茨城県は移住先におすすめ! 茨城県の魅力と豊富な移住支援を紹介

茨城県は自然が豊かで都心へのアクセスもよい魅力的な県です。観光地としての印象はうすいかもしれませんが、居住地としてはかなりおすすめできます。この記事では、茨城県への移住に興味がある人に向けて、茨城県の魅力や茨城県が行っている移住支援について解説します。

茨城県の基本情報

茨城県へ移住したい人にとって、どのような県なのか基本情報は気になるところでしょう。ここでは、茨城県の人口や気候、面積など住むうえで気になる基本情報について説明します。

人口
茨城県の人口は令和3年1月1日時点で285万2,499人であり、令和2年に比べ1万3,826人減少しています。ただ、茨城県のなかでもつくば市などの6市町では、人口が増加している状況です。つくば市は転入者も1.53%増えているなど、茨城県のなかでも注目が高い市といえます。

※参考:茨城県「茨城県常住人口調査結果報告書」

気候
関東北部に位置する茨城県ですが、1月から2月の平均気温は約3℃で、平地では冬場でも雪が降ることはあまりありません。年間の平均気温も13.6℃と比較的過ごしやすい気候です。ただ、秋には台風や秋雨前線に伴う集中豪雨に見舞われることもあります。

歴史と文化
茨城県は古代から「土地が広く、海産物が豊富」で豊かに暮らせる土地とされてきました。江戸時代には徳川御三家の一つ水戸藩も置かれました。現在も農業、工業、科学技術などの分野で発展を続けています。

歴史が深い観光施設としては日本三名園である偕楽園が有名です。初春のころは見事な梅の花を楽しめます。そのほか、鹿島神宮、笠間稲荷神社などの神社や、笠間焼などの文化も有名です。

茨城県の魅力

茨城県へ移住し、実際に住みはじめるとどのような魅力があるのでしょうか。次に居住者目線から茨城県の魅力について解説します。

平地が多く移動が楽
茨城県の県北は山地ではありますが、県のかなりの部分は広大な平地が広がっています。県の面積自体は約6,000平方キロメートルで全国24位ですが、平坦で人が住める可住地面積は約4,000平方キロメートルで全国4位と、居住に向いた土地の部分がかなり多いことがわかります。

また、坂が少なく徒歩や自転車での移動も比較的楽にできます。電動自転車ではない普通の自転車でも生活できるでしょう。ただ、バスや電車の交通網が発達しているとはいえない地域も多く、車はあったほうが便利です。

都心へのアクセスがよい
茨城県は千葉県、埼玉県などと隣接しており、都心へも通いやすい地域です。常磐線を利用すれば、上野駅や東京駅、品川駅へも乗換なしで到着できます(上野東京ライン接続の場合)。また、つくばエクスプレスを利用すれば、浅草駅や新御徒町駅、秋葉原駅まで直結です。

 

上記のように新幹線を使わなくても30分から2時間程度で都心までアクセス可能です。つくばエクスプレスを利用すれば、秋葉原駅まで数十分という短さで到着できます。

家賃や地価が安い
茨城県は地価が安く家賃も手頃なため、住居にかかる費用を抑えられます。2022年6月時点でワンルームであれば4~5万円、ファミリー向けの3LDK以上でも6~8万円ほどが家賃の相場です。東京都内だと、ワンルームで6~8万円、3LDK以上だと15~30万円ほどとなってしまうため、その差は歴然です。

※参考:SUUMO「家賃相場」

海も山もある豊かな自然
茨城県には大洗や阿字ヶ浦などの海水浴場がありマリンスポーツも気軽に楽しめます。県南にある筑波山は日本の百名山の一つで、日帰り登山も可能です。自然の中で楽しむアクティビティが好きな人には、海も山も楽しめる土地といえるでしょう。

また、茨城県の土地の広さを生かした見渡す限りの田園風景も見ものです。霞ヶ浦は日本で2番目に大きな湖で、広々とした壮大な光景を見られます。

子育て支援があり育児環境良好
茨城県では子育てや教育に関する支援制度も用意されています。「いばらき子育て家庭優待制度」という制度にもとづき、茨城県内の子どもがいる家庭には「いばらきKids Club」カードが配布されます。協賛店舗でこのカードを利用すると、料金割引等の特典が受けられます。

また、茨城県では公立の中高一貫化に力を入れており、県内有数の進学校を含め、3年で10校が中高一貫となりました。県内の中高一貫教育を求めるニーズに応え、魅力ある学校づくりに努めています。

※参考:東洋経済オンライン「茨城県、3年で10校も中高一貫校つくる理由」

茨城県が行っている移住支援

茨城県では、移住希望者のために数々の支援を行っています。移住しようか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。

移住支援金
茨城県の移住者向け「わくわく茨城生活実現事業」では、条件に該当する人に支援金が給付されます。この支援金は、東京圏在住ないし東京23区で働いている人で、茨城県内の該当市町で就職、または起業しようとしている人が対象です。

単身の場合は60万円、2人以上の世帯であれば100万円ですが、18歳未満の世帯員がいると、1人あたり30万円が加算されます。そのほか移住先の市町が独自に設定している条件があるため、詳しくは茨城県が発行している「わくわく茨城生活実現事業実施要領」をご参照ください。

就職に関する相談窓口
茨城県は上記のとおり、東京圏からの移住者を増やすことに力を入れています。その一環として、千代田区平河町の都道府県会館にある茨城県東京渉外局内に、「いばらき移住・就職相談センター」を設置しています。

土曜日曜、祝日、年末年始以外の10:00から17:00まで、茨城県での仕事や移住に関する相談が可能です。完全な移住だけではなく、2地域居住(デュアルライフ)についても相談できます。

いばらきふるさと県民登録制度
茨城県外に居住している人を対象に、「いばらきふるさと県民」という制度があります。この制度は、県外の人がより茨城県に愛着を感じられるようにすることが目的でつくられました。

県外の人が「いばらきふるさと県民」に登録し県民証を手に入れると、100以上の協賛施設でさまざまな特典を得られます。登録はホームページで簡単にできるため、気になる人は登録してみてはどうでしょうか。

空き家バンク事業
移住先の住居を探す際には、「空き家バンク」の利用がおすすめです。空き家バンク事業では、空き家を紹介するだけではなく、移住先地域に関する公共サービス等の案内、地域の生活情報、移住後のサポートまで一貫して行っています。

実際に移住しても、移住先の人間関係や環境に慣れずに戻ってしまう人もいます。空き家バンクを活用すれば、そういった移住に関する失敗を回避しやすくなるでしょう。

まとめ

茨城県は、都心からさほど離れていないにも関わらず自然が豊かで、のびのびと暮らしたい人におすすめです。県南であれば、電車で1時間ほどあれば都心に出られるので、都内に通勤する人でも居住できます。

移住支援金や空き家バンク等のサポートも充実しているため、比較的移住しやすい地域といえるでしょう。茨城県への移住に興味がある人は、まず相談窓口などを利用してみてください。

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(最終更新日:2022.07.19)
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