結婚を機に住むようになった広島。皆さんの温かさに支えられました―枡田絵理奈さんインタビュー

9月22日に開催された「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2021 in 広島」。授賞式典には特別ゲストとして、フリーアナウンサーの枡田絵理奈さんが登壇しました。枡田さんが求める「住みやすい街」の条件や理想の住まいについて、お話を聞きました。

プロフィール
2008年にTBSに入社し、『チューボーですよ!』『スーパーサッカー』『ひるおび』 『クイズ☆タレント名鑑』など様々なジャンルの番組に出演。結婚を機に2015年にTBS を退社後、広島に在住し、3人の子育てをしながらフリーアナウンサーとしてテレビ、 ラジオ、雑誌などで活躍中。

リアルに「住みやすい街」のランキングなんだな、と実感

出張から新幹線で戻ってくるとき、府中町のイオンモールが見えると「ああ、広島に帰ってきたな」と思うのだとか

―「本当に住みやすい街大賞2021 in 広島」のイベントに参加された感想はいかがでしたか?

とても楽しかったです! 実はイベントが始まる前、自分の中でランキングを思い浮かべてたんです。でも一つしか当たらなかったです(苦笑)。1位の天神川駅なんですけど。

実は以前、この「本当に住みやすい街大賞」のイベント司会をさせていただいたことがあるんです。そのときにも「こうきたか!」ととても驚いた記憶があるんですが、「人気の街」ではなく、リアルに「住みやすい街」のランキングなんだな、と実感しました。

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―ランクインした街の中で、一番印象に残った街はどこですか?

一見意外だけど、言われてみたら納得! と思ったのは西条ですね。広島市内からは遠いイメージだったんですけど、今は企業が増えているという話と、空港へのアクセスが良いという話を聞いて、「なるほど!」と。歴史や文化もあるし、それでいて今発展している、そんな活気のある街なんでしょうね。

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―ほかにもランキングに入った街で、よく知っている場所や馴染みのある場所はありましたか?

お世話になっているのは段原一丁目駅です! 映画館もあるし、子どもの遊び場もあるし、大きな100円ショップやスーパー、ショッピングモールもある。

あと、やはり天神川駅は外せないですよね。特にあのイオンモールには本当にお世話になりました。小さな子ども連れでも過ごしやすいので、子どもがまだ1歳の頃とかには、朝から連れて行って夕方まで過ごすということも度々ありました。

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広島の人はとてもフレンドリー。「みんなで子育てをする」という感覚も

「広島に住んでいると、農家をしている友人や、親戚が農家という友人から野菜を分けてもらうことも多いです。育ち盛りの子どもが3人いるので嬉しいです」と枡田さん

―枡田さんは神奈川県出身で、広島東洋カープの選手である堂林翔太さんとの結婚を機に7年前に広島に移住されました。広島の最初のイメージはいかがでしたか?

やはり、広島弁には最初驚くことが多かったです(笑)。「怒られてるのかな!?」と思っても、そうでもないことが大半で。広島弁に慣れれば慣れるほど、裏側にある愛情をたくさん受け止められるようになったな、と思っています。

―住環境に関してはいかがですか?

広島に引っ越してくる前は、勤めていたTBSが赤坂にあるので、そこに近い場所に住んでたんですよ。物価がとても高くて、特にスーパーのお肉や野菜! いつも「高いなあ…」と思いながら買ってたんですよね。広島に来て驚いたのは、海のものも山のものも、それこそ朝採れ野菜なんかもすぐ手に入って、どれも新鮮でおいしいのにものすごく安い! これは本当にいいところですよね。

あと、皆さんすごくフレンドリーに話しかけてくれますね。東京に住んでいるときは、隣に誰が住んでいるのかわからないのが当たり前。でも広島に住むようになったら、ご近所さんとのコミュニケーションはもちろん、お肉屋さんに買い物に行くと「パパ、昨日はいいヒットだったね!」と声を掛けてくれたり、「これあげるけえ、もっとパワーつけんさい!」なんて言われておまけしてくださったり。周囲の方がすごく見守ってくださっているな、というのを実感します。

―今、3人のお子さんのママでもある枡田さんですが、子育てもしやすい環境ですか?

近所のお友だちとは、お互いに助け合いながら、一緒に子育てをしているような感覚です。だから、誰かが体調を崩したら「いつでも子どもたちを代わりに見るからね」と声を掛け合ったり、「ご飯のおかず持っていくよ」と言ってくれたり…。以前一度経験したのですが、そうやってご近所の方からいただいたおかずだけで、ものすごく食卓が豪華になったことがありまして(笑)。あのときは本当に、良い意味でカルチャーショックを感じましたよね。

広島に引っ越してきたときは、主人以外の知り合いは1人しかいない状況だったんです。東京・神奈川以外の場所に住んだことがなく、最初は不安がいっぱいでした。でも本当に色んな人が声を掛けてくださって、しかも私、「枡田絵理奈」のことを知らない方でもそうなんですよね。皆さんの温かさに支えられました。

子育てをする中で「職場の近さ」から「生活がしやすい場所」が第一条件に

一番上のお子さんは虫が好きなため、家族で虫採りに行くことも多いそう。「広島は自然が多い環境なので、子どもたちとたくさん遊びに行けますね」

―今、広島県内でお気に入りの場所はありますか?

たくさんあるんですが、広島空港の近くにある広島県立中央森林公園でしょうか。大きな滑り台があったり、飛行機や滑走路がすぐ近くに見えたりして、子どもたちがとても喜ぶんですよ。サイクリングコースがあるので、安心して子どもが自転車の練習をできるのもいいですね。夫もオフの休日は家族みんなでよく訪れます。おすすめですよ。

―お子さんが生まれてから、独身のときとは「住む場所」の条件は変わりましたか?

独身のときはやはり、「職場に近い」というのが一番でした。でも今では、日々の生活がしやすい場所というのが一番に。何よりも、子どもが安全に健やかに過ごせて、そして生活面ではスーパーマーケットに行きやすい場所、ですね。今は子どもも3人になりましたので、食べる量もどんどん増えてきましたし、「買い忘れた!」というものがあったときや「オムツがなくなった」というときもさっと行ける、そんな場所がいいです。

私、対面販売のお店が好きなんです。日々のレシピに困ったときは、お肉屋さんとかお店の人に「こうやって食べたらいいよ」とアドバイスをもらったりすることが多くて、すごく助かるんです。広島は商店街に活気があるので、そういうところもいいですよね。

私もいつか、子どもの成長や生活の状況によって、住む場所を変えなくてはいけないタイミングが来るかもしれないな、と思うんです。そのときには今回のランキングを参考に、しっかりと考えていきたいなと思います。

「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2021 in 広島」
1~10位のランキングはこちら
授賞式典の様子はこちら

※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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