家で過ごす時間が長くなれば、電気の使用量も多くなりがちです。そこで気になるのが電気代です。消費電力50Wの家電をつけっぱなしにしたとすると、1日でどのくらいの電気代がかかるのでしょうか。エアコンなどの季節家電や、常時電気を使っている冷蔵庫の電気代も気になるところです。そこで今回は、電気代の計算方法と節約テクニックを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

50Wの家電にはどんなものがある?

W(ワット)は1秒間に消費する電力を示す単位です。50W前後の電力を消費する家電には、次のようなものがあげられます。

・扇風機
・空気清浄機
・ノートパソコン
・インクジェットプリンター
・液晶テレビ
・ミシン
・デスクスタンドライト
など。

使用目的が同じ家電でも、製品の大きさや機能によっては50W以上の電力を消費します。また、電源を入れたときに瞬間的に大きな電力を消費するものもあります。

50Wの家電をつけっぱなしにすると電気代はいくらかかる?

電気代は次のように、消費電力に使用時間と料金単価を掛け合わせて算出します。

消費電力(kW)×使用時間(h)×料金単価(円/kWh)

消費電力1kW=1,000Wです。たとえば、東京電力の電力量料金を参考にして料金単価26円/kWh、消費電力50Wの家電を1時間使用した場合は、次のように計算します。

50÷1,000(kW)×1(h)×26(円/kWh)=1.3円

1時間で1.3円とすると、電気代はそれほどかかっていないように感じます。ただし、1日中使っているとしたら、さらに1ヶ月・1年となるとどうでしょうか。

これが1日8時間の使用なら、1年間の電気代は3,796円となり、1日中つけっぱなしにした場合と比べて約7,600円も節約できます。

日常的によく使う家電、1年間の電気代は?

消費電力50Wの家電でも、つけっぱなしにすれば年間1万円以上の電気代がかかることがわかりました。では、常に電源を入れている冷蔵庫や、夏や冬にフル稼働するエアコンはどうでしょうか。それぞれ調べてみましょう。

冷蔵庫

冷蔵庫の消費電力は容量や機能によって異なります。容量が大きいほど多くの電力を使いそうですが、冷蔵庫の場合は容量が大きいほど消費電力も多くなるというわけではありません。特に4人以上の家庭向けの大容量冷蔵庫は一人暮らし用よりも消費電力が少なくなります。買い替えを検討するときなど、容量と消費電力を見比べてみてください。

料金単価26円/kWhとして、消費電力300Wの冷蔵庫を使用した場合の電気代は、次のようになります。

・1日:300÷1,000(kW)×24(h)×26(円/kWh)=187.2円
・1年間:187.2(円)×365(日)=68,328円

エアコン

エアコンは室内外の気温によって運転状態が変化します。そのため、電気代を単純に計算するのは困難です。仮に、消費電力400Wのエアコンを1年間つけっぱなしにするとしたら、次のような金額になると考えられます。ここでも料金単価は26円/kWhとします。

・1日:400÷1,000(kW)×24(h)×26(円/kWh)=249.6円
・1年間:249.6(円)×365(日)=91,104円

電気代を節約するには?

省エネ家電に買い替えることも電気代の節約に

1日くらいなら少しの金額でも、年間に換算すると大きな金額になることに驚いた人も多いでしょう。電気代はちょっとした工夫で節約できます。ここからは、電気代の節約テクニックを紹介しますので、ぜひ試してみてください。

こまめに消す

まずは、使っていない電気はこまめに消しましょう。照明やテレビなどはつけっぱなしにしない習慣をつけましょう。「夏場のエアコンはつけっぱなしのほうがお得」などといわれますが、外気温が35度未満ならこまめに消したほうが電気代はかからないことがわかっています。

保温機能がある電気ポットや炊飯器なども、夜間や長時間の外出時には電源を切ると効果的です。一方、パソコンは起動時に電力を消費するため、90分程度の中断ならシャットダウンではなく、「システムスタンバイ(スリープ)」か「休止状態」にしたほうが電力消費を抑えられます。

電気製品は使用していなくても、コンセントにつながっているだけで電気を使っています。このときに消費される電力を「待機時消費電力(待機電力)」といい、年間に消費される電力の約6%を占めます。長時間使わないときはコンセントからプラグを抜いて、待機電力をカットするとよいでしょう。

なお、資源エネルギー庁のサイトでも家庭でできる節約のポイントが詳しく紹介されています。ぜひチェックしてみてください。

参考:無理のない省エネ節約|経済産業省 資源エネルギー庁

省エネ家電を使う

省エネ家電に買い替えることも電気代の節約につながります。冷蔵庫や洗濯機などの大型家電の買い替えは大変かもしれませんが、手軽なところで照明器具の電球をLEDに交換してみてはいかがでしょうか。

次のような条件で蛍光灯とLEDの電気代を比較すると、1日でも10円以上、年間では4,000円近く節約できることになります。

・使用時間:1日8時間
・料金単価:26円/kWh

電力会社や料金プランを見直す

電力自由化により、数多くの新電力会社が登場しました。これまでのようにエリアごとに決められた大手電力会社ではなく、自分に合ったお得な電力会社を選べるようになっています。

基本料金がなく使った分だけの電気代を請求する会社や、風力・水力などのクリーンエネルギーを販売する会社、ガス・ガソリン・通信費などがお得になるセット割を行っている会社もあります。契約先を変更するだけで、電気代が節約できるかもしれません。

電力会社を変更しない場合も、料金プランの見直しで電気代が安くなる可能性があります。電気の使用量や家族の人数、ライフスタイルに合うプランがないか調べてみることをおすすめします。

まとめ

消費電力が50Wの家電をつけっぱなしにすると、年間1万円以上の電気代がかかります。照明やテレビなど、使っていないときにはこまめに消すようにしましょう。省エネ家電への買い替えも電気代の節約に効果的です。電力会社や料金プランを見直すことで電気代が安くなる可能性もあります。さまざまな工夫が電気代の節約につながるため、ぜひ試してみてください。

※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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