住宅購入経験者男女100人に聞いた、購入した住まいの価格はいくら?

これからマイホームを購入したいと思っている人にとって、いざ家を買う際に予定している金額よりも予算が超えてしまわないか、気になることでしょう。また、実際に住宅を購入された方は“購入金額”と“当初の予算額”を比較すると、差はあったのでしょうか。今回は、「購入した住まいの価格」と「当初の予算額より増えたかどうか」について住宅購入経験者男女100人にアンケートを取ってみました。

【質問】

購入した住まいの価格について教えてください

【回答数】

2000万円以上3000万円未満:33%
1000万円以上2000万円以下:26%
3000万円以上4000万円未満:13%
1000万円未満:12%
4000万円以上5000万円未満:6%
5000万円未満6000万円以上:5%
8000万円以上:3%
6000万円以上7000万円未満:2%
7000万円以上8000万円未満:0%

アンケートの結果、2000万円以上3000万円未満の範囲の価格でマイホームを購入したという人が最も多い結果になりました。

【質問】

当初の予算より購入額は増えましたか?

【回答数】

いいえ:52%
はい:48%

マイホームのため予定の予算内に抑える努力をしている人は多い!

アンケートの結果、わずかながら住宅購入当初の予算は超えなかったという人の方が多い結果でした。

・あまり金額を高くしたくなかったのでいろいろしてみた結果、何とか予算内に収まりました(30代/女性/会社員)
・予定の購入額を変えずに探していった結果、条件に合う物件が出たときには即申し込みを入れた感じだったので、価格は妥協せずに買うことができました。(30代/女性/専業主婦)
・最初に考えていた新築物件から中古物件に変えたので、当初の予算額より購入金額は減りました。(30代/女性/自営業)
・費用が抑えられる工務店を選んだ上、知り合いの特別割引を利用したから予算以内に収まりました。(20代/女性/会社員)
・社員割引があったので、予算より少なく購入することができたのでよかったです。(30代/女性/会社員)

新築から中古に変更したという人もいたように、場合によっては最初の計画からは条件を変更するという選択をした人も見受けられました。一方で、金額の変更をせずに条件を満たす物件を探したり、工務店を選んだりしながら費用を抑えることに努力した人も比較的多いようです。さらに利用できる割引制度を賢く使ったという意見も複数みられました。

こだわりやオプションなどで予算オーバーになることも…

一方で、予算より実際の購入金額が増えてしまったという人も半数近くにのぼりました。

・いろいろオプションをつけたくなり、当初よりも予算がオーバーしてしまった。(30代/女性/会社員)
・実際に住宅を建てている最中に、いろいろ仕様の変更やオプション追加があったため当初よりちょっとだけ増額になりました。(40代/女性/自営業)
・当初考えていた予算では、望んでいる住環境(駅近、間取り、設備など)に全く手が届かないことが分かり、夫婦で熟考を重ねた結果、予算を上げざるを得ないということになりました。(40代/男性/会社員)
・よく住宅ローンの相場は年収の5倍までだと言われるらしいのですが、立地がどうしても譲れなくて予算よりちょっとオーバーしてしまいましたが、頭金があったこともあり審査が通ったので購入を決めました。(40代/男性/会社員)

予算をオーバーしたという人の中には、建築途中での変更やオプションなどを付け加えた結果、やはり費用が思った以上にかさんでしまったという様子がうかがえました。また立地や家に対するこだわりなどでどうしても譲れない部分があった場合、費用を抑えることよりもそのこだわりの方を優先させてしまったのかもしれませんね。

予算を優先して妥協するか、多少超えても理想を叶えるか…

アンケートでは住宅購入価格として2000万円以上3000万円未満を中心とした範囲に多く集まっているようでした。予算より購入金額を超えたかどうかについては超えなかった人の方が多いものの、ほとんど差が無いくらいの結果でした。もちろんこれから長く続く生活を考えると、無理をせずに予算内に収めることは大切かもしれません。しかし夢を叶えるマイホームだからこそ、譲れない部分もあることでしょう。どちらを優先させるかはその人によって違いもあるかと思います。妥協しても満足できるか、予算をどのくらいなら超えても大丈夫か、など様々なことを考慮に入れながら、理想のマイホーム購入に向けて計画を練ってみてはいかがでしょうか。

 

アンケート実施概要
■調査地域:全国
■調査対象:【年齢】20歳~49歳の男女(住宅購入経験者)
■調査期間:2015年11月24日~2015年12月08日
■有効回答数:100サンプル
(最終更新日:2023.04.20)
※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。

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