一人暮らしで体調不良になったときの対処法は? 準備したい物も解説

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一人暮らしの人が日頃から備えておきたいことのひとつが、突然の体調不良だ。自分一人でも早く回復できるよう、適切な対処法について押さえておきたい。
そこで今回は、一人暮らしで体調不良になったときに備えて、対処法や緊急時の相談先について紹介する。食料品や常備薬など、体調不良時の備えとして用意しておきたい物についても見ていこう。

一人暮らしで体調不良に陥ったときの対処法

体調不良になってしまったら、しっかりと体を休めながら水分や栄養をとることが基本。悪化させないための注意点や、救急車を呼ぶべきか迷ったときの相談先も確認しておこう。

十分な睡眠をとる
人間の体は睡眠中に代謝機能が活性化されるため、しっかりと睡眠をとることは体調不良の回復や免疫力の向上につながる。風邪の引き始めや発熱時は、十分な睡眠時間を確保して体を休ませたい。
また、普段から風邪予防の対策として、毎日6~7時間は寝るようにすることが望ましい。

水分と栄養を補給する
食欲がなかったり起きているだけでもつらかったりする体調不良時でも、水分と栄養の補給は欠かせない。水分が体に吸収されやすい経口補水液や、発汗によって失われるナトリウムも補給できるスポーツドリンク、ミネラルウォーターがおすすめだ。

症状によっては入浴を控える
入浴は体力を大きく消耗するため、発熱や下痢、嘔吐などの症状があるときは控えよう。汗を流すためにシャワーを浴びた場合も、湯冷めをしないよう十分に注意したい。
高熱など明らかに体調が悪いときは、シャワーも控えて安静第一で過ごしたほうが良い。

また、着替えで体温を調節するのも大切だ。寒気を感じるときは靴下をはく、上着を着る、毛布を増やすなどして体を温めよう。汗をかいて湿った服を着ていると体が冷えてしまうため、特に発熱時には、こまめに着替えることも忘れずに。

家族や友人に連絡しておく
一人暮らしで体調不良になったときは、万が一気を失ってしまった場合や急激に症状が悪化したときに備えて、家族や友人に連絡しておくことが大切だ。
「急に連絡がとれなくなったら確認に来てほしい」と伝えておくと、もしものときの早期発見につながる。日頃からコミュニケーションをしておき、緊急時に連絡がとれるようにしておきたい。

救急車を呼ぶ
一人暮らしで体調不良に陥ると、症状の程度によっては救急車を呼ぶべきか迷ってしまうこともあるだろう。
普段とは明らかに不調の度合いが違うと感じるときや、意識が遠のくなどの症状がある場合は「119番」に電話して、なるべく早く救急車を呼ぼう。

体調は悪いが救急車を呼ぶかどうか悩むときは、「#7119(救急安心センター事業)」に電話して相談するのもひとつの方法だ。医師や看護師によるヒアリングを通して緊急度を判断してもらえて、救急車が必要であればそのまま119番に取り次いでもらえる。また、受診可能な医療機関も紹介してもらえるため、どの病院に行くべきかわからないときも相談するといいだろう。
なお、「#7119」は、自治体によっては対応していないところもある点には注意してほしい。

一人暮らしの体調不良に備えてできること

一人暮らしで体調不良になったときの備えは、普段の生活の中で、少し気配りをしておくだけでできることも少なくない。続いては、体調不良に備えてどのようなことを準備しておけば良いのかを見ていこう。

近隣の病院の場所や連絡先を調べておく
自宅や職場からかかりやすい、近隣の医療機関を調べておこう。休診日にあたってしまう可能性もあるため、複数の病院をチェックしておきたい。次の情報をメモしておくと、スムーズに受診することができるだろう。

<近隣の病院や連絡先を調べる際のチェックポイント>
・夜間や休日もやっているか
・病院までのアクセス
・電話番号
・休診日

近隣のタクシー会社を調べておく
一人暮らしで体調不良に陥った場合、自力では医療機関まで行くのも難しくなることがある。近隣のタクシー会社も調べて、電話番号を登録しておくといいだろう。
最近はタクシーを呼べるアプリもあるため、インストールしておくのもおすすめだ。

利用しやすいネットスーパーを探しておく
体調不良時に飲み物や食品のストックが尽きてしまったときは、無理に買い物に行かずネットスーパーを利用するのもひとつの方法だ。スマートフォンから簡単に注文できるため、利用しやすいネットスーパーをチェックしておくといいだろう。

体調不良時に必要な物を用意しておく
体調不良時には、欲しい物や必要な物を購入するために出掛けるのが難しくなることもある。普段から下記のような物は、常に自宅に用意しておこう。

<体調不良時のためにそろえておきたい物>
・体温計
・使い捨てマスク
・冷凍食品やレトルト食品(数日分)
・総合感冒薬や解熱鎮痛薬
・冷却シートや氷枕
・緊急時用の現金

冷凍食品やレトルト食品は、保存期間の長いものを常に備蓄しておくようにすれば、体調不良時だけでなく災害時の備えにもなる。
また、すぐには医療機関にかかれなかったり、薬局に行けなかったりするときに備えて、総合感冒薬や解熱鎮痛薬も用意しておきたい。

近年はキャッシュレス化が進んでいるが、クレジットカードを利用できない病院もある。特に、夜間や休日に病院で受診した場合は、時間外料金や休日料金が加算される。さらに、状況によっては、タクシーも現金払いしか受け付けてくれないこともあるだろう。そのような状況に備えて、緊急時用の現金も準備しておくと安心だ。

一人暮らしの体調不良対策を見直してみよう

一人暮らしでの体調不良は不安な点も多いが、医療機関や利用できるサービスをあらかじめ調べておいたり、体調不良時に役立つ物を準備したりしておけば、万が一のときの安心につながる。
体調不良時の備えとして常備しておく食料品などは、災害時の備えになることもあるため、定期的に確認して、賞味期限が近いものは交換したり、備えが不足していたりすることのないようにしよう。

※この記事はREISM株式会社が運営するREISM Styleの記事を一部編集、転載しています。

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