【本当に住みやすい街大賞2022 in関西】第1位 西明石:「子どもを核としたまちづくり」を推進、新幹線で遠距離移動も快適な海辺の街

「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞」とは、理想ではなく、実際にその地域で“生活する”という視点から、「発展性」「住環境」「交通の利便性」「コストパフォーマンス」「教育・文化環境」の5つの基準を設定し、住宅ローン専門金融機関であるアルヒ株式会社の膨大なデータをもとに、住宅や不動産の専門家が参画する選定委員会による公平な審査のもと「本当に住みやすい街」を選定したランキングです。
今回は2022年8月に実施した「本当に住みやすい街大賞2022 in関西」にランクインした街について、それぞれどのような点が評価されているのか詳しく紹介します。

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西明石ってどんな街?

新幹線と新快速の停車駅であり、林崎・松江海岸など豊かな自然が身近にあるJR神戸線「西明石駅」(兵庫県明石市)。買い物施設が集結する駅周辺では複数の土地開発が進行中で、生活の利便性が向上しています。また、市独自の子育て支援策によってファミリー世代を中心に人口増加が続いており、今後の発展も期待されています。明石市の中心街がある明石駅まではJR神戸線で1駅の距離。観光スポットでもある淡路島にも近いという立地も魅力で、充実した休日が過ごせます。

【発展性:4.66点】再開発で活気づく駅周辺に日常生活を支える施設が増加

2010年より始まった「明石市中心市街地活性化基本計画」で、まず明石駅周辺の活性化が進められ、西明石駅の周辺でも同様のプロジェクトが始動しました。西明石駅前には「プリコ西明石」、徒歩約5分の場所には「ビエラタウン西明石」、さらに車で約10分の場所には「イオン明石ショッピングセンター」がオープンするなど、買い物施設は徐々に増えつつあります。今はまだ明石駅周辺のにぎわいには劣りますが、未開発の土地も多く残っており、将来性を感じるエリアと言えるでしょう。

JR西明石駅の東出口周辺は閑静な住宅地。現在、明石市とJRによる街の再整備が進められています

【住環境:4.08点】住宅地として長い歴史がある、利便性と自然が調和する場所

1946年に西明石駅が開業して以降、西明石エリアは住宅地として発展してきました。エリア内には農家建築の住居など歴史的建造物が現存し、それらが落ち着いた景観をつくり出しています。

駅から徒歩圏内のスーパーマーケットとしては、「グルメシティ西明石店」と「マックスバリュ西明石南店」があり、日頃の買い物は近場で、週末は隣駅の明石駅で、といったライフスタイルも楽しめるでしょう。また、駅から徒歩約30分、自転車で約10分の場所にある藤江海岸や林崎・松江海岸などの海水浴場の存在も魅力です。緑も多く、居心地よく過ごせます。

明石海峡の魚など地元の新鮮な食材が集まる「明石市公設卸売市場」。場内では水産と青果の市が催されます

【交通の利便性:4.32点】新幹線と新快速で大都市にアクセス、船や橋を利用して日帰りで淡路島旅行も可能

新快速だけでなく、東海道・山陽・九州新幹線も利用できるところが西明石駅の魅力です。新幹線を利用すれば、JR東海道・山陽新幹線の新神戸駅まで約10分、JR東海道・山陽新幹線の新大阪駅まで約22分と、大都市へスムーズにアクセスができます。

また、グランピングや温泉、スイーツなどで観光地としての人気が再沸騰中の淡路島にも近く、西明石駅から車で約15分の明石港から淡路ジェノバラインに約13分乗船、もしくは車で明石海峡大橋を利用すれば約30分でアクセス可能です。休日などに日帰りでちょっとした島旅気分を味わうこともできるでしょう。

【コストパフォーマンス:4.66点】明石駅周辺と比べるとコスパ感はかなり高い

新築戸建ての場合、西明石駅周辺では5,000万円前後、駅から徒歩15分ほど離れると3,000万円前後で購入が可能です。同じJR神戸線の新快速の停車駅である明石駅と比べるとかなり割安で、コストパフォーマンスは高いと言えます。また、明石駅前の再開発は実施済みですが、JR西日本と明石市による西明石駅前の開発や駅ビル建設は計画段階にあることから、今後の伸びしろにも期待できるでしょう。

【教育・文化環境:3.64点】歴史や文化に親しみやすく、子育てしやすい環境が整う

明石市は、「明石城」など歴史的建造物が多いことで知られています。「明石市立文化博物館」や「明石市立天文科学館」などの文化施設で、文化的・科学的な知見を深めることもできます。

また、「こどもを核としたまちづくり」を掲げる独自施策にも全国的に注目が集まっています。高校3年生までの医療費無料、第2子以降の保育料無料、中学校の給食費無償化、赤ちゃん用品を毎月無料で届ける0歳児の見守り訪問「おむつ定期便」、明石海浜プールや天文科学館、文化博物館など市内4施設における子どもの入場料無料といった、所得制限なく受けられる「5つの無料化」は子育て世代の強い味方です。このような市の努力もあり、2015~2020年の5年間で人口がおよそ1万人増加し30万人を突破するなど、街の躍進につながっています。

【選定委員会による総括】駅周辺の再開発次第でさらなる利便性の向上が期待できる

新幹線と新快速が停車する西明石は、出張や旅行はもちろん、神戸や大阪への通勤にも便利な場所に位置する街です。駅周辺には生活利便施設が集積するうえ、再開発や新駅の計画もあり、今後の動向によってはさらなる発展が期待できます。海水浴場や淡路島に近く、自然も豊富で、子育て環境が充実しているところも魅力です。物件価格も明石駅と比べて手頃なので、大阪や神戸に勤務する際のベッドタウンとして、移住先の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

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