住宅購入を考えるにあたり「どんな家に住むか」と同じくらい「どこに住むか」は大切なポイントです。住宅購入者や住宅購入を検討している人は住む街を選ぶ際、どのようなことを重視しているのでしょうか。ARUHIマガジンによる「住宅購入に関する調査2022」の結果から紹介します。

「日常の買い物の利便性」を最も重視

住宅購入者・住宅購入検討者が住む街を選ぶ際に重視した(したい)こと

住む街を選ぶ際に重視したこと
ARUHI「住宅購入に関する調査2022」調査結果より ※住む街を選ぶ際に重視したことの項目1位~5位で選ばれた選択肢について5点~1点で点数化し、ランキングを作成

住宅購入者と住宅購入検討者の住む街を選ぶ際に重視した(したい)ことについて聞いたところ、1位が「日常の買い物の利便性」、2位が「最寄り駅までの近さ」、3位が「職場へのアクセスの良さ」、4位が「物件価格のコストパフォーマンス」、5位が「治安の良さ」でした。

これらはなぜ重視されているのでしょうか。TOP3について、自由回答で聞いた理由を一部紹介します。

1位:日常の買い物の利便性
スーパーやドラッグストア、コンビニなど便利な買い物場所がたくさんあると便利(30代・女性)
ラクに時間を気にせず買い物ができるから(30代・女性)
ずっと商店街に住んでいたので、お店や駅が遠くなることに抵抗があった(20代・男性)
だんだん歳を取り、利便性が高い所でないと動けなくなった時に苦労すると思うので(60代・女性)
年老いたとき、車がなくても生活に不自由がない場所が望ましい(50代・女性)

2位:最寄り駅までの近さ
通勤・通学ともに便利なところに住みたい(50代・男性)
夫が電車通勤なので、駅まで徒歩圏内なのは譲れない(30代・女性)
車を所有する予定がないので、駅まで近いことが絶対条件だった(30代・女性)
将来的にマイカーを持たなくても色々なところに便利にアクセスできる場所に住みたい(40代・女性)
年齢的に自家用車の運転ができなくなっても困らないように、交通の便が良く買い物にも困らない所を選んだ(60代・女性)

3位:職場へのアクセスの良さ
夫の通勤時間を軽減したかったから(30代・女性)
夫婦のお互いの職場まで乗り換えが少ないところを条件に選んだ(30代・女性)
一人暮らしで、平日は家と会社の往復なので(50代・男性)
子どもを育てながら働くなら、少しでも職場に行きやすいほうがいい(30代・女性)
通勤に便利で子どもが習い事と学校に通いやすい場所を選択した(30代・女性)

「日常の買い物の利便性」を重視している若い層からは、徒歩圏内にスーパーなどがある環境を希望する声がほとんど。一方、50代以降の回答者からは、老後を見据えて便利な環境で暮らしたいという意見が多く、自動車免許を返納した後も積極的に出歩ける環境を希望する人もいました。
「最寄り駅までの近さ」を重視している人は、多くが自動車を所有していない、もしくは将来的に手放す予定があり、公共交通機関でフットワーク軽く移動できる環境を求めています。
「職場へのアクセスの良さ」と回答した人からは、共働きで子育てをする世帯で、育児と仕事を両立するために重視したという意見が目立ちました。

【男女別】住む街を選ぶ際に重視したこと

男女別の住む街を選ぶ際に重視したこと
ARUHI「住宅購入に関する調査2022」調査結果より ※住む街を選ぶ際に重視したことの項目1位~5位で選ばれた選択肢について5点~1点で点数化し、ランキングを作成

住宅購入者と住宅購入検討者が住む街を選ぶ際に重視したことについて男女別で見ると、1位「日常の買い物の利便性」、2位「最寄り駅までの近さ」は男女共通ですが、男性は3位が「職場へのアクセスの良さ」、4位が「物件価格のコストパフォーマンス」、5位が「周辺にある飲食店の多さ」であるのに対し、女性は3位が「物件価格のコストパフォーマンス」、4位が「治安の良さ」、5位が「子育て環境」でした。男性は出勤のしやすさを、女性はコストパフォーマンスや子育て環境を気にする傾向がうかがえます。

【未既婚別】住む街を選ぶ際に重視したこと

未既婚別の住む街を選ぶ際に重視したこと
ARUHI「住宅購入に関する調査2022」調査結果より ※住む街を選ぶ際に重視したことの項目1位~5位で選ばれた選択肢について5点~1点で点数化し、ランキングを作成

住宅購入者と住宅購入検討者が住む街を選ぶ際に重視したことについて未既婚別で見ると、1位「日常の買い物の利便性」は共通ですが、独身・単身者と子どものいない既婚世帯は2位が「最寄り駅までの近さ」なのに対し、子どもがいる世帯は「子育て環境」がランクインしており、住む街も子ども優先で選んでいる世帯が多いことが分かりました。

【物件種別】住む街を選ぶ際に重視したこと

物件種別の住む街を選ぶ際に重視したこと
ARUHI「住宅購入に関する調査2022」調査結果より ※住む街を選ぶ際に重視したことの項目1位~5位で選ばれた選択肢について5点~1点で点数化し、ランキングを作成

住宅購入者が住む街を選ぶ際に重視したことについて物件種別で見ると、1位が「日常の買い物の利便性」であることは共通ですが、2位以下は結果に違いが見られました。
建売住宅と中古戸建て住宅の購入者はどちらも、2位が「物件価格のコストパフォーマンス」、3位が「最寄り駅までの近さ」という結果に。注文住宅やマンション購入者よりコストパフォーマンスを重視する傾向があるようです。

また、土地付き注文住宅の購入者は2位に「子育て環境」、5位に「治安の良さ」がランクインしており、アクセスの良さよりも安心して子育てができる住環境を求めていることが分かります。
マンション購入者は新築・中古を問わず、2位が「最寄り駅までの近さ」、3位が「物件価格のコストパフォーマンス」、4位が「職場へのアクセスの良さ」、5位が「都心へのアクセスの良さ」という結果に。アクセスの良い立地を重視していることが分かります。

まとめ

どの街に住みたいのか考えるにあたり、利便性やコストパフォーマンス、治安の良さなど、街にさまざまな期待を抱くのは当然のことです。限られた予算内ですべての希望が叶う場所を見つけることは難しいかもしれませんが、これから住宅購入を予定している人は「これは譲れない」という条件は何か考え、自分に合った街を探してみてはいかがでしょうか。

【調査概要】
調査エリア:全国47都道府県
調査対象者:住宅購入経験者(直近1年以内)・検討者(直近3年以内)の25~69歳の男女
調査期間:2022年2月25日~3月2日
有効回答数:600サンプル
調査手法:クロス・マーケティングモニターへのインターネット定量調査
調査機関:株式会社クロス・マーケティング

※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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