「花を飾る」と在宅勤務がはかどる? ワークスペースに花を置くメリットと上手な飾り方 

新型コロナウイルスの感染拡大で、在宅勤務やリモートワークが当たり前になってきています。

2021年もオンラインでの仕事が続き、気軽なコミュニケーションができずストレスが溜まっている方も多いでしょう。また、仕事の生産性が上がらず悩んでいる方もいるかもしれませんね。

そんな中、家での気分転換として、季節のお花を部屋に飾る暮らしを楽しむ若い女性が増えています。

しかし、いざフラワーショップでお花を購入してみても、お手入れ方法や飾り方が分からない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ワークスペースにお花を飾る効果効能や長持ちさせるためのお手入れ方法、お花のサブスクサービスなどを紹介します。

ワークスペースにお花を飾るメリットとは? 

色とりどりの美しいお花には、様々な効果効能があります。

ここでは、ワークスペースにお花を飾ると期待できるメリットについて解説していきます。

リラックス効果

お花には、脳を刺激して活性化し、人の心を癒す効果があります。
生花を見たりもらったりすると、「ドーパミン」「オキシトシン」「セロトニン」という物質が分泌されます。これらの物質は「幸せホルモン」とも呼ばれ、ストレス軽減につながるそうです。

五感でお花と接し、心身のバランスを整える「フラワーセラピー」は医療機関や介護施設でも取り入れられています。ワークスペースにお花を飾ると、仕事で疲れた心が癒されるでしょう。

仕事の生産性向上の効果

イギリスのフラワーショップ「Bloom & Wild」による研究の中に、100%の被験者が花を飾った空間での仕事をすると、より幸せな気分で過ごせたと実感したという結果があります。ワークスペースにお花を飾ると気持ちが穏やかになり、よりクリエイティブな状態となって仕事がはかどります。

リモートワークでの生産性を高めたい方も、ワークスペースにお花を取り入れるとよいかもしれません。

参考:Harper's BAZAAR「在宅ワーク中に、「花」が生産性を向上させてくれることを研究結果が証明!」

 

色による効果

「花を飾る」といっても花の色によって印象が大きく異なるように、
それぞれの色によって、違った効果が期待できます。ブーケ等でよく使われる色の効果は以下の通りです。

• 赤:やる気が出て、行動的になれる。
• ピンク:愛や美しさを象徴し、優しい気持ちになる。
• 黄:明るさを表す色。コミュニケーション能力を高める。
• 緑:穏やかな気持ちにしてくれる。リラックスする際に最適。
• 青:自律神経を整える。冷静になれる。
• 紫:洞察力、想像力を表す。集中して物事に取り組める。
• 白:すっきりとした気分になる。リフレッシュできる。

 

優しい気分になりたい方はピンク、集中力が足りない方は紫を選ぶなど、お花の色によって心身のコントロールをするのもよいでしょう。

お花のお手入れ方法

お花はとても繊細です。買ったり、もらったりしてもすぐに枯らしてしまう…という悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。
せっかくお気に入りのお花を選んだら、長く楽しみたいものですよね。

ここでは、切り花を長持ちさせるためのお手入れのポイントについて解説します。

お花を飾る前に…

花瓶などにお花を入れる前に注意する点は以下の三つです。

(1)水あげを行う

水あげとは、切り花の水の吸収を促す作業です。
バケツなどに用意した水に茎の先を浸し、水中で茎を斜めに切ってあげましょう。よく切れる清潔なハサミを使って一気に切るのがポイントです。
この作業を行うと、切り花に水分が行き渡り、長持ちするようになります。

(2)余分な葉を切る

水に浸かってしまう部分の葉は必ず切ってから飾りましょう。
葉が残っていると、水が腐りやすくなり、お花の状態が悪くなってしまいます。

(3)清潔な花瓶に飾る

水を綺麗な状態にするため、きちんと洗剤を使って洗い、乾燥させた花瓶を使うのもポイントです。花瓶をしっかり管理して、水に雑菌が繁殖しないように気を付けましょう。

飾った後に気を付けるポイント

切り花を飾った後もいくつかのポイントを押さえて飾ると、綺麗な状態を長くキープできます。注意したいポイントは以下の通りです。

(1)お花を飾る環境

切り花は、直射日光や空調などに当たると乾燥してしまいます。窓際に飾りたい場合はカーテンを活用するのもよいでしょう。
また、気温が高いと状態の悪化が早まり、水に雑菌が繁殖しやすくなります。なるべく涼しい場所に飾りましょう。

(2)水を清潔な状態で保つ

水の濁りは、雑菌が繁殖しやすい状態であるサインです。水はできれば毎日交換するとよいでしょう。同時に茎の先を少しずつ切るようにすると、さらに長持ちします。また、花瓶もしっかりと洗剤で洗うと雑菌の繁殖の防止に効果的です。

(3)傷んだ部分を取り除く

傷んだ部分を残ったまま放置しておくと、周囲の組織の悪化も早くなります。
清潔なハサミを使って速やかに取り除きましょう。

上手なお花の飾り方

綺麗なお花を上手に生けると、部屋の雰囲気も良くなりますよね。
インスタなどでもお花をお洒落に飾った写真を目にすることも多いのではないでしょうか。
ここからは、お花を飾る際のポイントを解説していきます。

(1)花瓶の高さに注意

花瓶:お花の長さ=1:1であると見栄えのバランスが良くなります。また、見栄えももちろん大切ですが、花瓶に入れたお花が安定しているかどうかは必ずチェックしましょう。

(2)お花の特性を考えて飾る

お花の長さやシルエットを意識するのもポイントです。ボリュームのあるお花の場合は花瓶の口元に近いところに飾る、高さのある花は細長い花瓶に入れて飾ると綺麗です。また、白やグレーなどシンプルな花瓶を選ぶとお花の魅力が引き立ちます。

(3)身近な器を活用する

適した花瓶がない場合は、家にあるマグカップやグラス、ボウルといった器を代用する方法もあります。たとえば、口の広い花瓶の代わりにマグカップを使ってミニブーケを飾る、ガラスの花瓶の代わりにワイングラスに大輪のバラを挿すなども可愛いです。

おすすめのお花のサブスクサービス

おうち時間が長くなり、自宅の癒しへの需要の高まりで流行しているのが、お花のサブスクサービスです。おすすめのお花のサブスクサービスを紹介します。

お花のサブスクって?

お花のサブスクサービスとは、一定の期間、定額でお花を購入できるサービスです。お花を定期的に配達してくれる定額制のサービスが一般的なようです。フラワーショップに行かなくても気軽にお花のある暮らしができるため、注目されています。

おすすめのお花のサブスク3選

(1)ブルーミー

こちらはリーズナブルにお花を楽しみたい方におすすめのサブスクです。
全国で10万世帯以上ユーザー数を誇るサービスで、プロがアレンジしたカラフルなお花が週替わりで届きます。レギュラープラン、体験プラン、プレミアムプランから選べますが、レギュラープランは3つのプランの中で満足度No.1。初めての方でも満足できるでしょう。

参考:ブルーミー(bloomee)ときめきが続く、お花の定期便 | お花のサブスク

(2)ma fleur/マ・フルール

たくさんのお花でお洒落な空間にしたいという方にぴったりなのがma fleur。1回に届くお花は、4〜5種類が8〜10本というボリュームです。分けて飾る、ドライフラワーにするなどのアレンジがしやすい品種も揃っています。お花の扱いに慣れている方も楽しめるのではないでしょうか。

参考:タウンライフ マルシェ / 季節の花の定期便【ma fleur】マ・フルール

(3)花の定期便 by日本総合園芸

創業40年以上の歴史がありながら、利用者の半数が10年以上の購入者という高い信頼度が特徴のサービス。30のコースの中から自分に合ったコースを選べます。また、届くお花にはスタッフが制作した手引書も同封されており、初心者でも簡単に楽しめるでしょう。

参考:日本総合園芸 花の定期便

お花を飾って癒しのワークスペースを作ろう

コロナの影響で自宅での時間が増える中で、自分が過ごしやすいワークスペースを作るのは大切です。ワークスペースにお花を飾ると、明るい気分で仕事に取り組める空間となるでしょう。また、お花を自分らしく飾り付けるとクリエイティブな仕事にも良い影響があるかもしれません。

ぜひ在宅勤務の際はお花を取り入れて、仕事がはかどるスペースを作ってみてください。

※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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