【東京都世田谷区・中古戸建て】リフォーム再生し、 家族5人で住むTさん~前編~

■プロフィール
名前・性別 Tさん 男性
年代(購入時) 40代前半
職業・業種 Webディレクター・広告
雇用形態・年収 契約社員・600~800万円
家族構成 夫婦+子ども3人
勤務地・通勤時間 東京都千代田区・50分
社会人歴・転職回数 18年・6回
勤務先の社歴(ローン実行時) 2年半
■購入物件情報
物件所在地 東京都世田谷区
アクセス
物件種別・間取り 中古戸建て・4LDK
購入価格
頭金
4,000万円台
1,000万円台
住宅ローン 当初固定金利型(固定金利期間10年)+全期間固定金利型
住宅ローン 返済額
返済期間
月13万5千円(団信特約付き・ボーナス払いなし)
30
引越し前の所在地 東京都世田谷区
購入前の家賃・間取り 17万5千円

3人のお子様とともに、貸家で暮らしていたTさん。「マイホームを購入する予定はなかった」というTさんに訪れた転機とは? 購入の経緯から、抑えた価格で購入する秘訣まで、お話を伺いました。

<前編>

きっかけは突然やってきた

元々は家族5人、貸家で暮らしていました。築40年近くで古びている部分はあったものの、立地にも間取りにも不満はなく、マイホームへの想いはさほど強くありませんでした。「東京の住宅は価格が高い」「転職回数が多いので住宅ローンを組むのが難しそう」という先入観がありましたし、「いずれは地元へ戻るかもしれない」とも考えていました。

そんな時、住んでいた貸家が家主さんの都合で取り壊すことになり、私たちも退去せざるを得ない状況になってしまいました。同じタイミングに、1人暮らしをしていた70台後半の母が実家を引き払うことに。同居の可能性も出てきました。

中古の戸建て物件に照準を絞る

始めは賃貸住宅も検討したのですが、夫婦と子ども3人、そして母も同居するとなると、4LDKは必要です。子どもたちが転校しないで済むように同じ学区内で探していたこともあり、条件に合う賃貸物件はほとんどありませんでした。「マイホームを購入した方が良いのかな?」と思い始めたのは自然な流れだったと思います。エリアも部屋数も譲れなかったので、マンションや新築の戸建てでは予算が合いませんでした。早い段階で中古の戸建て物件に的を絞って家探しを始めました。

タイムリミットがある中での家探し

貸家を取り壊すと聞いてから退去の期限まで、約7ヶ月。その間に中古物件を探し、リフォームもしたいと思っていましたので、時間との戦いでした。地元の不動産屋さんで張り出しを見たり、新聞折り込みをチェックしたり、インターネット検索をしたりする毎日。貸家と同じ学区の物件に絞って探していたので該当する物件は限られていましたが、20件程度の物件が気になり問い合わせをして、10件くらいの物件を見ました。購入した物件と出会ったのは、家探しを始めてから3ヶ月少々経った頃でした。

2階にある6畳の洋室はリフォーム済みなので手を入れない予定だったが、リフォーム会社さんが厚意で天井を張り替えてくれたそう。「写真は入居当日に撮影したものですが、子ども達は早くも寛いでいました(笑)」

状態の良い中古2階建てを購入

見つけたのは、最寄り駅からは徒歩15分の閑静な住宅街にある2階建て。貸家からは徒歩3分の場所にあり、注文住宅でこだわって建てられた物件で作りがしっかりしている印象でした。築26年なので老朽化している箇所はあるものの、あと20~30年は手を加えながら暮らせそうだと感じたことが購入の決め手になりました。

契約時には前の家主さんとお話をする機会があったのですが、とても家を大事にされてきたことが伝わってきて、第一印象に間違いはなかったと感じました。「ご近所さんはみんないい方ですよ」と声を掛けていただいたことも嬉しかったですね。

リビングダイニングには、夫人のこだわりで、照明の位置を状況に応じて変えられるダクトレールを設置した。

転職回数や雇用形態はローンに影響する?

転職回数が多く、当時は契約社員だったこともあり、ローンを組むことができるのかが懸念材料でした。しかし、仲介先に相談したところ、「提携のローン会社で対応できますよ」と言っていただき、その言葉通りにあっさりと審査に通ってしまい、ちょっと拍子抜けでした(笑)。コツコツ貯めてきたお金と、親からの援助でまとまった頭金が用意できたことも大きかったです。

(参考記事1:転職回数が多いけど、ローン組めるの?
(参考記事2:契約社員でも住宅ローンは借りられる? おすすめの住宅ローンは?

当時金利はとても安かったのですが、デフレ脱却でインフレを目指している中、変動を選ぶのは少し怖いと感じました。様々なシミュレーションをした結果、10年固定と30年固定を半分ずつ組み合わせることに。月々の返済額は前居の家賃よりも安く、無理のない額にできてよかったです。

【後編はこちら】リフォームには細部までこだわり>>

(最終更新日:2019.10.05)
※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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