【住宅購入者100人に聞いた】住宅ローンを選択するなら下調べが重要!? 経験者の意見とは

住宅ローンは借りる金額が大きく支払う利息も多いので、実際に住宅ローンを組むときに、「どの金融機関で借りようか」「金利タイプはどうしようか」「商品どれにしようか」など、悩む人も多いはず。そのため、しっかり調べて自分に合うローンを見つけたいものです。
今回は住宅購入者100人にアンケートを実施して、住宅ローンを選択する際にどのように情報を調べたのかを聞いてみました。 
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【質問】
“住宅ローン”を選ぶ際、調べるためにご自身で活用した媒体および情報網について教えてください。(複数回答可)

【回答数】
インターネットを活用し、ホームページ、ブログ、口コミサイトなどのWeb媒体で調べた:63%
親、友人、先輩など、住宅ローン借り入れ経験のある身近な人に相談して話を聞き調べた:40%
住宅を購入した不動産会社の担当者に相談し調べた:31%
銀行などの金融機関に直接相談し調べた:19%
住宅ローンセミナーや住宅ローン相談会などに参加し調べた:13%
雑誌、週刊誌、新聞などを購入し、紙媒体で調べた:12%
お金のプロであるファイナンシャルプランナーに相談し調べた:8%
特に調べなかった:8%
その他:2%

今やWeb媒体を駆使しての情報検索は当たり前? 大多数はネットで徹底調査!

1番多かった意見は、「インターネットを活用してWeb媒体で調べた」でした。

・各金融機関の金利を調べて、借り換えた場合のシミュレーションはWebで行うのが簡単だったから(30代/男性/会社員)
・インターネットで、ホームページ、ブログ、口コミサイトの情報を調べましたが、それが一番役立ちました。(30代/男性/自営業(個人事業主))
・一番役に立った媒体はインターネットで住宅ローン金利を比較できるサイトを元に、自分に有利な銀行を選びました。(40代/男性/会社員)

情報を簡単に収集できる点や最新の情報を得られる点がWeb媒体の強みですね。最近では各金融機関の住宅ローンを比較した分かりやすいサイトもあるので、皆さん積極的に活用しているようです。また住宅ローンを利用した人の口コミなども参考にしている人もいました。無料で好きな情報だけを得られる気軽さが支持されているようです。

信頼できる家族や友人の意見を聞いて納得!

2番目に多かったのは、「家族や友人など経験のある身近な人に聞く」という意見でした。

・金融関係に勤務している友人に相談しました。住宅ローンを返済済みの両親の話も参考になりました。(30代/女性/公務員)
・信頼でき、なおかつ住宅ローンの借り入れ経験のある友人に情報をもらいました。身近な身内よりも客観的な意見や生活レベルも自分と近かったので参考になりました。(40代/女性/会社員)
・信頼できる家族や友人に相談するのが一番です。見ず知らずの他人の意見は信頼できません。(20代/男性/契約派遣社員)

自分ひとりで調べても専門的で分からないこともありますよね。個人によって事情も異なるため、自分を一番理解してくれる家族や、信頼できる友人に相談する人も多いようです。素人であっても経験者の話は参考になりますし、何よりも自分の益だけを優先させてアドバイスしてくれるので安心ですね。

住宅購入後はそのままローン相談もできてスムーズに

3番目に多かったのは、「不動産会社の担当者に相談した」という意見でした。

・不動産会社と、自分が使っていたメインバンクはつながりがあったようで、おすすめの商品をすぐに教えてくれました。(40代/男性/会社員)
・不動産担当者なら数々の経験やつながりがあるので何でも聞きやすかったし懇意の金融機関を紹介してくれました。(20代/女性/会社員)
・不動産会社の担当者は、過去に何件も住宅ローンを取り扱っているプロだったので、どうしたら返済金額が安く済むかいろいろアドバイスをくれたから(40代/女性/会社員)

住宅を購入した場合、住宅ローンについても同じ不動産会社の担当者と話をする方も多いようです。この回答を選んでいる人は、担当者が親身になってくれたり、適切なアドバイスをしてくれたりと担当者に好意的なイメージを持っているようです。

まだまだある! 徹底調査に欠かせない要素とは?

4番目に多かったのは「金融機関で直接相談した」という意見でした。次いで「セミナーやファイナンシャルプランナーを利用した」という意見でした。また「調べなかった」という人もいました。

・一番役に立った媒体は、金融機関に直接相談して調べたことです。やはり、住宅ローンのプロフェッショナルに話を聞くのが一番正確で手っ取り早いと感じたからです。(30代/女性/会社員)
・住宅ローンセミナーや相談会へ参加しました。住宅メーカーの方やファイナンシャルプランナーの方、不動産業者の方など様々な方の視点から話を聞けてとても勉強になりました。(20代/女性/会社員)
・ネットで相談を申し込みし、実際にお金のプロであるファイナンシャルプランナーの方に何度も相談をしました。(30代/女性/公務員)
・調べるには時間と手間があるので、面倒くさくて何も調べませんでした。(30代/男性/会社員)

直接金融機関の窓口に行って相談するという意見も比較的多かったです。間に人を介せずに直接貸し手と話をする方が、交渉やプランの作成がスムーズなのでしょう。また行動力のある人は、セミナーやプロに相談して決めています。大切な買い物ですので慎重に徹底的に調べている様子が分かりますね。

メリットとデメリットを見極めて、自分に合った選択を!

住宅ローンを組む場合でも、数多くの選択肢があり、各金融機関によってもプランが違ってメリットとデメリットがあります。アンケートを実施してみると、多くの人はネットを中心に情報を収集したり、プロや経験者に相談したりして慎重に住宅ローンを組んでいるようです。住宅ローンはその後の生活にも影響を与える重要な要素ですので、有用な情報を見極めて失敗しない選択をしたいものですね。少し時間を取って調べてみるだけで住宅ローンに対する理解も深まるので、納得した上で大きな決断をすることができるでしょう。

アンケート実施概要
■調査地域:全国
■調査対象:【年齢】20歳~49歳の男女(住宅購入経験者)
■調査期間:2016年4月8日~2016年4月22日
■有効回答数:100サンプル

(最終更新日:2019.10.05)
※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。

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