いつも外気にさらされているベランダは、汚れがつきやすい場所です。それでも、定期的に掃除をすれば、きれいに保つことは可能です。ここでは、お手軽な掃除方法からしっかりとした掃除方法までを紹介し、ベランダ掃除をするときの注意点を解説します。

ベランダが汚れる4つの原因

ベランダが汚れる原因は主に以下の4つです。

・土や砂
・繊維やホコリ
・排気ガス
・鳥のフンや虫の死骸

ベランダの使い方や環境によって、どのような汚れがつきやすいかは異なります。それぞれ掃除の方法が変わるため、汚れに合わせた対処が大切です。

土や砂

地上の土や砂、花粉などが風で運ばれ、ベランダに付着します。また、ベランダに植木鉢を置いている場合は、その土や砂も汚れの原因になります。

これらの汚れは、乾いているうちはホウキとちりとりで簡単に掃除できますが、放置して壁や床にこびりついてしまうと、落とすのが大変です。

また、土や砂が排水口に溜まると詰まりの原因となり、水はけが悪くなってしまいます。

繊維やホコリ

ベランダで洗濯物や布団を干す場合、繊維クズやホコリ、髪の毛がベランダに落ちてしまいます。これらも放置していると、排水口の詰まりの原因になります。

土や砂と同様乾いているうちはホウキやちりとりで掃除できますが、そのままにしていると落としにくくなるため、定期的な掃除が大切です。

排気ガス

交通量の多い道路に面している場合、排気ガスに含まれる油分でベランダが汚れます。排気ガスによる油汚れはホコリや砂の汚れも蓄積させるため、早めの掃除が大切です。

定期的に掃除する場合は中性洗剤で十分ですが、放置すると洗剤でもなかなか落とせません。

鳥のフンや虫の死骸

鳥のフンはすぐに取り除くようにする
鳥のフンはすぐに取り除くようにする(画像素材:PIXTA)

鳩をはじめ鳥のフンや虫の死骸でもベランダは汚れます。見た目の不快感だけでなく、鳥のフンは不衛生で病原菌やアレルギー物質も含まれているため、すぐに取り除きましょう。

お手軽なベランダ掃除方法

ベランダの汚れは放置していると落としにくくなるため、月2回程度の頻度で掃除することをおすすめします。まずは、お手軽な掃除方法について解説します。

掃除機を使ったお掃除

掃除機を外で使うことに抵抗がある人もいるかもしれません。しかし、ベランダの掃除に掃除機は効果的です。掃除機を使う場合、最初に鳥のフンや虫の死骸、大きめのゴミなどは取り除いておきましょう。特に鳥のフンは掃除機で吸ってしまうと、家の中に雑菌を持ち込んでしまいます。

掃除機を使うときは、ベランダが乾いている状態であることを確認しましょう。汚れが濡れていると、掃除機の内部に汚れがこびりつき、故障の原因になる可能性があるためです。あらかじめブラシで汚れをこすっておくと、掃除機で吸いやすくなります。

隙間掃除用のノズルを使うと、細かい掃除ができるだけではなく掃除後にノズルを水洗いできるため、外の汚れを家の中に持ち込む心配がありません。

新聞紙を使ったお掃除

古新聞やホウキ、ちりとりを使って掃除する方法もあります。まず、新聞紙を適当な大きさにちぎってくしゃくしゃにし、水に濡らしてから床に撒いてください。

濡れた新聞紙をホウキで掃くと、ホコリや砂、髪の毛などを絡め取ってくれます。後は、新聞紙をちりとりで集めれば、掃除完了です。古新聞がない場合は、広告チラシなどでも代替できます。

しっかりとしたベランダ掃除方法

本格的に汚れを落としたい場合には、水を使って掃除をする必要があります。高圧洗浄機を使えば楽ですが、規約で使用が禁止されているマンションもあります。高圧洗浄機がなくても、身の回りにあるグッズで十分にきれいにすることが可能です。

床の掃除方法

デッキブラシで汚れをこすり取る
デッキブラシで汚れをこすり取る(画像素材:PIXTA)

床はホコリや土などを掃除していても、徐々に取りきれない汚れが溜まっていきます。そのため、半年に1度くらいの頻度でしっかりとした掃除をすると、きれいな状態を維持できるでしょう。

まずは掃除しやすいように、ベランダに置いているものを別の場所に移動させます。次に、ホウキで床を掃き、大きいゴミを捨ててください。

つづいてベランダの床に、重曹水やセスキ炭酸ソーダを溶かしたものを床にかけましょう。数分置いたら、デッキブラシでこするようにして洗います。しっかりとブラシをかけた後で、シャワーやホースで水をかけ、汚れを洗い流せば、掃除完了です。

大量に水を流せない場合は、重曹ではなく住宅用洗剤で洗い、新聞紙でこするようにして水分を拭き取ると、きれいに仕上がります。重曹は流す水の量が不十分だと、成分が白く残る場合があります。

排水口の掃除方法

排水口の掃除は、まず排水口周りのゴミをしっかりと取ってから行います。小さめのホウキで掃くと、きれいにゴミが取り除けます。残った汚れは、雑巾などで拭き取ってください。

次に、重曹大さじ1杯と水1.5リットルにクエン酸大さじ半分を加えたクエン酸水を用意します。重曹を粉の状態で排水口にまんべんなくふりかけ、上からクエン酸水をかけると発泡するので、5分ほど放置してください。重曹がない場合は、セスキ炭酸ソーダで代用可能です。

5分経ったら、スポンジやブラシで汚れをこすり落としましょう。最後に水を流して、きれいにしたら完了です。

マンションでは、排水口を隣と共有している場合もあります。そのときは、近隣トラブルを避けるため、掃除をはじめる前に一声かけましょう。

鳥のフンの掃除方法

鳥のフンには病原菌やアレルギー物質が含まれている可能性があるため、ていねいに取り除く必要があります。雑巾や掃除機など、普段の掃除で使うものは家の中に菌などを持ち込んでしまうため、使わないようにしましょう。鳥のフンは汚された直後であれば、軍手やゴム手袋をし、濡らしたキッチンペーパーで拭き取れます。

乾燥してこびりついてしまった場合は、クエン酸水を使って掃除するのがおすすめです。クエン酸水をフン汚れにかけ、5分ほど置いてから、キッチンペーパーで拭き取りましょう。鳥のフンは酸性でクエン酸はアルカリ性のため、きれいに落とせます。

苔の落とし方

日陰に発生しやすい苔
日陰に発生しやすい苔(画像素材:PIXTA)

日当たりが悪く、湿度が高い環境のベランダの場合、緑色の汚れがついていることがあります。これが苔です。苔を落とすには、熱湯をかける方法が効果的です。熱湯を3回ほどかけ、しばらくしてからブラシでこすると、根っこまで除去できます。苔は根っこから除かないとまたすぐに生えてしまい、十分な効果がありません。

壁や床の素材によっては、熱湯がかけられないものもあります。まずは熱湯を目立たない場所にかけてみて、変化がないか確認してから使用するようにしましょう。

熱湯がかけられない、または熱湯でも落ちない苔の場合は、スプレータイプの塩素系漂白剤を利用して落としましょう。

ベランダ掃除の注意点

ベランダ掃除は、床や壁の素材によっては周りに迷惑がかからないように配慮する必要があります。ここでは、ベランダ掃除の注意点について解説します。

掃除は曇りの日がおすすめ

掃除は天気のよい日ではなく、少し曇っているくらいがベストなタイミングです。湿度が高まり、ホコリや土が舞いにくくなるからです。

湿度の低い晴れの日はホコリが舞い上がってしまい、汚れがまたすぐについてしまいます。また近隣に迷惑がかかり、近隣トラブルにつながる可能性があります。

ベランダで水を使えない場合

マンションやアパートなどの集合住宅では、水を流すようなベランダ掃除が規約で禁止されている場合があります。ベランダは共用部分のため、必ず規約を確認しましょう。

ベランダで水を流せない場合は、掃き掃除などをこまめに行いましょう。水を使わなければどうしても落とせないような汚れの場合には、ジョウロを使い、少量の水で掃除します。掃除後に新聞紙を使って拭き取れば、周りに迷惑をかけずに済みます。

ウレタン防水のベランダの場合

ウレタン防水とは、液体状のウレタン樹脂を何層にも塗布した防水方法で、ゴム状の被膜が床の上に形成されます。ウレタン防水のベランダはこの被膜が柔らかく、傷がつきやすいためデッキブラシは使用できません。

ウレタン防水はゴミが付着していると防水機能自体が劣化するため、こまめな掃除が必要です。ウレタン防水のベランダは、固く絞った雑巾や布、スポンジなどを使って掃除しましょう。

まとめ

ベランダは、ゴミの種類によって掃除の仕方が異なります。そのため、適切な掃除方法を心がけることが大切です。

ベランダをきれいな状態にしておくと、気持ちがよいものです。室内ほどこまめな掃除は不要ですが、月に2回ほど掃除してゴミを取り除いておくと、きれいなベランダが長持ちするでしょう。

(最終更新日:2022.03.10)
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