家計とは別に、内緒で貯める個人貯蓄「へそくり」。タンス預金と似たようなイメージがある人も多いと思いますが、共働き家庭が増え、時代も働き方も変化した現在、主婦たちのへそくり事情はどのように変わっているのでしょうか。

30~50代主婦の半数弱がへそくりを実施。総額は100万円以上!?

株式会社主婦の友社が、日本のリアルな主婦像や動向に関する調査を実施。現在進行形でへそくりをしているか問うと、「している」人が45.6%、「していない」人が54.4%とほぼ同率でした。家計を握ることが多い主婦だからこそ、夫や家族に暗黙でコツコツ貯蓄ができるのかもしれません。

出典:株式会社主婦の友社「日本のリアルな主婦像や動向」

毎月のへそくり貯金額を聞くと「1万5,000円以上」が最も多く26%、「8,000円~1万円」が 20.8%、「3,000円以下」が18.2%、「1万円~1万2,000円」が14.3%、「3,000~5,000円」が13%、「5,000~8,000円」が7.7%でした。4割以上の人が毎月「1万円以上」をへそくりしている一方、「3,000円~1万円以下」の人も合計すると4割を超え「まとめて貯蓄する派」と「コツコツ貯めていく派」に分かれているようです。

出典:株式会社主婦の友社「日本のリアルな主婦像や動向」

今あるへそくりは総額でいくらかという質問には、「100万円以上」が32.5%で最多となる結果に。その一方、「10万円未満」が24.7%を占めており、二極化している様相が見て取れます。総額が多い人は、仕事やパートで稼いだお金をそのまま自分のへそくりにあてており、毎月コツコツ派は、生活費を節約して余ったお金を少額ずつ貯蓄するケースが多いようです。

出典:株式会社主婦の友社「日本のリアルな主婦像や動向」

へそくりは「自分にも家庭にも還元できる」いざという時の当座資金

へそくりの目的について複数回答で聞くと「自分の趣味や遊興費のため」が最多で59.7%、次いで「いざというときに生活費を補填するため」が46.8%、「貯蓄のため」が36.4%、「へそくりを元手にお金を増やしたいため」が22.1%、「子どものため」が13%でした。へそくりを貯める目的として、「自分に投資するお金」と捉えている一方、いざという時の生活費、子どものためなど「家庭に還元するため主婦が握っておく虎の子として、計画的にキープしておきたい」という回答が目立ちました。

出典:株式会社主婦の友社「日本のリアルな主婦像や動向」

へそくりの目標額を問うと「特に目標額はない」が最多で45.5%を占めました。毎月それなりに支出があり、緊急時に使う可能性などを鑑みれば、「何円貯まればおしまい」というものではないようです。次いで「100万円以上」が36.4%で、ざっくりと「100万円以上あれば安心」と目標額を設定している人が多そうです。

出典:株式会社主婦の友社「日本のリアルな主婦像や動向」

へそくりの貯め方や管理方法、使い道は?

実際、主婦はどのようにしてへそくりを貯めているのでしょうか。まとまった額を貯める派からは

「単発の在宅ワークで稼いだお金はすべてへそくりに。夫はそれを知らない」
「生活費は夫が担い、パート代はすべて自分用に貯金」
「定期的に断捨離し、メルカリで不用品を売ったお金を貯めている」
「株式投資で得たお金はすべてへそくりにしている」
「コロナ禍になって“旅行したつもり貯蓄”を半年に1回している」

コツコツ派からは

「生活費をなるべく切り詰めて、毎月余った分を貯めている」
「夫に多めに生活費を請求して、先に貯蓄分を天引き」
「生活費からではなく、自分で貯めたポイントや株などをへそくりに充てる」
「毎年、義両親からいただくお年玉をいざという時用に貯めている」
「地道に500円貯金!貯金箱はクローゼットの奥に隠してある」

といった声が挙がっています。

また、貯める場所を複数回答で聞くと、
「へそくり用の口座」が54.5%、次いで「たんす貯蓄」が18.2%、「たんす貯蓄、へそくり用の口座」が9.1%でした。昔ながらの「へそくり」といえば、家の秘密の場所に隠してあるイメージでしたが、今では専用の口座を利用するのがスタンダードな様子。また、基本的には口座を使い、急に入用になった場合に備えて家に一定額を置いてある、という合わせ技を使う人もいるようです。

 

出典:株式会社主婦の友社「日本のリアルな主婦像や動向」

夫や家族には内緒のへそくりを、主婦はどのように管理しているのでしょうか。口座貯金派からは、

「夫はネット音痴なので、ネットバンクにしている」
「アプリで管理してスマホにパスコードをかけているから、絶対にばれない」
「通帳は、目立たないポーチにしまって隠している」

たんす貯金派からは

「ダイヤル式の鍵がついたスーツケースに保管している」
「封筒に入れて、押し入れの奥深くの缶にしまっている」
「家計簿とレシート等、帳尻が合うように調整している」
「お金を入れた袋に、へそくりとバレないよう“学校用”等とうその項目を書いてある」

など、様々な工夫でへそくりがバレないようにしているようです。

へそくり否定派の理由は「堂々と貯めたい」もしくは「お金がない」

今後へそくりをしたいか聞くと「へそくりをしない、したくない」と回答した人が62%と多数派に。いったいなぜ、へそくりをしたくないのでしょうか。その理由を問うと、下記のような意見が挙がりました。

出典:株式会社主婦の友社「日本のリアルな主婦像や動向」

「コソコソしたイメージのへそくりではなく、堂々と自分の預貯金としてオープンにしていたい」
「私は私で、オープンに資産形成していきたい」
「自分の収入はすべて自分のものなので、へそくりとして隠す必要がない」

といった、こっそり内緒で貯めるのではなく、貯蓄するなら自分で稼いだお金をオープンに資産として家族と共有していたいという意見と

「へそくりをする余力がまったくないから」
「お金に余裕がないから」
「コロナ禍でキャッシュレス化してしまい、現金がないし、使わない。タンス貯金ができなくなった」

など、コロナ禍や不況などの要因から家計がひっ迫し、へそくりをする程の「金銭的余裕がない」ことを理由とする意見に2分されました。

まとめ

貯蓄の方法は家庭により異なりますが、様々な用途に使える資金として「へそくり」を貯めている主婦が多いようです。コロナ禍による経済的な不安を抱える家庭も多いなか「へそくり」があれば、いざというときの備えになりそうですね。

【調査概要】
「日本のリアルな主婦像や動向」
調査対象:主婦の友社「暮らしニスタ」ユーザーで30~50代の既婚主婦169名
調査方法:インターネット調査
実施期間:2021年6月8日〜2021年6月16日
実施機関:株式会社主婦の友社

ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:暮らしニスタ

※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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