東京から静岡に移住し、子育てのしやすさを実感―竹内由恵さんインタビュー

3月23日に開催された「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2021 in 静岡」。授賞式典には特別ゲストとして、タレントの竹内由恵さんが登壇しました。そこで竹内さんが思う「理想の住まい」や「住みやすい街」とはどんなところなのか、お話を聞きました。

竹内由恵さん
タレント
1986年生まれ。東京都出身。
2008年テレビ朝日に入社。『ミュージックステーション』『やべっちFC』『報道ステーション』など数々の看板番組を担当。2019年12月に結婚を機に退社。同時に夫の勤務先である静岡県に移住。

訪れた街を「住みやすさ」の視点で見直すきっかけに

「本当に住みやすい街大賞2021 in 静岡」では自身にとって身近な街がいくつもランクインし、「住みやすさ」という側面から見直すきっかけになったという竹内さん

―「本当に住みやすい街大賞2021 in 静岡」を振り返ってみて、いかがでしたか?

まだ静岡に住み始めて1年半ですから、知らないことが多く「こういう街があるんだ!」ととても参考になりました。また、住み始めてから時々訪れるようになった「天竜川」や「浜北」がランクインしていたことに驚きましたね。天竜川の上流は自然が豊かで、休みの日に家族で出かけることが多いのですが、下流の「天竜川」駅の生活圏内には商業施設が点在していて住みやすい街が広がっていることを知れたのは、新たな発見でした。

―ランクインした街の中で気になる街はありますか?

コーヒーの焙煎に興味があり、焙煎機を置ける手頃な賃貸マンションを探していたときに気になっていた「浜北」がランキングに登場したので、「私の考えは間違っていなかった!」と嬉しくなりました。家賃1万円という安さが印象に残っていたのですが、家賃が割安なだけでなく、親子で遊べる公園もあれば商業施設もあり、子育て環境が整っていて魅力的だと感じました。
住んでみたい街としては、第1位の「三島広小路」が気になりますね。徒歩圏内の「三島」駅から新幹線で東京にアクセスできるのは仕事をするうえで便利ですし、水がきれいで、噴水のある公園で子どもを遊ばせることができる環境も惹かれます。

浜名湖を望むカフェで、1杯のコーヒーを飲む幸せ

「浜名湖のほとりのような自然あふれる空間にカフェを開き、訪れた人の心を癒したい」と竹内さん

―結婚後、静岡県に移住して1年半が経ちますが、住んでみて気づいた静岡県の魅力は?

実際に住んでみて「家族が一緒に行動している家庭が多い」ということ。自分が出産を経験したから感じることかもしれませんが、子どもが原っぱで走り回る姿などを見かけることが多く、子ども向けの施設も充実しているように感じます。第6位にランクインした「鷲津」駅周辺に遊びに行ったことがあるのですが、公園が多い印象です。浜名湖に面した気持ちのいい街ですよね。

―静岡県の「ここがお気に入り」というスポットはどこですか?

カフェ巡りが趣味なのですが、浜松市の三ケ日町にある「蔵茶房なつめ」というカフェで、浜名湖を眺めながら自家焙煎コーヒーを楽しむひとときが好きです。同じく浜松市の「まるたけ堂珈琲」も、清潔感にあふれた空間がお気に入りでよく足を運びます。あと、静岡市葵区にある「イフニコーヒー」も大きな焙煎機のある工房でコーヒーを楽しめて、本格的な気分を味わえます。カフェ以外だと、「ピノキオ」がおすすめ。生パスタの弾けるような食感がクセになります。

―「いつかカフェを開きたい」と公言されていますが、「こんなところにカフェを開けたらいいな」と思う場所はありますか?

「蔵茶房なつめ」のような浜名湖を一望できるロケーションに、いつかカフェを開けたら素敵だと思います。広い土地で自然を感じながらコーヒーを楽しめる空間は、東京ではなかなか望めないもの。地元の人だけでなく、東京から静岡に来た人も心の休息ができるような場所にできたらいいですね。

静岡県の魅力は「人のあたたかさと、のびのびと子育てができる環境」

「子育てがしやすく、住みやすい引っ越し先を探している」と語る竹内さん

―出産を経て気づいたことはありましたか?

東京で出産や子育てをしたことがないので比べることはできませんが、静岡県は子育て支援が充実していると感じました。助産師さんが家に来て子育てに関する情報を教えてくれたり、周囲の人が病院や骨盤マッサージをするのにおすすめの場所を教えてくれたり、人のあたたかさに触れることも多かったです。

―現在のお住まいの長所短所と、理想の住まいについて教えてください

現在はマンション暮らしですが、ごみ置き場がいつもきれいに整理されている様子を見て、「住みやすいようにしよう」「きれいにしよう」という意識が高い印象を受けました。誠実な人ばかりだと感じましたし、子育て世代が多く心強いです。
ただ、子どもが生まれて少し手狭になったため、もう少し広いところに引っ越しを考えています。また、マンションからスーパーや商業施設まで車移動なら近いのですが、小さな子どもがいる今は、徒歩でササッと買い物ができる環境が理想です。保育園も近くにほしいですね。

―ARUHIマガジンの読者にメッセージをお願いします

東京で働いている人のなかには、新型コロナウイルスの感染拡大を機にリモートワークを検討している人がたくさんいると思います。人と人との距離を保ちながらゆったりと生活がしやすく、それでいて東京に比較的近い静岡の街に、多くの人に興味を持っていただけたら嬉しいです。


静岡で暮らし始めて1年半が経ち、「日々住みやすさを実感している」と話す竹内さん。自然が豊かでありながら東京にアクセスしやすい環境に身を置き、仕事と子育てを両立するその姿に共感を覚えた人も多いのではないでしょうか。

「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2021 in 静岡」授賞式典の様子はこちら
アルヒ株式会社主催「本当に住みやすい街大賞2021 in 静岡」授賞式典レポート/柴田英嗣さん、竹内由恵さんが登壇

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