「乾きにくい」「におう」「邪魔」…コロナ禍の部屋干しで気になる人が増加

梅雨の時期に入ると「湿気が高いため洗濯物がなかなか乾かない」など、洗濯や衣類のケアの悩みが増えてきます。特に2020年以降はコロナ禍で生活様式が一変し、洗濯スタイルが変化した人も多いのではないでしょうか。

おうち時間の増加で部屋干しの乾きにくさや部屋干し臭の悩みが増加

パナソニック株式会社が、コロナ禍における梅雨時期の洗濯や部屋干しの変化や困りごとの調査を実施。コロナ禍の部屋干しで気になるようになったところについて質問をしたところ、約6割の人が「気になるところが増えた」と回答しました。具体的に気になるようになったところを問うと、「乾きにくさが気になるようになった」が最も多く53.1%、次いで「洗濯物から発生する部屋干し臭(生乾き臭)が気になるようになった」が45.1%、「部屋の中で干していると邪魔と感じ、目に付くようになった」が43.6%でした。

出典:パナソニック株式会社「梅雨の洗濯の困りごとに関する調査」

在宅勤務などでおうち時間が長くなったことにより、今までよりも部屋干しにまつわる悩みが増えていることがうかがえます。以前は気にならなった箇所が目に付いたり、ニオイに敏感になったりと、ストレスが増えている人も多いのではないでしょうか。梅雨時期に生活の中心となるリビングで部屋干しする人は、速乾や生乾き臭防止の工夫をすると負担の軽減につながるかもしれません。

コロナ禍で洗濯に関するストレスが増加。洗濯スタイルに変化

コロナ禍で洗濯に関するストレスが増えたかを聞くと、約17%が「ストレスが増えた」「やや増えた」と回答。年代別で見ると20代の25%がストレスを感じており、他の年代よりも高い数字であることが判明しました。

出典:パナソニック株式会社「梅雨の洗濯の困りごとに関する調査」

また、コロナ禍で洗濯物を干すのにかかる時間が増えたかを尋ねたところ、15.3%が「とても増えた」「やや増えた」と感じていることが分かりました。さらに、一日の洗濯物を干すのにかかる時間が11分以上と答えた人が30%にものぼります。洗濯はしなければいけないですが、洗濯物を干すことに苦手意識を感じている人が多いのかもしれません。
梅雨時期の洗濯物に関して気になる点は「乾きにくさ」が72.8%、「ニオイ」が60.2%の結果に。やはり洗濯物を干すことに関わるポイントが多く挙がりました。

出典:パナソニック株式会社「梅雨の洗濯の困りごとに関する調査」

コロナ禍で在宅時間が増え、こまめに洗濯をするように

こうした背景には、コロナ禍による生活様式の変化が関与していると考えられます。コロナ禍で洗濯に対する意識の変化を尋ねたところ、「自宅にいる時間が長くなったため、ためずにこまめに洗濯するようになった」が最多で36.4%、次いで「コロナ禍で清潔さへの意識が高まり、肌に触れるものを洗濯する頻度が増えた」が28.8%でした。

出典:パナソニック株式会社「梅雨の洗濯の困りごとに関する調査」

また、コロナ禍で洗濯物の種類に変化はあったか(ある特定の衣類の洗濯回数が増えたか)を調べたところ、約2割の方が「変化があった」「ややあった」と回答。中でも、洗濯回数が増えたものは「マスク」や「普段着」であることが分かりました。

出典:パナソニック株式会社「梅雨の洗濯の困りごとに関する調査」

おうち時間の増加により、洗濯頻度や洗濯するきっかけ、洗濯物にも変化が起きていることが分かりました。2021年もコロナ禍で迎える梅雨ですが、例年とは異なる洗濯に関する悩みが増えており、知らず知らずのうちにストレスをためないよう注意が必要です。

プロが伝授する、洗濯や部屋干しのコツとは?

本調査結果のプレスリリースでは、コロナ禍の梅雨を快適に乗り切るために、ライオン株式会社のお洗濯マイスターとパナソニックの部屋干しマイスターが洗濯や部屋干しに関するコツも紹介されています。

お洗濯マイスターによる「生乾き臭・部屋干し臭を解決するための洗濯法」
着用した衣類には、実は数多くの菌が付着しており、それを湿ったまま放置することで増殖します。洗濯前の衣類の菌が増殖しないよう、通気性の良いカゴに入れ、濡れたバスタオルは吊るしておきましょう。
また、部屋干しをするなら菌対策に適した洗剤類を選ぶこともポイント。「除菌や抗菌効果」のある洗剤を選び、「柔軟剤」と「酸素系漂白剤」を併用するとさらなる効果が期待できます。
洗う際のポイントは、「詰め込み洗いはしないこと」、そして「こまめに洗うこと」。部屋干しの際には、汚れをしっかり落とすことを意識すると良いでしょう。

部屋干しマイスターによる「カラッと乾かす正しい部屋干しの方法」
ニオイを抑えるコツは「乾燥時間を短縮すること」。部屋干しでも「5時間以内」に洗濯物を乾かすことができれば、生乾きのニオイは発生しにくいというデータも。衣類乾燥除湿機を効果的に使うこともポイントです。洗濯物から蒸発した室内の湿気をパワフルに回収し、乾いた風を当てることができる衣類乾燥除湿機なら、スピーディーにカラッと乾かすことができ、部屋干しのお悩みである「乾きにくさ」「部屋干し臭」を解決できます。

まとめ

洗濯物の「乾きにくさ」や「部屋干し臭」は、洗濯物の保管方法や洗剤選び、乾燥方法の工夫で解決することができます。梅雨時期の洗濯に悩んでいる人は、一度試してみてはいかがでしょうか。

【調査概要】
「梅雨の洗濯の困りごとに関する調査」
調査対象:全国の週1回以上洗濯・洗濯物を干す20歳-69歳の男女計500名
調査方法:インターネット調査
実施期間: 2021年5月20日~2021年5月24日
実施機関:パナソニック株式会社

ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:パナソニック株式会社

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