皆さんは、固定資産税や都市計画税といった都税をau PAY やPayPayなどのスマートフォン決済アプリで支払えることをご存知ですか?手間なく支払えて、アプリ事業者によってはポイントもつく便利なスマートフォン決済アプリ、活用してみてはいかがでしょうか?

1.スマートフォン決済の認知度は進んでいる!

2021年にデジタル庁が発足してもうすぐ1年。行政のデジタル化は遅々として進みませんが、国民のデジタル化は急速に進んでいるようです。

MMD研究所の調べ(2022年1月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査)によると、普段の支払い方法のトップは「現金」で84.8%、次いで「クレジットカード」が69.6%、「スマートフォン決済(タッチ式、QRコード式含む)」が43.6%と半数近くの方がスマートフォン決済を利用している結果でした。認知度に至っては、「認知」は94.5%、「内容理解」は74.5%、「利用経験」は53.0%と、使ったことがない人も認知はしている、という状況です。

コロナ禍での非接触決済手段として利用している人が増加している、というのも背景にあるかもしれませんね。

2.都税のスマートフォン決済ってどんなもの? どんなものが対象?

東京都は行政のデジタル化のひとつとして都税のスマートフォン決済を導入しています。これは、スマートフォン決済アプリを利用して、スマートフォンやタブレット端末で納付書に印刷されているバーコードを読み取ることにより納付する方法です。

対象となる都税とスマートフォン決済アプリは?

対象となる都税は、自動車税種別割、固定資産税・都市計画税(土地・家屋)(23区)、固定資産税(償却資産)(23区)、不動産取得税、個人事業税等です。ただし、納付書1枚あたりの合計額が30万円までのバーコードが印字された納付書に限ります。

2021年5月6日時点では、au PAY、d払い、J-Coin Pay、LINE Pay、PayB、 PayPay、モバイルレジが利用可能となっています。普段、自分が利用しているスマートフォン決済アプリがあれば、早速、検討の余地ありですね。

3.利用するメリットは大きく2つ

家にいながら24時間365日納税可能

メリットは大きく2つ。まず、都税事務所やコンビニ等に行かずに、自宅にいながらスマートフォンやタブレットで24時間365日納税できる点です(ただし、スマートフォン決済アプリのシステムメンテナンス等のため、利用できない時間帯があります)。もちろん、決済手数料はかかりません。

忙しくてすっかり支払いを忘れていた、期限が迫っている、といった場合でも、スマートフォン決済アプリ上で支払手続きを完了した日が納付日となるので、安心ですね。

なお、納期限後の納付書でも納付できますし、延滞金がかかる場合でも、延滞金の納付書があれば、同様にスマートフォン決済アプリを利用できます。

アプリ事業者のポイントがもらえる

もう一つは、アプリ業者によってはポイントがつく点です。クレジットカード納付ではカードの利用ポイントはつきますが、税額1万円ごとに73円(消費税別)の決済手数料がかかります。手数料がかからずに、ポイントが貰えるというのは、大きなメリットといえますね。

例えば、PayPayの場合は0.5%のポイント付与なので、仮に10万円の納税支払いの場合は「500円」相当のポイントが付与されます。au PAYは、支払った金額の0.5%がPontaポイント(200円ごとに1ポイント)として付与されます。なお、ポイントについては、変更もありますし、アプリ事業者によってもポイント率は異なります。自分の普段の利用度も踏まえて有利なアプリを選びましょう。

4.利用時の注意点は?

まず、現在、固定資産税・都市計画税、固定資産税(償却資産)、個人事業税を口座振替で支払っている場合には、納付書が送付されないため、スマートフォン決済アプリによる納付ができません。利用したい場合には、東京都主税局徴収部納税推進課(03-3252-0955)あるいは住所地の都税事務所徴収課に口座振替停止依頼をして、納付書を送付してもらう必要があります。

また、手続きが完了すると取り消しができない点、領収証が発行されない点にも注意が必要ですね。納税証明書が発行可能となるまで、支払手続完了から約1週間程度かかるため、すぐに納税証明書が必要な場合、車検が近くすぐに車検用等納税証明書が必要な場合には、スマートフォン決済アプリの利用は避けましょう。

さらに当然と言えば当然ですが、支払った後も領収印のない納付書が手元に残ります。二重払いを避けるためには、支払日を記載するなど、自分で記録をつける工夫も忘れずに。

5.使い方は簡単

利用方法は簡単です。

(1)まず、スマートフォンやタブレットにスマートフォン決済アプリをインストールし、必要事項を登録します。
(2)次に、アプリの請求書払いを選択し、納付書に印字されたバーコード(コンビニ収納用バーコード)を読み込みます。
(3)そして、納付金額を確認して支払手続きを行います。
(4)最後に、支払完了画面が表示されますので確認をすれば完了です。

あらかじめ納付に必要な金額がチャージ、あるいは入金されているかも確認しておきましょう。

普段利用するアプリ決済を利用すれば利用明細をまとめてみることができるので、家計の見える化、一元管理にも役立ちます。便利で、ポイントも貰えるスマートフォン決済アプリを都税の支払手段に加えてみてはいかがでしょうか?

※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
~こんな記事も読まれています~

この記事が気に入ったらシェア

おすすめ記事