【北海道の移住希望者必見!】北海道移住の支援や注意点など徹底解説

北海道は観光地としての人気が高い地域で、移住先として検討している人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、北海道へ移住したいと考えている人に向けて、北海道の環境や特徴などを解説します。

北海道が行っている移住支援も紹介するので、移住希望者はぜひ最後まで読んでみてください。

北海道の基本情報

まずは北海道がどのようなところか、基本的な情報を紹介します。

北海道の人口
北海道の人口は538万1,733人と日本の総人口の約4.2%を占めますが、土地が広大であるため、日本の都道府県のなかで人口密度は最も低い状態です。そのため、比較的広々と土地が使えています。

※参考:北海道「北海道データブック2021_人口・生活」

北海道の環境
北海道は亜寒帯気候の南限に位置しています。年平均気温は6~10度くらいで、日本のなかで一番気温が低い地域でしょう。冬場は大規模な積雪に見舞われますが、梅雨はなく台風の影響もほぼありません。

北海道のエリア別の特徴

北海道は土地が広大で、エリアによって特徴は大きく異なります。ここでは、北海道のエリア別の特徴について解説します。

道央エリア
北海道の中央から北西に位置する道央エリアは、札幌や小樽、ニセコなどがあります。札幌は北海道の中心都市であり、ショッピングや食事などができる数多くの店が集まっています。時計台や白い恋人パーク、サッポロビール博物館など、観光客に人気のスポットも多くあり、休日も楽しめる場所です。

また、スキーリゾートとして有名なニセコやルスツ、壮大な自然や温泉が楽しめる洞爺湖や登別など、アウトドア体験をしたり、体をゆっくり休めたりできるエリアでもあります。

道南エリア
北海道の最南端である渡島半島のあるところが道南エリアです。北海道のなかでは一番南側になるため、比較的温暖で積雪は少なめです。

道南エリアには、港町として栄え美しい街並みが有名な函館があります。北海道のなかで最初に開墾された土地であるため、歴史の深さが特徴的です。松前・江差・奥尻エリアでは、お城や老舗旅館など、歴史的建造物を楽しめます。

道北エリア
北海道の北部にある道北エリアは山が多く、北西季節風の影響もあるため、北海道のなかでも積雪が多い場所です。日本海側は豪雪地帯で、内陸部は-40度まで気温が下がることもあり、北海道のなかでも特に寒さが厳しいエリアです。

道北エリアは旭川動物園や上野ファーム、大雪山国立公園、ラベンダー畑で有名なファーム富田など、自然豊かな観光地がたくさんあります。

道東エリア
北海道の東側の約半分を道東エリアと呼びます。冬場の降雪量はさほど多くありませんが、フェーン現象により夏に猛暑日となることもあります。北海道内のなかでも寒暖差が大きな地域でしょう。

道東エリアには知床、網走、紋別、ホエールウォッチングができる羅臼などがあり、網走監獄、天に続く道などの観光地があります。

北海道の移住支援

北海道が行っている移住支援を紹介します。

オンライン移住相談
北海道は予約制のオンライン移住相談を行っています。希望日の5日前(土日祝日を除く)までに申し込めば、移住希望の市町村の担当者に対して、移住に関する質問ができます。北海道は広大で、それぞれの地域によって特徴がかなり異なるため、気になる移住先があるときには利用してみましょう。

移住のための現地ツアー
場所や地域にもよりますが、移住者に向けた現地ツアーを行っていることもあります。実際に2022年8月には道央にある安平町で、子どもがいる世帯向けにこども園の給食の試食などができる現地ツアーが開催されました。2022年9月にはせたな町と今金町で、オンライン移住ツアーが行われます。

北海道で働くためのオンラインセミナー
北海道では定期的に移住者向けのオンラインセミナーを行っています。今までも、北海道の町中や離島を紹介するもの、特定地域を紹介するもの、北海道での農業を紹介するものなど、さまざまなセミナーが開催されてきました。

こういった北海道移住希望者向けのオンラインセミナーの情報は、移住者向けのサイト「北海道で暮らそう」で紹介されているので、興味がある人はこまめにチェックしてみてください。

北海道移住応援カード
北海道への移住に興味がある人に向けて、北海道では「北海道移住応援カード」を発行しています。このカードに登録すると、北海道移住に関する情報が定期的に届けられるほか、北海道移住応援企画に賛同した企業で、割引サービスなどの特典が受けられます。登録料や年会費は無料です。

北海道へ移住するときの注意点

北海道に移住するときに注意すべき点について解説します。

土地が広すぎる
北海道は土地が広大で気持ちが良い点が魅力的ですが、その分基本的にどこへ行くにも時間がかかります。住む場所にもよりますが、ちょっとした買い物をするときも車が必要になる場合が多いでしょう。公共交通機関がそこまで発達していないため、基本的に車は必須です。

また、同じ道内であっても飛行機移動が必要になることもあります。

通信販売で送料が高い
通信販売などを利用するときに、販売店によっては北海道だけ送料がかかる、もしくは送料が上がることがあります。沖縄や離島以外から北海道へ移住すると、通信販売利用時の送料の高さに驚くことがよくあるそうです。移住前のように気軽に通信販売が利用できなくなるため、その点で不便になるでしょう。

場合によっては購入する品よりも送料が高くなることもあるため、よく通信販売を利用する人は注意が必要です。

気温の寒暖の差が激しい
北海道では夏場は涼しく過ごしやすいという印象を持つ人も多いでしょうが、道南リアなどは夏に35度を超える猛暑日になる所もあります。そのうえ、冬は豪雪や厳しい寒さに見舞われることもあり、1年を通して寒暖の差が激しい場所もあります。

北海道の気候に慣れていない人は、道南エリアや札幌市など、北海道のなかでも比較的過ごしやすい気候の場所への移住がおすすめです。

大雪に備えることが必要
場所にもよりますが、北海道に住むのであれば大雪対策は必須だと思っていたほうがよういでしょう。自宅の周りの雪かきのために、スコップや一輪車などの準備が必要です。また、積雪時にも移動できるように、冬用タイヤを備えた車や滑りにくい靴なども用意したほうがよいでしょう。

今まであまり雪が降らない地域に住んでいたのであれば、新しく準備しなければならないものが多くなります。

まとめ

北海道は食べものがおいしく自然が豊かで、魅力的な観光地もたくさんあります。札幌などの中心地では、何でもそろって便利でしょう。しかし、冬場は寒さが厳しく雪への備えが必要です。

また、北海道は同じ道内でも気候や特徴が大きく異なります。そのため、興味がある場所があるなら、該当地域の人に移住相談をしてみるとよいでしょう。オンライン相談会もあるため、積極的に利用してみてください。

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