「カーテン」と「ブラインド」の失敗しない選び方! それぞれのメリットも解説

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種類やデザインが豊富なカーテンやブラインド。占有面積が大きく、部屋全体の明るさやイメージ、通気性に大きく影響するため、できるだけ長く快適に使える物を選びたい。
ここでは、カーテンとブラインドそれぞれのメリット・デメリットや、選び方のポイントを紹介する。

カーテンのメリット・デメリットは?

まずは、カーテンのメリット・デメリットを確認していこう。

<カーテンのメリット>

・設置しやすく洗濯しやすい

カーテンはフックに吊るすだけなので、1人でも設置しやすい。汚れが気になったときに、取り外して丸ごと洗濯できるのは、カーテンならではのメリットだ。

・断熱、UVカット、防音など機能性が高い

カーテンには断熱性や遮光性があるほか、UVカットや防音など機能性に優れたタイプも多く登場している。部屋の用途や悩みに合わせて選びやすいだろう。

・色や柄のバリエーションを楽しめる

カーテンは、色や柄のバリエーションが豊富なため、選択肢が多い。ほかのインテリアとカラーリングや雰囲気を合わせるのも、カーテン選びの楽しみのひとつといえるだろう。

<カーテンのデメリット>

・通気性が悪い

カーテンは、遮光性や外からの視線を遮ってくれる一方で、通気性が悪いという側面がある。

・部屋が狭く感じる

カーテンを閉めると、ヒダが15cm程度窓から手前に飛び出す。そのため、実際の面積より部屋を狭く感じる可能性がある。

・カビが生えやすい

窓周りは、外との気温差で湿度が高くなり、結露が発生する。この湿気とほこりをエサにして、カビが生えやすい点も、カーテンのデメリットといえる。

ブラインドのメリット・デメリットは?

続いて、ブラインドのメリットとデメリットを確認していこう。

<ブラインドのメリット>

・部屋がスタイリッシュな印象に

窓にフィットするブラインドは、窓周りをすっきりと見せてくれる。ヒダがないため、部屋を実際より狭く感じることもないだろう。また、ブラインドは色・デザインともにシンプルな物が多いため、ほかのインテリアとも調和しやすい。

・風通しが良い

ブラインドは、スラット(羽)の隙間から風を取り込めるため、カーテンより風通しが良い。

・採光調整がしやすい

スラットの角度を変えれば、細かい採光調整が可能。光の入り方をコントロールしつつ、外からの視線も遮断できる。

・アルミ素材はカビが生えにくく水周りの窓に最適

アルミなど陽イオンになりやすい金属には殺菌効果があるため、アルミ素材のブラインドはカビが生えにくい。そのため、キッチンや洗面所など、水周りの窓に最適だ。

<ブラインドのデメリット>

・ほこりがつきやすくこまめな掃除が必要

アルミ製のブラインドの場合、静電気によってほこりが付着しやすい。こまめに掃除するのが面倒な場合は、木製のブラインドを選びたい。

・遮音性や遮光性が低い

ブラインドは風通しが良い一方で、遮音性・遮光性が低いというデメリットもある。スラットをきちんと閉めても、隙間から音や光が漏れてしまう可能性が高い。

・カーテンより設置しにくく故障しやすい

カーテンより設置に手間がかかりやすい点も、ブラインドのデメリットだ。アルミ製のブラインドの中には、カーテンレールに簡単に取りつけられるタイプもある。

失敗しないカーテンの選び方

カーテンを長く使うためにも、選び方のポイントを押さえておきたい。ここからは、カーテンを選ぶ際の注意点を紹介する。

部屋の雰囲気に合わせて色味を選ぶ

カーテンは占有面積の大きいインテリアのため、部屋全体の雰囲気に合う色を選びたい。ソファやベッドなどの家具類や、ラグ・絨毯などのファブリック類に合わせて色を決めよう。
ワンルームや1Kなど、一人暮らし用の狭い部屋の場合、ネイビーなどの濃い色だと圧迫感が出てしまうため、オフホワイトや水色、薄緑などの淡い色のカーテンがおすすめだ。

断熱性や遮光性など機能を重視する

窓のサイズや形状、部屋の特徴に合わせて、その部屋に必要な機能のあるカーテンを選ぼう。例えば、南向きや西日が射しやすい部屋の場合は「UVカット」や「遮熱性」、冬場に結露しやすい窓の場合は「撥水性」、道路に面した部屋の場合は「遮音性」や「遮光性」を重視して選ぶといい。

ヒダ倍率を決める

ヒダ倍率とは、実際のカーテンの幅に対して、どのくらい生地が必要かを示すもの。ヒダ倍率が高いほど、カーテンのドレープラインが深くなる。窓周りの印象をすっきりとさせたいか、ゆったりとさせたいか考えて選ぼう。
なお、縫製の仕様によってヒダ1つあたりを何個の山でつまむかが変わり、1.5倍ヒダの場合は「2つ山」、2倍ヒダの場合は「3つ山」となる。

<ヒダ倍率とカーテンの印象>
・約1.5倍ヒダ(2つ山):ドレープラインが浅く、窓周りがすっきりとした印象になる
・約2倍ヒダ(3つ山):ゆったりとしたドレープラインで、窓周りが優美な印象になる

実物を見て決める

カーテンを購入するときは、カットサンプルや画像だけで判断せず、実物を見て選びたい。なぜなら、カーテン生地は面積が大きいほど色が薄く見えやすく、実物がサンプルのイメージと大きくかけ離れてしまう可能性があるからだ。できるだけ店舗に足を運び、実物の色味や透け感を見て検討するようにしよう。

失敗しないブラインドの選び方

最後に、ブラインドを選ぶ際に注意すべきポイントを見ていこう。

設置場所に合わせて素材を決める

ブラインドは、大きく「アルミ製」と「木製」の2タイプに分けられる。アルミ製はリーズナブルでサビに強く、木製はデザイン性が高くアルミ製よりもほこりが溜まりにくいという特徴がある。部屋の環境や雰囲気に合わせて素材を決めよう。

採光調整しやすい「横型」とスタイリッシュな「縦型」

ブラインドは横型がスタンダードだが、最近では縦型の物も人気がある。
横型は採光調整がしやすいため、朝日や西日が気になる窓におすすめだ。天井まである大きな窓や、部屋を広く見せたい場合は、縦型を選ぶといいだろう。

外からの目隠し効果が高い

スラットの幅を決める

ブラインドはスラットの幅によって、印象や使い勝手の良さが変わってくる。

<スラットの幅と特徴>
・15mm幅:スラット幅が細く繊細な印象のブラインド。が、スラットの枚数が多いため、掃除に手間がかかる。
・25mm幅:一般的なブラインドのスラットは25mm幅の物が多い。スラットを全開にすると、角度によっては外から室内が見えてしまうため、開き具合に注意したい。
・50mm幅:幅がある分、重量感や高級感を演出できるブラインド。デザイン性の高い木製ブラインドは50mm幅の物も多い。

ライフスタイルや部屋の用途に合わせてカーテン・ブラインドを選ぼう

カーテンやブラインドに求める条件は、窓のサイズや部屋の用途によって変わってくる。機能性だけでなく、手入れのしやすさや、ほかのインテリアとの調和なども考慮したいところだ。
カーテンとブラインドそれぞれのメリット・デメリットを踏まえて、窓周りのコーディネートを楽しもう。

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※この記事はREISM株式会社が運営するREISM Styleの記事を一部編集、転載しています。

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