【本当に住みやすい街大賞2022 in北陸】第8位 森田:住環境向上中の子育て世帯が集まるファミリータウン

「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞」とは、理想ではなく、実際にその地域で“生活する”という視点から、「発展性」「住環境」「交通の利便性」「コストパフォーマンス」「教育・文化環境」の5つの基準を設定し、住宅ローン専門金融機関であるアルヒ株式会社の膨大なデータをもとに、住宅や不動産の専門家が参画する選定委員会による公平な審査のもと「本当に住みやすい街」を選定したランキングです。
今回は2022年3月に実施した「本当に住みやすい街大賞2022 in北陸」にランクインした街について、それぞれどのような点が評価されているのか詳しく紹介します。

「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2022 in北陸」結果発表ページはこちら>>

※審査基準の詳細はこちら>>

森田ってどんな街?

福井県の県庁所在地、福井市の北部に位置する森田。福井駅へJR北陸本線で約5分とアクセスがよく、福井市中心部への通勤や通学に便利な場所です。また、駅の北東側で行われた大規模な区画整理事業により良好な住環境が形成され、森田地区への人口の流入も増加しています。
近くにはショッピングセンター「ラブリーパートナーエルパ」が位置するほか、アユやサクラマスなど多くの川魚が生息する「九頭竜川」も流れ、街の利便性と自然の両方を感じられる街です。

【発展性:3.35点】大規模整備により新たな街が誕生

駅の北東部で行われた約240ヘクタールに及ぶ「森田北東部土地区画整理事業」が完了し、道路や河川、公園などの都市基盤施設が整備されました。既存住宅地と新たな市街地の調和の取れた街並みが形成されたことにより住環境が向上し、子育て世代を中心に人口流入が続いています。新たな分譲宅地も販売されているため、今後もさらなる街のにぎわいが期待されるでしょう。

2023年度末の北陸新幹線の延伸に伴い、福井-森田駅間で新駅設置が検討されており、実現すればより交通アクセスの利便性が向上します。
さらに、2022年度中の完成を目指し「新九頭竜橋(仮称)」の建設も進行しています。「新九頭竜橋(仮称)」は全国初の取り組みとなる新幹線と道路の一体橋で、渋滞の緩和や南北方向の交通の円滑化が見込まれています。

【住環境:3.68点】自然と買い物利便性のいいとこ取り

駅の近くから住宅街が形成されており、落ち着いた雰囲気のある地域です。駅の南側には米作りにも利用される「九頭竜川」が流れ、サクラマスやアユ釣りも楽しめます。
スーパーは駅から車で5分圏内にスーパー「アルビス森田店」や「スーパーマーケットバロー森田店」があるので普段の買い物に便利です。また、駅から車で10分ほど行くと、県内最大級の売り場面積を誇るショッピングセンター「ラブリーパートナーエルパ」もあり、日々の買い物だけでなく休日のお出かけ先としても利用できます。

木造施設や遊具などを備える「グリーンパーク」と樹木や花を展示する「都市緑化植物園」の2つのゾーンで構成される「福井県総合グリーンセンター」は駅から車で約15分

【交通の利便性:3.93点】福井中心部へ好アクセスでコミュニティバスも便利

JR北陸本線が通り、福井駅まで約5分と福井中心部へのアクセスは良好です。また、「森田地区コミュニティバス(もりたん)」が地区内を運行しており、大人(中学生以上)100円、小学生以下50円で乗車できます。東西のルートが駅を経由しており、近隣の保育園や団地、スーパーなどを通るため、周辺地域への移動の際に便利です。
車移動では、駅から車で約15分の場所に北陸自動車道「丸岡IC」があり、金沢市や敦賀市方面へのアクセスも良好。さらに丸岡ICから車で約5分の福井北JCTからは中部縦貫自動道への接続も可能です。中部縦貫自動道は2026年春に油坂峠道路「油坂出入口(仮称)」まで延伸・開通される予定で、岐阜県方面へのアクセス性向上も期待されます。

【コストパフォーマンス:3.33点】新築戸建てが2,000万円台で購入可能

駅から徒歩10分前後の場所で建物面積110平方メートルの新築戸建てが2,000万円台前半で購入可能と、福井中心部へ近い立地でありながらも物件の価格は抑えられています。中古戸建てであれば建物面積110平方メートルで1,500万円前後が相場であるため、福井中心部と比較してコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
駅北東部の土地区画整理による宅地分譲も行われており、整然とした住宅街での生活を実現することが可能です。

【教育・文化環境:2.68点】人口増加を受けて教育機関の整備が進む

区画整理事業による人口増加が顕著な森田地区では、認定こども園を新設中です。2022年4月には新たに「なのはなこども園」「認定こども園ひばり」「森田さくらこども園」の3園が開園され、増加する保育利用者数への対応に注力しています。
駅から徒歩約10分の「福井市森田小学校」では、児童数の増加により小学校を2校化する構想があり、学習環境の整備にも取り組んでいます。

1977年に開館した「福井県立美術館」には岡倉天心にゆかりのある画家たちの作品が展示されています

【選定委員会による総括】整然とした街並みが広がり、子育て世代にぴったりな街

大規模な土地区画整理事業により、整然とした街へと生まれ変わった森田には、若い人や子育て世帯の流入も増えています。北陸新幹線の延伸計画によって福井・森田駅間の新駅設置も検討されており、今後の発展性も期待できるエリアです。
近隣には大型ショッピングモールがあり、普段の買い物だけでなく休日のお出かけ先として利用できるのもうれしいポイント。福井駅へもアクセスが良好なので、通勤や通学にも便利な街だと言えるでしょう。
保育・教育関連施設の整備も進められているので、福井市内に引っ越す予定であれば物件を探してみるのもよいかもしれません。

>本ランキングに関するメディア掲載・取材に関するお問い合わせはこちら

(最終更新日:2022.06.22)
※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
~こんな記事も読まれています~

この記事が気に入ったらシェア