2022年夏、大手企業のボーナスは10%以上アップ! その平均金額は?

今年も夏のボーナスシーズンが到来しました。既にボーナスを手にし、何に使おうかと考えている人も、これからボーナスが支給されることを楽しみにしている人もいるでしょう。2022年夏のボーナスの平均金額は、どのようになっているのでしょうか?

大手企業の夏のボーナス平均金額は、92万9,259円

日本経済団体連合会(経団連)が2022年6月に公表した「2022年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況(加重平均)」第1回集計によると、大手企業105社における2022年夏のボーナス平均妥結額は、92万9,259円。2021年の81万6,500円と比較して、13.81%も増加しています。

ちなみに、2020年は90万1,147円、2019年は92万1,107円、2018年は93万3,905円、2017年は87万8,172円(いずれも最終集計値)で、2018年以来4年ぶりの増加となりました。

業種別でみると、ボーナスの平均額が最も高かったのは建設業で、127万1,661円(前年比1.14%減)。次いで鉄鋼業が101万9,071円(同88.13%増)という結果に。多くの業種でプラスに転じていて、製造業が平均93万475円、非製造業が92万2,512円となっています。

この金額を聞いて「そんなに貰っているの?」と感じた人もいるのではないでしょうか。しかし、この金額は従業員500人以上の大手企業の平均です。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングが発表した「2022年夏のボーナス見通し」によると、経団連の集計と同様に夏のボーナスはプラスとなることを予想しており、事業規模5人以上の民間企業全体で、1人あたりの平均支給額予想は平均38万3,949円。製造業が50万1,356円、非製造業が36万910円、国家公務員が58万4,900円となっています。

金額はともあれ、コロナ禍で先行きが不透明な中で減少傾向だったボーナスの支給額が上向き傾向なのは嬉しいこと。ボーナスが支給されたら是非、有効に活用してくださいね。

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