いをしていたので、夫が住み、妻が出て行く」というものでした。家の購入は夫名義で、実際の支払いも夫がすることになるので、そのまま妻は権利もなく出て行くしかないということも多いようです。妻が専業主婦の場合は、妻側はこうせざるを得ないかもしれませんね。

離婚原因によっては「慰謝料代わりに譲渡した」という声も

【離婚の慰謝料に譲る】

・妻にあげました。離婚の理由が私にあったため、慰謝料として渡しました。(50代/男性/公務員)

・夫からの慰謝料の一部として受け取り、私と子どもが住むことにしました。(50代/女性/専業主婦)

・離婚の原因は自分なのでカミさんと子どもに差し上げました。もうきれいさっぱりです。(50代/男性/契約派遣社員)

・離婚の慰謝料としていただきました。家には私と子ども達と一緒に住んでいます。(20代/女性/専業主婦)

・しっかり私が住んでいます。住宅ローンは夫名義で払ってもらっています…。(40代/女性/パートアルバイト)

・旦那の浮気で離婚しました。子どもたちがずっと住みたいと希望したので、慰謝料がわりに住宅ローンは元旦那が払い続けています。税金等は私が支払っていますが、名義変更等は手をつけていないので、今後揉めないように話し合ったほうが良いですね。(40代/女性/パートアルバイト)

・離婚の際に相手方の資産と認定されたので自宅の所有権を放棄しました。(30代/男性/会社員)

・買った家は元妻にあげました。離婚に至ったのはわたしの不徳の致すところなので。(40代/男性/無職)

・慰謝料として家をもらいました。住むことに関しては一生困りません。(30代/女性/パートアルバイト)

また、離婚の原因が片方にある場合は「慰謝料代わりに譲渡する」というケースもありました。基本的にはお金を払う方が強く、離婚の理由を作った方が弱いですが、大抵の家庭では平等に双方に分配されていると言えそうです。

「妻がそのまま住み続けている」という少数意見も。子どもの有無も影響?

【妻がそのまま住む】

・私の場合は子どもがいるので、買った家に住んで旦那に養育費と家のローンを払ってもらっています。子どもがいるといないとで大分かわってくると思います。(20代/女性/無職)

・夫と相談した結果。夫は出て行って、子どもと私(母)は、そのまま使用しています。(40代/女性/パートアルバイト)

・そのまま普通に住んでいた。物も前の夫の趣味や私物が残っている状態。再婚し、その家にそのまま住んでいるが相手に嫌がられている。(40代/女性/専業主婦)

・妻である自分が残りの住宅ローンを支払っていくことで家をもらった。が、住宅ローンの関係上名義変更ができないので家の名義は元夫のまま。(30代/女性/専業主婦)

・嫁の実家から借金をして買いましたので元嫁の名義になっています。残念ですが私は捨てられました。(60代/男性/無職)

・私が住んでます。旦那だった人が浮気して勝手に出て行ったんだから当然でしょう。(30代/女性/パートアルバイト)

・旦那が出て行く形で離婚だったのでそのまま自分が住んでいます。(20代/女性/無職)

・相手と相談して、自分の方が家を貰いました。理由はあまり言いたくありませんが、自分の主張は間違えていなかったので。(30代/女性/パートアルバイト)

少数意見として挙げられたのは、「妻がそのまま住む」というケースでした。子どものために母と住む場合や、夫が出て行ったため住んでいるなどの声がありました。

家は売却しやすい財産なので、もしものために買っておくと良い?

今回のアンケートでは、大半の夫婦が売却を行い、お互いに平等になるように分配をしているという傾向が見て取れました。どちらかに落ち度のある離婚というのは意外と少なく、お互いに妥協点を探り分配しているケースが多いのでしょう。
財産の分配という意味では現金を二分割するのが一番確実でしょうが、家も売却がしやすい資産として、持っておくと離婚時に分配がしやすいと言えそうです。
一度買った以上離婚しないことこそ最も良いでしょうが、家を買っておけば現金化もしやすいので、離婚後の生活で現金がなく生活もままならないという自体も、夫婦互いに防げそうです。

■調査地域:全国
■調査対象:住宅購入後に離婚経験のある男女
■調査期間:2016年6月10日~24日
■有効回答数:100サンプル

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