空気清浄機の効果とは? 気になる花粉やウイルス、室内の臭いも除去できる?

空気中に漂う花粉、ハウスダスト、ウイルスなどの汚れを除去するため、空気清浄機の購入を検討している人も多いのではないでしょうか。そのような人は、空気清浄機の効果についても気になっているでしょう。

今回は、空気清浄機の効果についてくわしく解説します。空気清浄機の使い方やおすすめの空気清浄機についても説明するため、参考にしてください。

空気清浄機にはどのような効果があるの?

空気清浄機は、空気中の汚れに対策できるだけでなく、ほかにもさまざまな嬉しい効果があります。

ここでは、空気清浄機の効果について具体的に見てみましょう。

アレルギー物質を除去する

空気清浄機には、アレルギーの原因になる物質を取り除く機能があります。空気中の微細なハウスダストや花粉、カビ、ダニなど、さまざまなアレルギー物質を除去できます。

フィルターの目の細かい空気清浄機であれば、より幅広いアレルギー物質を除去できるでしょう。アレルギーの症状に悩んでいる人は、空気清浄機を設置するだけでも改善できる可能性があります。

ウイルスや細菌を除去する

空気清浄機のなかには、アレルギー物質だけでなくウイルスや細菌の除去に対応しているものもあります。特に、加湿機能がついている空気清浄機は空気の乾燥も防止できるため、空気中にウイルスが浮遊しにくくなります。

ただし、メーカーや製品によっても機能は異なるため、購入時はよく確認しましょう。また、空気清浄機だけであらゆるウイルスや細菌を除去できるわけではありません。設置場所や使い方によっても、実際の効果は変化します。

室内の臭いを除去する

空気清浄機を使用すると、室内に漂う嫌な臭いも除去できます。たとえば、ペットやタバコ、生乾きの洗濯物などの臭いも軽減可能です。

なかには、脱臭フィルターを採用している製品もあります。脱臭フィルターは臭いの除去に特化しているため、一般的な空気清浄機では取りきれない臭いにも効果的です。

室内の乾燥を防ぐ

空気清浄機によっては、加湿機能が搭載されている場合もあります。加湿機能付きの空気清浄機を選べば、空気をきれいに保ちながら加湿が可能です。空気が乾燥していると、空気中にウイルスやホコリが浮遊しやすくなります。加湿機能付きの空気清浄機を稼働させれば、ウイルスやホコリなどの影響をより受けにくくなるでしょう。

なお、空気が乾燥していると静電気も発生しやすくなります。加湿機能があれば、静電気の発生も抑制できます。

空気清浄機の効果を高める使い方とは?

空気清浄機の効果を高めるには、正しい使い方を意識する必要があります。高機能な空気清浄機を購入しても、使い方を誤れば十分な効果は期待できません。ここでは、空気清浄機の効果を上げるにはどうすればいいか解説します。

最適な場所に設置する

空気清浄機は、室内の空気が効率的に循環する場所を選んで設置しましょう。たとえば、エアコンの風が当たるところや部屋の入り口などです。

空気清浄機本体の左右や上方に30cm以上の余裕ができるよう、壁や家具などから離して設置します。本体の後ろにも1cm以上の隙間を設け、吸気口や吹き出し口を塞がないように注意しましょう。

ハウスダストは床に積もりやすいため、気になる場合は空気清浄機を床に直接置くのがおすすめです。臭いが気になるなら、床よりも高い位置に設置してください。

24時間つけっぱなしにする

空気清浄機の効果を高めるには、24時間つけっぱなしにしましょう。ホコリやカビ、ウイルスなどは、低い場所にはなかなか落ちません。しかし、空気清浄機を常に作動させておけば、空気中に浮遊しているホコリやカビ、ウイルスなどが低いほうへ落ちてきたときにしっかりキャッチできます。

就寝時や外出時など部屋に人がいないときも空気清浄機を稼働させておけば、部屋で過ごす際に空気がきれいになっているはずです。

フィルターの掃除や交換をする

空気清浄機の機能を活かすには、フィルターの掃除や交換もきちんと行うことが大切です。空気清浄機には、プレフィルターや集塵フィルター、脱臭フィルター、加湿フィルターなどさまざまなフィルターが使用されています。

掃除の方法は、製品やフィルターの種類によっても異なります。ただし、基本的にはいずれも定期的な掃除が必要です。フィルターの交換時期の目安も、フィルターの種類よってさまざまです。たとえば、集塵フィルターは10年、脱臭フィルターは2年が交換の目安となっています。

メーカー別に空気清浄機の機能を紹介!

具体的には、どのような空気清浄機があるのでしょうか。ここでは、メーカーごとに空気清浄機の機能を紹介します。最適な空気清浄機を選ぶために、ぜひチェックしてみてください。

シャープのプラズマクラスター

シャープの空気清浄機には、「プラズマクラスター」とよばれる高濃度のマイナスイオンを発生させる機能がついています。「プラズマクラスター」の効果により、ウイルスや菌、臭いなどのもとになる成分を分解して除去できます。

特にイオン濃度の高い「プラズマクラスターNEXT」なら、空気中に浮遊している物質に加え、すでに付着しているウイルスや菌、臭いの除去も可能です。

出典:プラズマクラスターNEXT|シャープ

パナソニックのナノイーX

パナソニックの空気清浄機は、OHラジカルを豊富に含むイオン「ナノイーX」を発生させます。OHラジカルの作用により、さまざまな有害物質の抑制が可能です。具体的には、花粉やPM2.5、アレル物質、ウイルス、菌、カビ、臭いなどに効果が期待できます。

近年では「ナノイーX 48兆」が新しく開発され、通常の「ナノイーX」以上に短い時間で空気中の汚れを除去できるようになりました。「ナノイーX 48」兆を発生させる機能は、一部の空気清浄機のみに搭載されています。

出典:「ナノイーX 48兆」特集ページ|パナソニック

ダイキンのストリーマ

ダイキンの空気清浄機には、独自に開発された技術「ストリーマ」が搭載されています。高速電子を放出し、分解素を生成してウイルスや菌、花粉などの有害物質を分解する仕組みです。空気中に浮遊している有害物質だけでなく、付着しているウイルスや菌なども抑制できます。

ダイキンの空気清浄機は、全機種「ストリーマ」搭載です。一部の機種には、2倍のストリーマユニットで除去速度も倍加されている「ツインストリーマ」が採用されています。

出典:加湿ストリーマ空気清浄機 MCK70Y|ダイキン

まとめ

空気清浄機は、花粉やハウスダスト、ウイルス、菌などの有害物質を除去するのに効果的です。機種によっては、嫌な臭いの抑制や乾燥の防止にも効果が期待できます。空気清浄機の効果を最大限に活かすには、空気清浄機の設置場所や稼働時間にも気をつける必要があります。フィルターの掃除や交換にもしっかり対応しましょう。

メーカーや製品によっても細かい機能は異なるため、それぞれを比較しながら適な空気清浄機を選んでください。

(最終更新日:2022.04.04)
※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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