「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞」とは、理想ではなく、実際にその地域で“生活する”という視点から、「発展性」「住環境」「交通の利便性」「コストパフォーマンス」「教育・文化環境」の5つの基準を設定し、国内最大手の住宅ローン専門金融機関であるアルヒ株式会社の膨大なデータをもとに、住宅や不動産の専門家が参画する選定委員会による公平な審査のもと「本当に住みやすい街」を選定したランキングです。
今回は2021年6月に実施した「本当に住みやすい街大賞2021 in 北海道」にランクインした街について、それぞれどのような点が評価されているのか詳しく紹介します。

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苫小牧ってどんな街?

太平洋に臨み北海道の南西部に位置するJR室蘭本線「苫小牧駅」。明治時代には製紙業で栄え、「紙の街」として現在も親しまれています。都市の発展に伴い人口は増加し、2021年4月時点で市の人口は約17万と、北海道の中でも人口が多い市です。豊かな自然環境にも恵まれ、道内としては降雪量が少ないこともあって人気を集めています。

苫小牧市総合政策部まちづくり推進室まちづくり推進課長の前田淳さんのお話とともに、街の魅力を紹介します。

取材に対応してくれた前田さんと苫小牧市公式キャラクターの「とまチョップ」

【前田さん】苫小牧は夏の平均気温は21度前後と涼しく、冬は降雪量が少ない北海道でも気候に恵まれた地域です。冬は晴れの日が多く、気持ち良く過ごすことができますよ。また、市内にはJRや高速道路、旅客フェリーターミナル、新千歳空港があり、陸海空さまざまな交通手段が集積している街です。

【発展性:4.00点】今後10年で街の整備計画が行われる

苫小牧市は「苫小牧都市再生コンセプトプラン」を策定し、今後10年で市街地エリアと海沿いエリアを連携させる整備を行う予定。苫小牧駅前には、公共・商業施設、オフィス、コワーキングスペース、福祉ステーション、住居が入るシンボルビルを新築するほか、ふるさと海岸まで一体的に整備することで、回遊性のある街へと整備される見込みです。街の回遊性が上がることで人と人との関わりも増え、街全体の発展性が見込まれます。

【前田さん】苫小牧市では苫小牧港と新千歳空港を擁する「ダブルポート」の優位性を生かした街づくりを目指し、都市再生コンセプトプランを策定しました。この計画は街の魅力を高めることによる交流人口の増加と、将来の街づくりの方向性を示すもので、具体的な機能については現在さまざまな議論を重ねながら検討しています。

【住環境:3.50点】気候条件に恵まれ、海と山に囲まれた自然豊かな街

苫小牧は太平洋に面する場所にあり、樽前山麓には広大な森林が広がる自然環境が豊かな街で、駅周辺は戸建てを中心とする閑静な住宅地が広がっています。夏は涼しく冬は積雪が少ない地域で、年間を通して過ごしやすい気候が特徴です。
駅北口には「MEGAドン・キホーテ苫小牧店」が直結しているため立ち寄りやすく、駅南側にも飲食店が集積しているので、利便性は高いでしょう。

駅から車で約8分の「イオンモール 苫小牧」。苫小牧駅北口からシャトルバスも発着しています

【前田さん】市内には大小合わせて300以上の公園があり、住環境は良いと感じます。工業都市としてのイメージが強いかもしれませんが、ラムサール条約に登録されている「ウトナイ湖」や、苫小牧のシンボルである「樽前山」もあって、自然も豊かです。

【交通の利便性:2.33点】高速道路ICが近く車利用の利便性が高い

「札幌駅」まではJR千歳線で約1時間と、少し時間はかかりますが仕事や通院など定期的に札幌に行くことは可能ですし、休日の買い物にもぴったりです。また、「新千歳空港」までは約30分と飛行機移動の利便性も高いと言えます。ただし、電車は1時間に1〜3本ほどしか運行していないので、市外へ移動する場合は車があると便利でしょう。駅から車で10分ほど走れば道央自動車道に接続できるので、長距離移動もしやすいです。

【前田さん】2020年12月に市内3ヶ所目の「苫小牧中央インターチェンジ」が開通し、高速道路へ接続しやすくなりました。市内の病院や店舗は大型の駐車場を備えていることが多いので、駐車場に困ることが少なく、車の利便性は高いです。また、本数が少ない路線もありますが、路線の種類は豊富なのでバスでの移動も便利です。

【コストパフォーマンス:4.50点】地価が抑えられ、グレードの高い物件にも手が届く

120平方メートルの新築戸建てが3,000万円台と住宅の価格は低水準です。物件の安さは苫小牧地域の地価の安さの影響を受けており、北隣の千歳市に比べ半値ほどが相場になっています。土地にかかる費用が少ない分、建物にお金をかけることができる点も魅力です。土地を買って注文住宅を建てるといった選択も十分可能となるエリアでしょう。

【前田さん】道内における人口10万人以上の都市の中では、地価が比較的安価です。持ち家比率は約54%で、ここ20年ほど増加傾向にあります。持ち家比率増加の主な要因は土地が安いことだと思いますので、コストパフォーマンスは高いと考えられます。

【教育・文化環境:2.67点】四季を通して緑と文化に触れ合える

駅の近くに小学校、中学校があって通学しやすい環境です。また、駅から車で約5分の場所にある「出光カルチャーパーク」には、遊具に加えて彫刻アートも点在しています。また公園内には「苫小牧市立中央図書館」や「苫小牧市美術博物館」、温室植物園「苫小牧市サンガーデン」もあり、文化と緑に四季を通して触れ合うことができます。

駅から車で約5分の「苫小牧市美術博物館」。さまざまな企画展を行うほか、子どもたちが参加、体験できるワークショップなどを通じて、豊かな感性を育むプログラムが実施されています

【前田さん】市内には23の小学校、16の中学校があり、居住エリアからも通学しやすいと思います。幼稚園や認可保育所、認定こども園も充実しています。また、文化・芸術の拠点となる市民ホール(仮称)の整備も現在検討中で、早期開館に向けて取り組みが進められています。

【選定委員会による総括】過ごしやすい気候で移住者にもおすすめ、一体的な街づくり計画にも注目

海と山に囲まれ、自然環境に恵まれている苫小牧。北海道の中では住みやすい気候条件で、道外からの移住にもおすすめの地域です。地価が安いので住宅購入費用を抑えられることに加え、今後の整備により一層街全体がにぎわうことが予想されます。駅の近くに学校が集まっているので、通学しやすいのも魅力です。これからの発展がますます楽しみな苫小牧に住んでみてはいかがでしょうか。

※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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