お金の使いすぎを防ぐためには、給料をすぐに振り分けることが大切です。給料の振り込み口座にお金をそのまま置いておく人もいるかと思いますが、目的別に最初にお金を振り分けることで、お金を計画的に管理することができます。また、浪費を防ぐために、ボーナス時もお金を振り分けるようにしましょう。

今回は、給料を振り分けるコツについてくわしく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

給料を使い過ぎてしまう原因は?

給料が入っても大部分をすぐに使ってしまい、給料日前にはお金のやりくりが苦しくなるという人もいるのではないでしょうか。給料を使いすぎてしまう原因は、大きく分けて3つあります。それでは、くわしく説明していきます。

予算をはっきり決めていない

給与を使いすぎてしまう原因として「使いみちごとの予算をはっきりと決めていない」ということが挙げられます。

「必要なときに必要なだけお金を使う」という考え方だと、ついつい支出が増えてしまいがちです。また、予算を決めていない場合は「何にどれくらい使ったか」を意識しにくくなるため、使途不明金が多くなってしまう傾向があります。

最初に予算を決めると「食費は3万円まで」というように、どの費目にどれくらい使っていいのかがわかります。そして、その金額を意識しながらお金を使うようになるため、結果として使いすぎを防ぐことができます。

油断して使い過ぎる

高収入の世帯では油断してお金を使いすぎてしまい、その結果家計が苦しくなってしまうことがあるため注意が必要です。

高収入世帯ではお金に余裕があるため、節約の意識を持ちにくいという特徴があります。その結果、「お金があるだけ使ってしまう」という浪費癖がついてしまい、気づかないうちにお金を使いすぎてしまうことも多いのです。

いったん浪費癖がついて生活レベルが上がってしまうと、なかなか元に戻すことはできません。高収入の世帯であっても日頃から節約意識を持ち、計画的にお金を使うようにしましょう。

夫婦で別々に家計を管理している

夫婦共働きの家庭では、別々にお金を管理していることも多いため、お互いの支出や貯蓄について把握しづらいことがあります。

特に、家のお金について定期的に話し合う機会がないと、「お互い毎月どれくらいお金を使っているか」「貯蓄はいくらくらいあるか」ということがあいまいになってしまいがちです。

貯蓄を相手任せにしていた場合、ふたを開けてみるとお金がまったく貯まっていなかったというケースも起こり得ます。

夫婦で家計を管理するときは、生活費や貯蓄などの「家のお金」について、お互いに現状を把握しておくようにしましょう。

給料の振り分けが必要な理由は「お金の見える化」

給料の振り分けが必要な理由は、「使ってもよいお金」がはっきりと可視化できるようになるからです。最初に「生活費」「交際費」というようにお金を振り分けておくと、目的ごとに使える金額がわかるので、使い過ぎを防ぐことができます。

特に、給料が入ったらすぐに使ってしまうという人は要注意です。給料日当日はお金がたくさんあるように見えてしまいがちですが、その後に家賃や光熱費、食費などの費目が次々と引き落とされます。最初に使いすぎると、引き落とし後は現金がほとんどなくなってしまうということも起こり得るため、注意が必要です。

最初に振り分けをして「何にいくらまで使えるのか」を把握しておくと、お金の使いすぎを防ぐことができます。また、貯蓄分をあらかじめ振り分けておくことで、計画的に貯蓄をすることもできます。

給料を振り分けるコツ

給料日にしっかりとお金を振り分けることで、無駄使いを防いだり貯蓄の習慣を身につけたりすることができます。それでは、給料を振り分けるコツについてくわしくみていきましょう。

毎月の収支を把握する

給料の振り分けをするときには、まず「毎月、何にいくら使っているのか」を把握することが大切です。家計簿をつけると「食費」や「交際費」といった費目ごとに、どれくらいお金を使っているかを把握することができます。

買い物をするたびにレシートをとっておき、「食費」「日用品費」といった項目ごとに収支をまとめ、記録しましょう。

家計簿は、手書きのノートタイプやエクセル、アプリなど、いろいろな種類のものがあります。家計簿は継続して記録することが大切です。自分のライフスタイルに合わせた使いやすいものを選びましょう。

給料を予算ごとに分ける

毎月の家計の状況が把握できたら、次に費目ごとの予算を決めましょう。ただし、人によってライフスタイルが違うため、無理のない予算を考えることが大切です。

給料が入ったら全額を引き出し、家賃や食費、水道光熱費、通信費など項目ごとにお金を振り分けます。

手持ちの現金は、一週間分ごとに封筒に分けて管理をすると、使い過ぎを防止することができます。まとまったお金を財布に入れないことが浪費を防ぐコツです。

週末ごとに収支を計算し、あまった分は貯蓄用の封筒にまとめることもおすすめです。給料日前に余ったお金を貯蓄口座に入金するようにすると、コツコツと貯蓄を増やすことができます。

一定額を貯蓄に回す

給料の振り分けをするときには、すべてのお金を使い切るのではなく、一定額をあらかじめ貯蓄にまわすことが大切です。しっかりとお金を貯めていきたい場合は、最低でも手取りの10%を貯蓄に振り分けましょう。

ただし、途中で貯蓄をやめてしまわないように、無理のない金額を設定するようにします。

銀行の「自動積立サービス」を利用すると、指定した日に自動的に振替を行ってくれますのでおすすめです。振り分けの手間がかからず、振り分け忘れもないため、毎月確実にお金を貯めることができます。

支出の見直しをする

給料の振り分けをしたものの、結局使いすぎてしまったという場合は、家計の見直しが必要です。

たとえば、住居費は給料の30%、食費は15%、水道光熱費は6%、通信費は4%、交際費は4%などと、項目ごとに支出割合を決めておきます。まずは決めた割合に応じて振り分けを行い、うまくいかなかった場合は使いすぎてしまった費目の見直しを行いましょう。

また、無理なく出費を減らすことができる費目として、通信費や保険費が挙げられます。通信プランのランクを下げたり、無駄な保険を見直したりして月々の固定費を下げ、浮いたお金を足りない費目の予算にまわすようにします。

また、電気をこまめに消したり、残り湯を使って洗濯したりして、水道光熱費も減らすことが可能です。固定費や水道光熱費を節約し、余剰分を足りない費目にまわすなどして、「貯蓄分」を減らさずに家計をまわせるかどうかを考えてみましょう。

ボーナスも振り分けして使いすぎを防止!

毎月の給料だけでなく、ボーナスも振り分けて管理することが大切です。ボーナスはまとまったお金が入るため、つい浪費してしまいがちですが、支給日当日に振り分けをすることで、使い過ぎを防ぐことができます。ボーナスの降り分けのコツを解説します。

使う分と貯める分に分ける

ボーナスが入ったら、まずは「近い時期に使うお金」と「将来のために貯めるお金」に分けましょう。

「将来のためのお金」の内容としては、住宅購入のための頭金や子どもの養育費、老後資金などが挙げられます。

「近い時期に使うお金」は、家電の買い替えや車の維持費(車検や自動車税)、毎月の家計の補てん分などが挙げられます。

ただし、ボーナスで生活費を補てんしている場合は、注意が必要です。ボーナスを補てんに使うということは「毎月が赤字」という状態であるため、家計の収支を見直す必要があります。また、ボーナスが減ったりなくなったりしたときに家計がまわらなくなるリスクもあります。

このようなことから、できるだけボーナスから補てんしないような家計にすることが大切です。

特別費の支出に注意する

ボーナスが支給されたときには、特別費の支出にも注意が必要です。ボーナスが入ると気が大きくなり、大きな金額のものを購入してしまうことが多くなります。また、ボーナスシーズンに合わせてセールが行われるため、ついつい予定外の買い物をしてしまうことも多く、支出がふくらんでしまいがちです。

確かに、ボーナス時にしか買えないものもありますが、特別費の支出が多いと、貯蓄にまわせるお金が少なくなってしまいます。ボーナス時にまとまったお金を貯蓄できるかどうかが、将来の資産に大きく影響しますので、ボーナス時は逆に気持ちを引き締め、無駄な支出を抑えることが大切です。

ボーナスで特別な支出をする場合は、事前にしっかりと購入計画をたて、お金を使いすぎないようにしましょう。

まとめ

給料を受け取ってすぐにお金を振り分けることで、家計の状況が把握しやすくなり、無駄な出費を抑えることができます。まずは費目ごとに「使ってもよい金額」を明確化し、振り分ける金額を決めるようにしましょう。

ボーナス時も使い過ぎを防ぐために、あらかじめ振り分けをすることが大切です。ボーナス時はまとまった金額を貯蓄できるよい機会なので、特別費の出費をできるだけ抑え、少しでも多くのお金を貯蓄にまわすようにしましょう。

※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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