【自然も繁華街も楽しめる】移住におすすめ!大阪の魅力や支援制度を紹介

大阪府は日本を代表する大都市の一つであり、商業施設がとても充実しています。「食い倒れの街」ともいわれ、食事の場所にも困りません。一方で自然が多い地域もあり、のんびりとした暮らしを求める人にもおすすめです。この記事では、多くの魅力がある大阪府へ移住したい人に向けて、特徴や数々の支援を紹介します。

大阪府はどんなところ?

大阪府の面積は全国で2番目の小ささですが、人口の多さは東京都、神奈川県に次いで3番目で日本の人口の約7%が住んでいます。商業ビルが立ち並ぶ大阪市は本社オフィスを置く企業も多く、交通網が発達していることから、日本の中心都市の一つとして発展しています。

大阪府の歴史は深く、1万年以上も前から人類が住み、生活していたことが明らかになっています。古くは日本の政治・経済の中心地として発展し、17世紀に政治の中心が東京(当時の江戸)に移ってからは、全国の経済や物流をとりしきる場所として重要な役割を果たすようになり、天下の台所と呼ばれるようになりました。今でもたこ焼きやお好み焼きなどを名物とし、食を目当てに多くの観光客が集まっています。

気候は比較的温暖で過ごしやすいでしょう。ただし、都市部ではヒートアイランド現象が進んでおり、夜間でも気温が下がりにくくなっています。夏場は寝苦しい夜もあるかもしれません。

※参考:大阪公式観光情報「大阪ってどんなところ?」

地域別大阪府の特徴

大阪府は地域によって特徴が大きく異なります。ここではそれぞれの地域の特徴を解説します。

北部(豊中・池田・高槻エリア)
大阪北部エリアは繁華街とは少し離れ、ファミリー層に人気の場所です。豊中市、高槻市は大阪市へのアクセスもよく、ベッドタウンとして住宅が多くあります。ショッピングモールもそろっていて、毎日の生活に不自由しにくい場所です。箕面市は高級住宅街として有名で、美しい邸宅が並んでいます。

大阪北部エリアは自然が豊かで大きな公園もあるため、小さな子どもがいる子育て世帯が住みやすい地域でしょう。

北河内・中河内エリア
遊園地や博物館、歴史的な寺院など観光地が多くある場所です。大阪市と隣接している部分が多く、郊外でありながら首都圏のような場所もあります。しかし、大阪市よりも家賃は手頃で単身世帯にも人気が高いのが特徴です。

鉄道網が発達していることから大阪市内へのアクセスもよく、大阪市で働く人にとっても住みやすい場所です。

大阪市
大阪府の中心的な場所です。商業施設が集まっていて休日を楽しむ場所にも困らないでしょう。大阪市に本社オフィスを置く企業や、求人も多くあります。

繁華街があるためファミリー層は住みにくいのではないか? と思う人もいるかもしれませんが、小さな子どもがいる世帯でも十分に住むことができる場所です。図書館、博物館、科学館などの文化施設もそろっており、子どもの教育に力を入れる世帯にも人気があります。

南河内エリア
南河内には大阪府の約2割を占める農地があり、なす、きゅうり、カブや大根、ぶどうなどの果物、切り花などが栽培されています。山間部では林業が営まれており、府内随一の林業地域でもあります。このように、南河内は非常に自然が多い地域で、大阪府内で自然を求める人におすすめの場所です。

泉州エリア
海に面した部分が多い泉州エリアは海産物が豊富です。農地も多く野菜も多く採れるため、「大阪の食の台所」としても有名です。泉だこ、ワタリガニ、アナゴ、水なす、キャベツなどが有名で、こういった特産品を使用した料理を楽しめるお店も数多くあります。

また、紀州街道(熊野街道ともよばれる)信達宿本陣跡、山中渓旧街道などの有名なビュースポットも豊富で、写真が趣味という人にもおすすめです。

大阪府の移住支援・子育て支援

大阪府は人口が多く居住地としても人気が高いため、移住支援を行っている地域は限定的です。全域で行われている支援ではありませんが、大阪府内で行われている移住支援や子育て支援について紹介します。

和泉市南部地域等移住定住支援補助金
和泉市には、南部地域などへの移住・定住を支援するための補助金制度があります。

【対象地域】
・南横山小学校区
・横山小学校区
・松尾寺町、春木町、久井町、若樫町、春木川町の市街化調整区域に該当する地域

【対象世帯】
・2022年4月1日以降に対象地域へ移住、定住した世帯
・夫婦ともに40歳未満または中学生以下の子どもがいて、次のいずれかに該当している世帯
(1)対象地域外から対象地域内に移住した世帯
(2)対象地域内で居住地を移し、新たな世帯を構成することとなった世帯

【居住要件】
・世帯員の過半数が住民登録の日から5年以上継続して居住する意思がある
・地域行事に参加するなど住民と協調できる
・町会または自治会に加入する
そのほかの細かな要件についてはこちらを参照してください。

空き家バンク
大阪府では、「大阪版・空き家バンク」という府内の空き家情報が掲載されたサイトを運営しています。近年増え続けている空き家は、放置しておくと火事や倒壊などを起こしかねません。このサイトは、そういった社会問題を解決するためにあります。

空き家バンクは空き家を売りたい人、貸したい人の情報を提供し、家を必要とする人とマッチングする仕組みです。大阪府の空き家バンクでは、2023年2月現在226件がマッチングされています。

サイト内には空き家情報だけではなく、それぞれの地域の魅力や支援情報も掲載されています。そのため、大阪府の詳しい情報を知りたい人にもおすすめです。

若年世帯向け住宅取得補助金
地域によっては子育て世帯や若者夫婦世帯向けに、住宅取得のための補助金制度を設けています。

たとえば、大阪市では夫婦ともに40歳未満で婚姻届提出後5年以内の新婚世帯、小学生以下の子どもがいる子育て世帯を対象とし、住宅ローンの利子を年間10万円まで補助しています。

また、枚方市には40歳未満の夫婦世帯、18歳未満の子どもがいる世帯を対象に、1981年5月以前に着工された空き家を建て替える場合は最大100万円、耐震化リフォームでは最大185万円の補助金が出る制度があります。

子どもの医療費助成など
大阪府内ではほぼすべての市で子どもの医療費を助成しています。多くは所得制限なし(一部、0~12歳までは所得制限なしの自治体あり)で18歳までの子どもを対象としていますが、なかには中学校卒業するまで、という地域もあります。ただし完全無料ではなく、1日最大500円、月2日までの自己負担金が必要となる自治体が多いようです。

そのほか、認定こども園、幼稚園、保育所を通じた共通の給付、養育費の履行確保等支援事業など、さまざまな子どものための支援事業が行われています。

まとめ

大阪府は地域によってにぎやかな繁華街、豊かな自然、歴史が深い文化など多種多様なものが楽しめます。移住希望者によって移住の目的は異なるでしょうが、さまざまな特徴の地域がある大阪府であればマッチする人も多いのではないでしょうか。

主に40歳未満の若年層向けになりますが、移住支援を手厚く行っている地域もあるので、興味がある地域についてはぜひ調べてみてください。

~こんな記事も読まれています~

この記事が気に入ったらシェア