住宅購入経験者100人に聞く。住宅ローンの借り入れで一番悩んだことは?

人生の中で大きな買い物をする場面はいくつかありますよね。家電製品や車、結婚指輪もそうかもしれませんが一番大きな物と言えば「家」なのではないでしょうか。マイホームを検討する場合視野に入れるのが住宅ローンですが、お金の借り入れが関わることなので相応の悩みも出てくると言えるのかもしれません。
そこで今回は、住宅購入経験者に「住宅ローンを検討時に悩んだことはある?ない?」というアンケートを行ってみました。

【質問】

住宅ローンを組む際に、悩んだことや戸惑ったことはありますか?

【回答数】

はい:83
いいえ:17

返済していけるか…金利はどうなのか?

アンケートの結果、約8割の方が「悩んだことがある」と回答する結果となりました。
みなさんの“お悩み”をいくつかご紹介します。

・35年ローンだったので、そんなに長く払い続けることができるのかと、悩みました。(30代/男性/会社員)
・払い終わるのが63歳だったので、定年後にかかっていたことがとても不安でした。(30代/女性/専業主婦)
・将来病気などで、本当に今のまま返済できる収入をキープすることができるのか不安。(30代/男性/会社員)
・自営業なのでもしも事業が上手く行かなくなったら返済が出来なくなるのではないかという怖さを感じた。(30代/女性/自営業)
・変動金利にするか固定金利にするか悩みました。現在は低金利ですが、どれくらいの期間でどの程度金利が上がっていくのか納得のいくまでシミュレーションをして決めました。(30代/女性/専業主婦)
・金利を、固定金利にするのか、変動金利にするのか、その時決めなくてはいけなかったけれど、その後長い目で経済がどうなっていくかなんてわからないので、かなり悩みました。(30代/女性/会社員)

「期間中に完済出来るのか」という悩みを挙げた人が複数みられました。住宅ローンは比較的長い期間をかけて返済していく傾向から心配とされる意見なのがうかがえます。定年後となるとこれまでの収入が途絶えてしまいますので、繰上返済を考慮していても組む際の不安要素となり得てしまうのではないでしょうか。
次に「固定金利か変動金利の選択」についての回答がいくつかありました。変動金利の場合は、金利の変動により増減し、総返済額が異なってきますので現状からどちらを選ぶのが最善かを見極めるのは難しいようです。

その他、「審査」「借入額」「頭金」「商品」などさまざまなお悩みの声が挙がりました。

・住宅ローンの審査に本当に通るかどうか心配でした。年収の査定が気になりました。(30代/男性/会社員)
・借入額に悩みました。借入額が少ない程、当然負担は軽いのですが、手持ちがあまりになくなるのも不安だし、借入額が増えると負担増になるので悩みました。(40代/男性/会社員)
・多額の負債を抱えるので、リストラや退職リスクが怖かったので月額を低く設定しました。(40代/男性/会社員)
・返済出来るか不安だったので悩みました。頭金をいくら払うか、いくらのローンを組むのかなどを悩みました。(20代/男性/会社員)
・とにかく色々な商品がある中で、どれにしようかというところで悩みました。(50代/男性/会社員)
・どこがお得か。また特約が銀行によって違うので、少しでもお得になるところはどこか考えた。(30代/女性/会社員)
・まずどこの銀行のローン金利が安いのかで迷い、ローン自体の種類でも選択に迷いました。(40代/女性/専業主婦)

 

悩み続けても仕方ない? 悩まないように決める!

対照的に「悩んだことはない」という方は2割ほどいらっしゃいました。

・親切に丁寧に色々と詳しく教えてくれたから、悩んだことは全て解消された。(20代/女性/公務員)
・前職が不動産業だったので基本的な知識はあったので困らなかったです。(30代/男性/会社員)
・マンションが提携していた銀行が決まっていたので、悩むことはなかった(40代/女性/専業主婦)
・不動産会社が利率の低い銀行を3社選んで、審査の通りやすい順に手続きしてくれたため。(40代/男性/会社員)
・別に月々支払いをすればいいだけなので悩むことは全くないです。(30代/男性/会社員)

悩んだことがない回答ではさまざまな意見が挙がりました。丁寧な説明を受けたという回答からは少しでも不明な点は詳しく教えてもらい、不透明な部分を残さなかったようです。自身が不動産職に携わった経験がある場合は、基本知識に加えローンの組み方や細かな仕組みについても精通されているのかもしれませんね。また選択が限られていた意見には現在での選択枠の広さがうかがえます。支払いを決めた時点で返済していくのは当然のことなので、悩む必要がないと考えるのも頷けますよね。

 

お金が絡むので疑問は残さず不安は最小限に!

今回のアンケートの結果からは8割以上の人が住宅ローンについて何かしらの悩みを持っている傾向が見受けられました。中でも大きな悩みとなっているのは完済できるかという点のようです。毎月収入を得ながら返済していくので万が一を想定してしまうのかもしれません。自分に合った返済方法を見極め疑問点はそのままにせず、全て明確にした上で住宅ローンを組むのが大切なのではないでしょうか。

アンケート実施概要
■調査地域:全国
■調査対象:【年齢】20歳~49歳の男女(住宅購入経験者)
■調査期間:2016年02月02日~2016年02月16日
■有効回答数:100サンプル
(最終更新日:2019.10.05)

この記事が気に入ったらシェア