どんなに気をつけていても、庭木などにクモの巣が張ってしまうことはあるもの。また、庭だけでなく玄関などにクモの巣が張っていると、見た目に不快感を覚えてしまいます。そこで、クモの巣の除去法やクモの巣を再び張らせないための対処法など、クモをはじめとした害虫の除去に関する商品の研究・製造を行うアース製薬の研究部・有吉さんにお話を伺いました。

庭に出没するクモの種類と習性

クモには、巣を張って獲物を待ち伏せして捕獲する「造網性(ぞうもうせい)」のクモと、巣を張らずに自分で餌となる虫を捕獲しに行く「徘徊性(はいかいせい)」のクモがいて、どちらも庭や玄関に出没します。

ここでは、「造網性」のクモの種類と巣の形状について見ていきましょう。

庭木、生垣に出没するクモ

クサグモの仲間

クサグモ、コクサグモ
習性:枝葉が一面真っ白になるほどの平らな網(巣)を張る

玄関、軒下、ベランダに出没するクモ

ユウレイグモの仲間

オオヒメグモ・ユウレイグモ
習性:網の構造がはっきりしない不規則な網(巣)を張る

セアカゴケグモなどを除き、ほとんどのクモは無害で、むしろ害虫を食べてくれる“益虫”です。人を積極的に攻撃することもありません。

クモの巣を取り除くコツ。再び張らせないために

クモの巣を張らせにくくするためのスプレーもある

ほとんどのクモは“益虫”なので、クモの巣が気にならなければそのままにしておくという手もあります。
クモの巣に不潔感や不快感を覚える場合、「既に張られているものは、ほうきなどを使い物理的に取り除くしかありません」と有吉さん。

ただし、クモは何度も同じ場所に巣を張る習性があるそうで、「再びクモの巣を張らせないためには、市販のスプレーなどを使うといいですね。庭木用のものであれば、植物にほとんど影響はないので、安心して使えます」と続けます。

例えば玄関や建物の外壁に巣を張っていた場合は、撥水成分シリコーン配合の殺虫スプレーをしておくのがおすすめ。雨に強く有効成分が持続し、1ヶ月巣作りを予防します。

そもそもクモの巣を張らせないためにしておきたいこと

クモの餌となるゴキブリや小さな虫が発生しないよう、キッチンなどの水回り、排水溝などは常に清潔に

有吉さんによると、クモの巣がよく張る家の特徴として考えられるのが、クモの餌となるクロゴキブリや小さな虫がよく出ること。そのため、クモの巣を張らせないようにするためには、それらの虫が出ないための対策をしておくといいでしょう。

特にゴキブリは不衛生なものを好む傾向があるので、生ゴミや排水溝の汚れを放置するのはNG。台所はもちろんのこと、洗面所、トイレなど水回りを掃除し、ゴキブリが来ないきれいな環境を保ちましょう。

まとめ

クモはほとんどが無毒で害虫を食べてくれる益虫ではあるものの、庭にクモの巣が張っているのは見た目にもあまり好まれるものではありません。
クモの巣をとってもとってもキリがないと諦めず、対策を講じて、清潔感のある家づくりを叶えていきましょう。

【取材協力】
アース製薬 研究部 有吉立さん
害虫について研究し、商品開発に貢献。害虫の飼育員としての経験を活かし、2018年には「きらいになれない害虫図鑑」を出版。また、アース製薬では、玄関や軒下などにできるクモの巣の対策として「蜘蛛の巣消滅ジェット」、庭木のクモの巣に対しては「アースガーデン 蜘蛛の巣撃減」をラインナップしている。

※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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