【体験談】中国出身の夫婦、都内に3,000万円中古マンションを購入(前編)秋葉原・上野に近い利便性重視の物件

■プロフィール
名前・性別 Sさん 男性
年代(購入時) 30代後半
職業・業種 SE・IT
雇用形態・年収 正社員・400~600万
家族構成 夫婦+猫2匹
勤務地・通勤時間 東京都港区・30分
社会人歴・転職回数 9年・4回
勤務先の社歴(ローン実行時) 1年
■購入物件情報
物件所在地 東京都台東区
アクセス 東京メトロ日比谷線/入谷駅 約5分
物件種別・間取り 中古マンション・2DK
購入価格
頭金
約3,000万円
900万円
住宅ローン 全期間固定金利型(【フラット35】)
住宅ローン 返済額
返済期間
月7万円(ボーナス払いなし)
35年
引越し前の所在地 神奈川県川崎市
購入前の家賃・間取り 9万円 1K

中古マンションの購入を決めたSさんご夫婦。お住まいの川崎市内で物件探しを続ける中で、上野や浅草まで徒歩圏内の物件と出会うことに……。その経緯を伺いました。

<前編>

結婚=住宅購入!?

私たち夫婦は中国出身。中国では、結婚することと住宅の購入はセットで考える風潮があります。私の出身地である上海など都市圏では特にその傾向が強く、結婚が決まった段階で、マイホームの購入を視野に入れていました。
また、元々神奈川県川崎市のマンションに2年くらい暮らしていたのですが、2人で1Kの間取りは明らかに手狭。頭金さえ用意できれば、家賃よりも月々の支払いを抑えつつ、もっと快適な環境で暮らせるのではという想いもありました。

1年をかけて20軒以上のマンションを検討

検討した予算は3,000~4,000万円程度。購入をするなら元々住んでいた川崎市に限らず “都内に通勤しやすい立地”ということを最優先に考えていました。また、限られた予算で「戸建て」を購入しようとすると、駅近の物件は少なく、最寄り駅から離れた立地の物件になってしまうので、駅近を優先するため「マンション」に照準を絞って探しました。
まずは、当時暮らしていたJR川崎駅周辺で、新築マンションと中古マンションの物件を探し始めるところから家探しをスタート。インターネットで物件を探し、気になる物件を見つけたら、掲載している不動産会社に連絡するというサイクルで、1年くらいかけて20軒以上のマンションを見学しました。

グレーやブラウンのタイルを3色張り分けた、シックな外観。築年数が浅いため、最新の耐震基準に適用している。
グレーやブラウンのタイルを3色張り分けた、シックな外観。築年数が浅いため、最新の耐震基準に適用している。

条件に合う物件を発見するも?

見学をした中には、購入を決めかけた物件もありました。多摩川が近く自然を間近に感じられる環境と、川崎駅が利用しやすい立地。築10年を超えていましたが、駐車場付き、3DKで2,500万円程度と割安でした。しかし、購入に向けて銀行に住宅ローン審査を申し込んだところ、私が契約社員だったため、申し込みまで難航。その間に、他の人に買われてしまいました。
その後も10軒以上の物件を見ましたが、駅から15分ほど歩かなければいけない物件ばかり。妻が難色を示しまして(笑)。購入には至りませんでした。

川崎から都内へ。入谷で駅近の物件と出会って

川崎駅周辺の物件をひたすら探し続けている中で、東京メトロ日比谷線「入谷」駅近くの物件と出会ったのは偶然でした。上野にある不動産会社を訪れた時に、川崎エリアと上野エリアのマンション価格があまり変わらないことを教えてもらったんです。都内の物件には手が届かないと思っていましたが、調べてみると確かに、同じような価格帯の物件がたくさん見つかりました。
特に、不動産会社にお薦めしてもらった物件は、飲食店などの店舗が多い上野や、電化製品が充実した秋葉原が徒歩圏内。元々上野や秋葉原へ遊びに行くことが多かった私にとって、魅力ある立地でした。

スタイリッシュな印象のエントランスホール。大通りに面しているが、騒音はあまり気にならないそう。
スタイリッシュな印象のエントランスホール。大通りに面しているが、騒音はあまり気にならないそう。

時間を気にせずに暮らせる立地

都内のマンションは1軒しか検討しませんでしたが、築7年と比較的築浅で、駅からも至近。それなのに3,000万円と、格安の印象でした。大通りに面していて、多少騒音が気になる立地ではありますが、夫婦2人で暮らすのに大きな問題ではありません。もし、今後子どもが生まれたら買い替えを検討すれば良いと思ったので、生活環境はさほど重視しませんでした。
それよりも、飲食店が充実していることや、通勤距離がだいぶ短くなり、万が一終電を逃してもタクシーで帰れる利便性に強く惹かれましたので、購入を決めました。

(後編はこちら)親からの資金援助で負担を軽く>>

(最終更新日:2020.10.16)
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