2021年12月7日に開催された「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2022」。1都3県の「本当に住みやすい街」TOP10を発表するなか、神奈川県藤沢市の辻堂(JR東海道線)が第1位に輝きました。そこで、藤沢市の鈴木 恒夫市長に、受賞への思いや辻堂の魅力、行政としての取り組みなどについてお話を聞きました。

藤沢市長 鈴木 恒夫(すずき つねお)さん
1950年生まれ。藤沢市出身。1979年から藤沢市議会議員となり、1994年には藤沢市議会議長に。1995年からは神奈川県議会議員となり、総務企画常任委員会委員長、議会運営委員会委員長、震災対策調査特別委員会委員長を務める。2012年2月より現職。

※撮影時のみマスクを外しています

都市の利便性と豊かな自然環境、伝統と新しさを兼ね備えた街

藤沢市長
辻堂を「サーフスポットとして以前から人気の海側に加え、工場跡地も再開発で注目されているバランスの取れた街」と語る鈴木市長

―昨年の3位から、今回は初の1位を獲得しました。今のお気持ちをお聞かせください

大変光栄に思っております。辻堂駅には横断幕を掲げ、SNSなどを通じて喜びの声も多数届いております。昨年、3位にランクインしたときも多くの人に喜んでいただき、受賞の重みを感じているなかで、今回1位にランクアップできました。今後は1位の期待に応えていかなければならないと考えております。

―どのような面で期待されていると感じますか?

新しい街ならではの総合的な住みやすさではないでしょうか。辻堂駅の北口には、再開発エリア「湘南C-X(シークロス)」があり、湘南エリア最大のショッピングモール「テラスモール湘南」など商業施設がそろっています。
自然も豊かで、辻堂駅の南側には「県立辻堂海浜公園」があり、その先の「辻堂海岸」では江の島や富士山が望めます。北側には「芙蓉カントリー倶楽部」というゴルフ場があり、引地川沿いには広大な水田地帯が広がっています。
都心へのアクセス環境も整っています。JR東海道線と湘南新宿ラインを利用できる鉄道の利便性はもちろんのこと、現在整備中の「圏央道藤沢IC」の神奈川県区間が完成すれば自動車の移動も便利になり、今後は交通の要所にもなっていくでしょう。

―ICT、IoT、ロボットなどの先端技術を取り入れた「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」にも注目が集まっていますね

藤沢市には、東海道の宿場町として栄えた歴史があります。辻堂にも、(第45代内閣総理大臣の)吉田茂をはじめとする政・財界で活躍した多くの人材を輩出した「耕余塾跡」など、伝統や歴史のあるスポットが点在しています。
その一方で、辻堂駅の近くには生活支援ロボットの展示施設「ロボテラス」や、街全体がエコで安全・安心な暮らしのモデルになっている「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」のような最先端のスポットもあります。歴史ある場所と新しい場所、どちらも楽しめることも辻堂の魅力です。

コロナ禍の生活により、東京から移住する子育て世代が増加

藤沢市長
藤沢市内の企画展示やイベントには、公務の合間やプライベートで訪れることもあるとのこと

―鈴木市長が思う、辻堂の魅力やおすすめのスポットはありますか?

湘南は、日本の「サーフィン発祥の地」と言われています。辻堂には、朝早く起きて海に入り、シャワーを浴びて会社へ行くという生活をしている人がたくさんいます。仕事を家でしながら気分転換で海へ行ったり、富士山を観たり、江の島へ行ったりという生活を自然と楽しめます。
そうした需要は以前からありましたが、コロナ禍以降は東京から移住をしてくる人が目立つようになり、2021年7月には藤沢市の人口が44万人を突破しました。2017年に行った将来人口推計による見込みよりも4年ほど早く44万人に達していることが、多くの人にとって住みたい場所である証拠ではないでしょうか。特に、子育て世帯の移住者が多い印象です。

辻堂駅周辺の整然とした街並みも大きな魅力だと思っています。辻堂駅は、2016年に開業100周年を迎えました。地元住民がお金を出し合って作った「地元請願駅」として誕生して以来、発展を続けてきた歴史があります。そして、北口の「湘南C-X」開発を機に、電柱の地中化を進め、屋外広告物はガイドラインを設けて規制しました。現在は電柱も広告もない、非常にすっきりとした場所になりました。

個人的には「藤沢市藤澤浮世絵館」や若手芸術家を支援する施設「藤沢市アートスペース」へ、展示が変わるたびに足を運んでいます。また、藤沢市内の各所で立体造形作品を展示しています。詳細は「あるいて。みつけて。ふじさわパブリックアート散歩」という冊子にまとめており、気軽にアートを楽しむことができます。
「辻堂海浜公園」や市民センターで開催するイベントにもよく訪れますし、昨今はコロナ禍で叶いませんが、毎年正月には箱根駅伝が通過するため、応援に行きます。

辻堂の街の魅力を記事で詳しく読む:【本当に住みやすい街大賞2022】第1位 辻堂:再開発により利便性が急上昇、都市とリゾートの融合で進化を続けるシーサイドタウン

人口増に対応した政策で、より住みやすい街へ

藤沢市長
「ハード面は整備を進めることができたので、今後は人と人とのつながりを生むコミュニティづくりをサポートしたい」と鈴木市長

―「住みやすい街」となるために、行政として取り組んでいること、取り組みたいことを教えてください 

藤沢市は「郷土愛あふれる藤沢~松風に人の和うるわし 湘南の元気都市」を目指しています。住みやすい街づくりを進めた結果として人口が増加しましたが、人が増えれば増えるほど課題も出てきます。
たとえば、子どもの増加に対しては保育園や放課後児童クラブの新設、人口増に合わせた仮設校舎の設置などの対策をおこない、交通渋滞に関しては駐車場の確保に加え、連節バスの導入、信号サイクルの見直しなど、交通事業者をはじめ、各関係機関と協力し、1つずつ課題の解決に努めています。

「郷土愛」を持って住み続けていただくためには「人の和」が大切です。2021年8月には、生涯学習活動や福祉活動などの拠点である「辻堂市民センター」の改築工事が完了しました。「明治市民センター」とともに、地元の皆さんがこの街でやりたいことを探し、実現する場所として活用いただきたいですし、その応援ができればと考えております。

長く地元で暮らしている人と移住してきた人の「人の和」を大切に

藤沢市長
トロフィーを手に、藤沢市の地域性について語る鈴木市長。都市開発が注目されがちですが、昔からある自然も多く残っている辻堂では、休日に家族連れで公園にでかける姿もよく見かけるとのこと

―ARUHIの新サービス「TownU(タウニュー)」には辻堂に関して「文化的にもおおらかで過ごしやすい」などの口コミが寄せられています。実際のところはいかがですか?

先ほどお話したように、藤沢市には歴史的なスポットが多く、有形民俗文化財の「人形山車」で知られるお祭りなど、伝統文化も息づいています。そうした環境のもと、長く住んできた地元の人々が多い一方で、移住者も増えています。ほかの地域から引っ越してくる人は地域になじめるのか不安に感じることも多いと思いますが、海の近くで暮らしているからでしょうか。地元の人々は人がいいと言いますか、新しく入ってきた人にも親切な印象です。引っ越してきても溶け込みやすいのではないでしょうか。

「TownU(タウニュー)」とは?
アルヒ株式会社が提供する一人ひとりのライフスタイルや価値観に合った「本当に住みやすい街」をAI技術を用いて提案するWebサービス。詳しくはこちら

―最後に、引っ越し先を探している人や検討中の人に向けてメッセージをお願いします

藤沢市の西側にある辻堂は、海が近く自然も豊かで、歴史や文化に触れることができるエリアです。生活利便性も高く、自分らしく、楽しく暮らせる環境が整っていますし、ファミリー層の方々が子育てをしやすい街だと自負しております。今回、「本当に住みやすい街大賞2022」で1位を獲得したことはゴールではありません。安全で安心な社会づくりや教育活動などさまざまな観点から、今後はより一層住みやすい街にしていけるよう努めてまいります。

辻堂駅の住みやすさを「TownU(タウニュー)」で見る!(無料)

 

(最終更新日:2022.01.24)
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