窓リフォームにかかる費用の目安は? 補助金を活用して負担を抑える方法も

窓をリフォームすれば窓の機能性を高められ、住まいがより快適になります。窓リフォームを検討するなかで、具体的にどの程度の費用がかかるか気になっている人もいるでしょう。今回は、窓リフォームにかかる費用の目安や窓リフォームに活用できる補助金制度などについて解説します。

窓リフォーム費用の大体の目安は?

窓のリフォーム費用は、窓ガラスの種類、サッシの種類、リフォームする窓の数、工賃などによって変化します。戸建て住宅の窓リフォームをする場合、費用の目安は大体30万円前後です。

一つの窓のみのリフォームなら10万円未満で済む可能性もあります。複数の窓をリフォームするなら、20~40万円程度かかるでしょう。大きい窓を複数リフォームするとなれば、40万円以上かかるケースもあります。

窓リフォームに活用できる補助金とは?

国や自治体は、政策目標の実現を目的として、一定の条件を満たした人に補助金を給付する制度を設けています。

具体的には、2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにする目標が掲げられており、その実現に寄与する取り組みに対して補助金が給付されるようになりました。窓リフォームをすると住宅の断熱性が高まり、温室効果ガスの排出量抑制が期待できるため、国や自治体から補助金を受け取れる可能性があります。

ただし、補助金を受け取るための条件や申請期間などは、制度によって異なります。以下に具体的な補助金制度の概要を解説するので、参考にしてください。

国が実施している主な補助金制度

国はさまざまな補助金制度を実施しています。ここでは、窓リフォームに活用できる主な補助金の概要を紹介します。

既存住宅における断熱リフォーム支援事業
既存住宅における断熱リフォーム支援事業は、既存の戸建て住宅や集合住宅などの断熱リフォームを支援する事業です。対象となる製品があらかじめ決まっており、それを使用して窓リフォームをする場合に補助金を受け取れます。

既存住宅における断熱リフォーム支援事業の公募は「トータル断熱」と「居間だけ断熱」の2種類があります。たとえば「トータル断熱」の場合、補助の対象者は戸建て住宅や集合住宅の所有者などです。公募期間は2023年6月23日から8月10日までとなっています。補助額は以下のとおりです。

※補助対象戸数(A)、補助金上限額15万円/戸(玄関ドアも改修する場合は20万円/戸)(B)、高性能建材(ガラス・窓・断熱材・玄関ドア)による補助金額(C)とした場合、「(A)×(B)-(C)=LED照明の上限額」とする。 出典:公募要領(令和5年6月)トータル断熱 | 公益財団法人北海道環境財団

先進的窓リノベ事業
先進的窓リノベ事業を活用すると、既存の窓を断熱性能の高い窓へ交換するリフォームを行う場合に補助を受けられます。

この事業の目的は、窓リフォームにより、冷暖房費の負担を軽減したりCO2の排出量を削減への貢献をしたりすることです。戸建て住宅と集合住宅のいずれも対象となります。補助対象者、補助額、交付申請期間は、以下のとおりです。

※高い断熱性能を持つ窓への改修に関する費用の1/2相当等を定額補助(上限200万円)

リフォームに使用する対象商品が決まり、すでに工事に着手している場合は任意で交付申請の予約をすることも可能です。交付申請の予約をすることで予算が確保されます。交付申請の予約をする場合は、遅くとも2023年11月30日までに手続きが必要です。

交付申請期間の終了日は遅くとも2023年12月31日までとされているため、早めに申請しましょう。

出典:事業概要|先進的窓リノベ事業【公式】

こどもエコすまい支援事業
こどもエコすまい支援事業は、子育て世帯や若者夫婦世帯を対象にした新築住宅の取得やリフォーム(※1)に利用できる補助金を給付する制度です。子育て世帯とは2022年4月1日時点で18歳未満の子どもがいる世帯、若者夫婦世帯とは2022年4月1日時点で夫婦のどちらかが39歳以下である世帯を表しています。(※2)

※1.リフォームの場合は子育て世帯や若者夫婦世帯の方に限定されていませんが、この要件に該当する世帯は補助上限が引き上げられます。

※2.子育て世帯、若者夫婦世帯ともに、2023年3月31日までに建築着工するものについては、2021年4月1日時点の年齢が基準になります。

リフォームの場合、住宅の省エネルギー化を目的とする工事に補助金が支給されます。リフォームの場合の補助対象者、補助額、交付申請期間は、以下のとおりです。

※例外として、経済産業省および環境省が実施する「先進的窓リノベ事業」または経済産業省が実施する「給湯省エネ事業」において交付決定を受けている場合は、申請する補助額の合計が2万円以上であれば補助対象となります。

こどもエコすまい支援事業も、任意で交付申請の予約が可能です。申請期間は2023年11月30日までです。
先進的窓リノベ事業と同じく、交付申請期間の終了日は遅くとも2023年12月31日とされているため、利用を検討しているなら早めの申請がおすすめです。
なお、こどもエコすまい支援事業は先進的窓リノベ事業との併用はできません。

出典:事業概要|こどもエコすまい支援事業【公式】

自治体が実施している支援事業

自治体も、窓リフォームに活用できる補助金制度を実施しています。ここでは、東京都と埼玉県の支援事業を紹介します。一例として参考にしてください。

東京都:既存住宅における省エネ改修促進事業
東京都では、既存住宅の窓やドアなどの改修に対して費用の一部を助成しています。対象となるのは、東京都内にある既存住宅において、高断熱窓、高断熱ドア、断熱材を設置する工事を行った場合です。補助対象者、上限額、申請期間については、以下のとおりです。

既存住宅における省エネ改修促進事業を利用するには、工事前に申請を行い、交付が決定したうえで工事を行う必要があります。申請の手続きを済ませる前に工事をしないよう注意しましょう。

出典:既存住宅における省エネ改修促進事業(高断熱窓・ドア) | クール・ネット東京

埼玉県:埼玉県子育て世帯・移住世帯住宅省エネ化支援事業
埼玉県では、子育て世帯や移住世帯を対象とし、住宅を省エネ改修した場合にかかる費用の一部を補助する制度を実施しています。

対象となるのは、すでにご紹介した「こどもエコすまい支援事業」をはじめとする国の補助金制度を活用している改修工事です。補助対象者、補助額、申請期間については、以下のとおりです。

補助額は窓の大きさや省エネレベルによって異なるため、よく確認してください。また、申請期間が終了する前に予算上限に達すれば、予定よりも早く事業が終了する可能性もあるため注意しましょう。

出典:埼玉県子育て世帯・移住世帯住宅省エネ化支援事業

窓リフォームで補助金を活用する際の注意点

窓リフォームで補助金を受け取りたい場合には、気をつけたいことが何点かあります。まず、すでに触れているとおり、公募期間内であっても事業予算の上限に達すれば申請できなくなるため、早めに手続きをしましょう。

また、申請したからといって、必ず補助金を受け取れるわけではありません。補助金を受け取れる対象者の条件は制度によって異なるため、具体的な条件をよく確認してください。

まとめ

窓リフォームにかかる費用の一般的な目安は30万円程度です。ただし、窓ガラスの種類、サッシの種類、窓数などの条件によって、実際にかかる費用は変化します。

窓リフォームには、国や自治体が給付している補助金を活用できるケースも多いです。窓リフォームにかかる費用を大幅に節約できる可能性があるため、条件に当てはまる場合はぜひ活用を検討してください。

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