都道府県別ランキングなどでは、魅力度が低いとされることも多い群馬県。しかし、今では移住希望先の上位にランクインしていて、注目度が高まっていることがわかります。実際に、自然豊かで温泉や観光スポットなども多い群馬県は、魅力あふれる県です。この記事では、群馬県のあらましや魅力、移住支援などについて紹介します。

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群馬県は移住先としての人気が高まっている

2021年にNPO法人「ふるさと回帰支援センター」が行った、都道府県別の移住希望地調査で、群馬県は5位にランクインしました。これは、ランキングの発表を開始した2009年以来の最高位です。前回の調査では10位だったことから、5ランクアップの大躍進となりました。

年代別で見ても、20代以下、30代、40代、50代、60代、70代以上の6区分すべてで10位以内に入っていることから、幅広い世代からの注目度の高さがうかがえます。

参考:上毛新聞「移住希望地 群馬県5位 昨年の全国ランキング 前年10位、過去最高に」

群馬県の基本情報

関東地方の北西部に位置する内陸県であり、豊かな自然や温泉、歴史遺産などの観光資源にも恵まれている群馬県。東京へのアクセスのよさもあり、移住希望者が増加している群馬県の基本情報を解説します。

人口や面積
群馬県の面積は、全国で21番目の約6,362平方キロメートルです。県の形が羽を広げたつるのように見えることから、「上毛かるた」にも「つる舞う形の群馬県」の句があります。

県の人口は約191万人、世帯数は約81万世帯(2022年5月1日現在)です。市町村別人口では、高崎市が約37万人で最も多く、次いで県庁所在地である前橋市の約33万2,000人、太田市の約22万2,000人になります。

参考:群馬県「群馬県のすがた」
参考:群馬県「群馬県移動人口調査結果(令和4年6月1日現在)」
参考:「群馬県市町村別住民基本台帳人口と世帯」(令和4年4月末日現在)

気候
群馬県といえば「空っ風(からっかぜ)」と「雷」が有名です。ただし、県内には山間部と平野部があり、山岳気候と平地気候も混在しています。標高差の大きさが、気象の変化を生みやすくしています。

ちなみに、山間部では年間平均気温が11度以下、平野部では14度以上と県内でも差がある状況です。寒さが心配な人は平野部に住むようにしたほうがよいでしょう。山間部では、冬季に積雪もみられます。

参考:前橋地方気象台「群馬県の気象特性」

歴史と文化
群馬には世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」のほか、旧石器時代の岩宿遺跡や縄文時代の西鹿田中島遺跡、一部が復元整備された保渡田古墳群などの古代遺跡も数多くあります。

また、群馬県の歴史や文化を覚えやすい句にまとめて編まれたものが、「上毛かるた」です。県内の学校教育にも取り入れられ、郷土愛を育む土台となっています。また、地方管弦楽団の草分け的存在として名高い「群馬交響楽団」も県民の誇りで、2020年には創立75周年を迎えました。

そのほか、群馬県は正月の風物詩になっている全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)の開催地としても知られています。

群馬県の魅力

群馬県は首都圏に近く、暮らしやすくて魅力的な県です。そのような群馬県の魅力を、データをもとに解説します。

物価が安い
総務省の2018年の「小売物価統計調査(構造編)」によると、群馬県は全国で3番目に物価水準が低い都道府県です。費目別で見ると、全国で最も安いのが光熱・水道費と教育費で、さらに住居費や食料費なども平均以下となっています。

ちなみに、全国で最も物価水準が低い県は宮崎県ですが、群馬県とは0.3ポイントの僅差です。なお、前橋市は全国の都道府県庁所在市と政令指定都市のなかで、最も物価水準が低い市です。

参考:ぐんまのデータ「全国で3番目に低い群馬県の物価水準」
参考:小売物価統計調査(構造編)2018年(平成30年)

温泉が豊富
群馬県の大きな魅力としてあげられる点が温泉です。群馬県は温泉王国といわれるほど多数の源泉があり、さまざまな種類の良質な温泉が楽しめます。主な温泉として、日本三名泉として数えられている草津温泉、400年余の歴史を誇る伊香保温泉のほか、磯部温泉や万座温泉、水上温泉などがあります。

参考:ググっとぐんま「極上の『温泉王国』ぐんま」

災害が少ない
群馬県は災害の比較的少ない県でもあります。気象庁の統計によると、1923年から2013年までの90年間に、群馬で震度4以上の揺れを観測したのは50回ですが、これは関東甲信越地域で一番少ない回数です。これにより地震保険の基本料率も、全国で最も安いランクに分類されています。また、水害や土砂災害などによる死者数も、全国で最も低い水準です。

参考:群馬レジデントサポート協議会「地震に強い群馬県」
参考:群馬県「気象災害の新たな脅威に対応するため、『群馬・気象災害非常事態』を宣言します!」

都心へのアクセスも良好
群馬県は都心へのアクセスも良好で、交通手段も充実しています。上越新幹線を利用すると高崎駅から東京駅までが約50分、高崎・前橋インターチェンジから関越自動車道の練馬インターチェンジまで車で約1時間です。

毎日都内まで通勤するとなると大変かもしれませんが、テレワークを基本として週に数回の出勤であれば可能な距離でしょう。高崎駅から都心の主要都市へのアクセス時間は下表の通りです。

※時間は新幹線と在来線を利用したものです

休日は自然と歴史的建造物を楽しめる
県内には武尊山や赤城山をはじめ、日本百名山に数えられる山々も多く、ハイキングや登山、利根川上流でのラフティングなど、自然の中でのアクティビティを満喫できます。また、スキー場も多いため、冬にはスキーやスノーボードも楽しめるでしょう。

さらに、2014年に世界遺産に登録された「富岡製糸場」や、1878年に群馬県衛生所として建造された「桐生明治館」、パワースポットとしても人気が高い「榛名神社」などの歴史的建造物も多く、休日のお出かけスポットは豊富にあります。

群馬県が行っている移住支援

移住希望者が増えている群馬県では、どのような移住支援を行っているのでしょうか。群馬県の移住支援策について紹介します。

移住相談会の開催
群馬県では都内にあるアンテナショップやオンラインなどで移住相談会を実施しています。さらに、就職支援や起業支援のほか、テレワーク支援も行っていて、県外からの移住者に移住者へのサポート体制を整えています。

まずは、群馬移住を考えている人に向けたWEBマガジン「ぐんまな日々」で情報収集してみてはどうでしょうか。

移住支援金の支給
群馬に移住した人に、移住支援金を支給する制度もあります。「東京23区の在住者」または「東京圏在住で東京23区への通勤者」が、群馬県内の市町村へ移住し、就業や起業、テレワーク等の要件を満たしていれば、単身者で60万円、2人以上の世帯では100万円の支援金が支給されます。

なお、18歳未満の世帯員が帯同して移住する場合は、1人につき30万円が加算されます。

支援金を受け取るためには、移住支援金の仮申請を行い、市町村から「移住支援金の申請を満たすことになる」旨の通知を受け、転入後3ヶ月以上1年以内に本申請を行い、本申請から5年以上転入先の市町村に居住し、かつ就業・起業を継続する意思を有することなどの要件を満たしている必要があります。

参考:ぐんまな日々「「群馬県移住支援金事業」のご案内」

ぐんま暮らし支援センターの設置
東京の有楽町にある「ふるさと回帰支援センター」では、就職専門の相談員による群馬県へのUターン・Iターン希望者への就職相談を行っています。また、移住相談も受けているので、あわせて相談してみるとよいでしょう。就職相談は永田町の「群馬県東京事務所」や、銀座の「ぐんまちゃん家」でも行っています。

参考:ふるさと回帰支援センター「移住相談について」
参考:群馬県「『ぐんま暮らし支援センター』で、群馬県内への就職相談を受付中!【随時募集】

移住体験ツアーなどのイベント開催
群馬県では、移住希望者に向けた体験ツアーなどのイベントも開催しています。実際に行われたツアーとしては、桐生市黒保根町の「移住/二拠点・日帰り体験ツアー」や多野藤岡地域の「移住体験ツアー」、渋川市の「子育て知って得するバスツアー」などがあります。

移住先を実際に訪ねてみて、現地の様子を見学したり、地域の人や移住経験者たちの話を聞いたりすることで、移住のイメージがつかみやすくなります。また、空き家の見学ができるツアーもあるので、物件探しの参考にしてみるのもよいでしょう。

参考:ぐんまな日々「ツアー」

まとめ

群馬県は豊かな自然や良質な温泉に恵まれ、独自の魅力的な文化や歴史遺産もあります。物価も安く、災害が少ないことから、暮らしやすい県として移住希望者が増えるのももっともといえるでしょう。移住支援金や相談会、体験ツアーなどの移住支援も豊富なので、移住を考えている人は気軽に相談してみることをおすすめします。

(最終更新日:2022.07.26)
※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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