【本当に住みやすい街大賞2021in北海道】第5位 真駒内:美しい景観とスポーツを楽しめる環境が整う札幌市南区の玄関口

「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞」とは、理想ではなく、実際にその地域で“生活する”という視点から、「発展性」「住環境」「交通の利便性」「コストパフォーマンス」「教育・文化環境」の5つの基準を設定し、住宅ローン専門金融機関であるアルヒ株式会社の膨大なデータをもとに、住宅や不動産の専門家が参画する選定委員会による公平な審査のもと「本当に住みやすい街」を選定したランキングです。
今回は2021年6月に実施した「本当に住みやすい街大賞2021 in 北海道」にランクインした街について、それぞれどのような点が評価されているのか詳しく紹介します。

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真駒内ってどんな街?

札幌市南区の北東部に位置し、広大な緑地が広がる「北海道立 真駒内公園」や、さまざまな魚が生息する「豊平川」が近く、自然豊かなエリアである札幌市営地下鉄南北線「真駒内駅」。宅地の開発によって整備された街区が広がり、落ち着いた街並みが形成されています。電車やバスも充実していて、札幌中心部や真駒内地区内への交通の便も良好。駅周辺には南区役所や小学校などの公共施設や住宅が集積していて、南区の拠点となるエリアです。

駒内まちづくりセンター所長の日下部有紀さんのお話とともに、街の魅力を紹介します。

真駒内まちづくりセンターは札幌市南区民センター内にあります

【日下部さん】2021年4月現在、真駒内地区は1万2,937世帯、人口は2万3,277人が住む街です。年配の人が多く住んでいる地域ですが、最近は若い人たちも増えてきた印象がありますよ。

【発展性:4.17点】駅前を街の新たな交流拠点とする計画が検討中

現在、札幌市が策定した「真駒内駅前地区まちづくり指針」の実現を目指し、市は街づくりの方針を検討しています。市有施設が集積した区域を対象にしていて、現在駅から離れた所にある行政・公共サービスを駅に近づけることや、駅前通りに買い物、飲食、サービスなどの商業施設機能を充実させることで、にぎわいの核をつくる計画が挙がっています。路線バスやタクシーが乗り入れる交通広場の整備も予定されていて、駅前が一体的となり多くの人にとって利用しやすい、新たな街の拠点となることが予想されます。

【住環境:4.00点】大規模開発による整備された街並みが魅力

計画的に開発された住宅ゾーンが広がる真駒内地区は1959〜1966年に165.3ヘクタールにも及ぶ「真駒内団地土地区画整理事業」が施行されました。同時期に建設された道営住宅、都市再生機構の団地群が現在も並び、駅前道路には樹木や花が植えられていて、品のある雰囲気が広がる街です。日常の買い物にはスーパー「東光ストア 真駒内店」「ラルズマート 真駒内店」がどちらも駅から徒歩10分圏内と、仕事帰りなどに利用することができ便利です。

駅から車で約6分の場所には「イオン 札幌藻岩店」があり、生鮮食品、衣料品、雑貨などが幅広くそろっています

【日下部さん】陸上自衛隊の「真駒内駐屯地」や「北海道警察学校」があります。街並みと同じで落ち着いた方も多いようで、ゆっくりと暮らせます。

【交通の利便性:4.00点】地下鉄南北線で「さっぽろ駅」まで約20分、始発駅である点も魅力

地下鉄南北線「大通駅」まで約16分、「さっぽろ駅」まで約18分と、札幌中心部はもちろん、さっぽろ駅から乗り換えれば釧路や函館、「新千歳空港」など各所へ移動しやすい場所です。真駒内駅は南北線の始発駅でもあるため、ラッシュ時でも座っての通勤が可能になります。通勤時間帯は約5分間隔で電車が来るのも便利です。また、駅前にはバス停がいくつもあって、「定山渓温泉」や「札幌藻岩山スキー場」へ向かうバスも発着しています。

【日下部さん】真駒内駅は始発駅のため、座って利用できる可能性が高いのが便利ですね。普段の移動は車が基本で、道路は空いていて快適ですよ。札幌の市街地の中でも南端のほうに位置することから通り道としてあまり使われないんです。

【コストパフォーマンス:3.33点】中央区、豊平区の南北線沿線と比べてコスパは良い

真駒内エリアは電車の利便性が高いにもかかわらず、駅周辺の80平方メートルの新築マンションが3,000万円前後で売られているなどコストパフォーマンスの高いエリアです。真駒内駅周辺の坪単価は南区にある南北線の駅の中だと少し高くなりますが、それでも豊平区や中央区の駅に比べると20万円近く安いので、同じグレードの物件を購入したとしてもほかの費用にあてられ、余裕のある暮らしができるでしょう。札幌中心部までも出やすいので札幌までのアクセスを重要視しながらも、ゆったり暮らしたい人には向いているエリアです。

【教育・文化環境:3.50点】広大な公園で自然やスポーツに親しめる

駅から車で約5分の場所には、敷地面積84.7ヘクタールの「北海道立真駒内公園」があります。園内の半分以上は緑地になっていて、広大な自然が広がっています。野生の動物を観察したり、700本以上の桜が続く桜並木を歩いたりと、近隣住民の憩いの場所となっています。また、公園内のアイススケート場やスタジアムでは、さまざまな種類のスポーツ教室が開催されているので、スポーツが身近に感じられる生活を送ることができるでしょう。

真駒内公園内の「真駒内セキスイハイムアイスアリーナ」。冬はアイススケート場、夏は室内スポーツや大規模集会が行われます

【日下部さん】真駒内駅付近には小学校と中学校が2つずつあります。南北にそれぞれあるので、家から近い学校に通えるのではないでしょうか。

【選定委員会による総括】のどかな自然と整備されたにぎわいが共存する街

真駒内駅前整備によってさらなるにぎわいの創出が期待される真駒内地区。地下鉄南北線の始発駅のため通勤時に座れる可能性が高く、毎日通勤するうえで大きな利点となります。豊かな自然が広がる公園があったり、アイススケート場でウインタースポーツを楽しんだりできるのもこのエリアの特長で、美しい街並みも魅力です。中央区などに比べるとコスパが高い真駒内で、ゆったり暮らしてみるのはいかがでしょうか。

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(最終更新日:2022.06.22)
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