千葉県の人口は2021年11月1日時点で627万8,979人。日本でも有数の人口規模を誇ります。千葉県は子育て世帯を中心として、都内で働く人々のベッドタウンとしても人気。そんな千葉県の世帯年収は全国と比較すると高いのでしょうか。また高収入世帯が多く住むエリアはどこなのでしょうか。千葉県内の市区町村別の世帯年収ランキングを紹介します。

千葉県の世帯年収と全国の世帯年収

まずは千葉県全体の世帯年収と全国の世帯年収を比較してみましょう。すべての世帯、単独世帯、子育て世帯の3つで比べてみました。

千葉県と全国の世帯年収
出典:住宅・土地統計調査/平成30年住宅・土地統計調査/住宅及び世帯に関する基本集計 全国・都道府県・市区町村

千葉県全体では全国平均と比較すると、若干高収入世帯の占める割合が若干高い傾向にあります。2015年の国勢調査によると千葉県内の昼間人口は556万人、夜間の人口は621万6,000人。昼夜間人口比率は89.5%と、全国でも神奈川県に次ぐ低さであり、多くの千葉県民が千葉県外で働いていることがわかります。千葉県からの通勤圏内で昼夜間人口比率が100を超えているのは東京のみですので、多くの人が東京都で働いていると推測できます。千葉県には東京都水準での給与を得ている人が多いため、全国平均よりも世帯収入が高いと考えられるでしょう。

【単独世帯※】千葉県と全国の世帯年収
出典:住宅・土地統計調査/平成30年住宅・土地統計調査/住宅及び世帯に関する基本集計 全国・都道府県・市区町村 ※世帯人員が一人の世帯

千葉県内の単独世帯の世帯年収も、全国平均と比較すると高水準です。特に千葉県西部は都心へのアクセスも良好ながら、1人暮らし向け賃貸住宅の家賃が都心より安いため多くの都内通勤者が暮らしていると考えられます。

【子育て世帯※】千葉県と全国の世帯年収
出典:住宅・土地統計調査/平成30年住宅・土地統計調査/住宅及び世帯に関する基本集計 全国・都道府県・市区町村 ※ここで言う子育て世帯は「夫婦と子どもで構成される核家族世帯で、夫婦のいずれかが家計を担う世帯」を指します

千葉県内の子育て世帯で最も多いのは世帯年収が500万〜700万円の世帯です。世帯年収700万円を超える子育て世帯の割合は40.55%、全国平均は34.49%ですので、豊かに暮らしている世帯が多いと言えますね。

千葉県内で高収入世帯の割合が多い市区町村は?

交通の便が良く、高収入世帯の割合が多いと考えられる浦安市

続いて、千葉県内で世帯年収1,000万円を超える世帯を「高収入世帯」とし、高収入世帯の割合が多い市区町村を調べてみました。すべての世帯・単身世帯・子育て世帯に分けて集計しました。

千葉県内で高収入世帯の割合が多い市区町村ランキング
出典:住宅・土地統計調査/平成30年住宅・土地統計調査/住宅及び世帯に関する基本集計 全国・都道府県・市区町村

総合ランキングで最も世帯年収1,000万円以上の世帯の割合が多いのは浦安市です。浦安市は東京メトロ東西線やJR京葉線が通っているため、東京駅方面へのアクセスが便利。浦安駅から日本橋駅までの所要時間は約20分です。浦安市が18〜49歳の市民に対して行った調査では、52.4%の浦安市民が東京23区に勤務していることがわかりました。都内勤務者が多いことも世帯年収1,000万円を超える世帯の割合が多い一因として考えられそうです。

出典:浦安市「浦安市人口ビジョン」

【単独世帯※】千葉県内で高収入世帯の割合が多い市区町村ランキング
出典:住宅・土地統計調査/平成30年住宅・土地統計調査/住宅及び世帯に関する基本集計 全国・都道府県・市区町村 ※世帯人員が一人の世帯

単独世帯で1位となったのは旭市です。旭市は成田空港よりもさらに東側の人口約6万5,000人の市です。東京駅までの電車の所要時間は約2時間なので、東京23区への通勤はあまり現実的ではありません。では、なぜ旭市では年収1,000万円を超える単独世帯の割合が千葉県で最も多いのでしょうか。

その1つのヒントとなりそうなのが、旭市の農業産出額です。2019年の全国市町村別農業産出額ランキングで旭市は全国で6位。野菜と養豚が盛んな地域なのです。旭市の第1次産業に従事する人の割合は全体の18.3%と千葉県内ではダントツの高さを誇ります。旭市では農作物のブランド化が進んでおり、農業先進地としての注目も集めているとのこと。旭市の農業を営む方2,185人のうち、販売金額が1,000万円を超えている人が758人。高収入を得ている農家が多いことが、旭市の単独世帯に年収1,000万円超え世帯が多い一因となっているのかもしれません。

出典:「平成30年市町村別農業産出額(推計)」「統計あさひ(旭市統計書)令和2年版」

【子育て世帯※】千葉県内で高収入世帯の割合が多い市区町村ランキング
出典:「住宅・土地統計調査/平成30年住宅・土地統計調査/住宅及び世帯に関する基本集計 全国・都道府県・市区町村 ※ここで言う子育て世帯は「夫婦と子どもで構成される核家族世帯で、夫婦のいずれかが家計を担う世帯」を指します

千葉県内の子育て世帯のうち、世帯年収が1,000万円を超える世帯が最も多いのは浦安市でした。浦安市は全体のランキングでも紹介したように、都内への通勤者が多いことから、高収入世帯が多いと考えられます。2位の千葉市美浜区と4位の習志野市は、幕張新都心を有するエリア。幕張新都心には日本を代表する企業の本社や拠点が立ち並んでいます。大企業に勤める人が世帯年収を押し上げている可能性が高そうです。

まとめ

千葉県内で最も高収入世帯の割合が多いエリアは浦安市でした。子育て世帯では、幕張新都心を有する千葉市美浜区や習志野市などでも高収入世帯の割合が多くなっています。これから千葉県に引っ越しを考えている人、千葉県内で転居先を探している人はぜひ参考にしてくださいね。

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