春は、夏までに収穫できる野菜の種まきに最適な時期です。プランターで育てれば、ベランダなどでも栽培できます。ここでは、初心者でも失敗しにくい、春に種まきするプランター栽培に向いている野菜をご紹介します。具体的な野菜の品種は、サカタのタネで取り扱っているものです。

プランターでも野菜を育てられる

野菜を育てるというと、日当たりの良い畑が必要だと思われがちですが、プランターや鉢で栽培できるものもあります。

プランターで育てれば、ベランダなどの狭い場所でも栽培できますし、日当たりが良いところに移動することもできます。新鮮な野菜を摘み取って、すぐに料理に生かせたりしたら、日常の食卓が少しぜいたくなものになりますね。

プランター栽培で必要なもの

プランターで野菜を育てるのに必要なものは、こちらです。

プランター

プランターは、適度な大きさのものを選びましょう。大きいものはそれだけたくさんの野菜を栽培できますが、土の量も多くなって移動するのに苦労します。小さすぎると、野菜が十分に根を張れなかったりして、生育が悪くなることもあります。

葉菜(ようさい)は比較的小さなものでも育てられますが、果菜(かさい)はある程度の大きさがあったほうがいいでしょう。また、プランターの底には水が流れ出るように穴が開いているので、ベランダなどでは「プランター受け皿」があるといいかもしれません。

土選びはとても重要です。いろいろな種類がありますが、育てる野菜に合ったものを選びましょう。園芸店やホームセンターなどで相談して選ぶと間違いがありません。

鉢底石

プランターの底の穴から土がこぼれないように置く石のことです。プランターによっては、底にスノコ状の部品が付いているものもあるので、その場合は鉢底石は必要ありません。

じょうろ

なくても水やりはできますが、安いものでも専用のものがあると便利でしょう。

スコップ

プランターに土を入れるときに使います。

手袋

土を扱ったりするときには、手袋があったほうがいいでしょう。軍手などでもOK。

プランター栽培におすすめの春まき野菜

初心者でも育てやすい野菜の難易度は、「葉菜→根菜→果菜」となります。

葉菜とは、葉や茎を食べる野菜です。生えてきた葉を摘み取るだけなので、初心者に最も向いています。

根菜は、根を食べる野菜です。地中に根を伸ばすので、ある程度深めのプランターが必要になります。

果菜は実を食べる野菜ですが、実をつけさせるための管理などが必要なのでやや難易度が上がります。

葉菜

ちょっと摘んで料理に使えば本格イタリアン

【野菜名】
ハーブ「バジル(スイートバジル)」

【難易度】
初心者向き ★★★

※「難易度」の星の数は、“手軽さ”を表示しています。星の数が多いほど手軽であることを意味します。

イタリアンには欠かせない人気のハーブ。トマトやチーズとの相性がよく、パスタ、ピザ、サラダなどに使えます。バジルペーストもおすすめです。

【データ】
温暖地・暖地
種まき時期:4月〜6月
収穫時期:6月〜10月

【育て方】
種が重ならないようにまき、土はかぶせずに適度に水を与えます。芽が出るまでは、日に当てて土が乾燥しないように水やりをしましょう。本葉が2~3枚出てきたら、混み合っている部分を5cm間隔になるように間引きします。

空前のブームでこれなしではいられない人も

【野菜名】
パクチー「ぱくぱく」

【難易度】
初心者向き ★★★

独特な風味でハマる人続出でブームになった人気の香草。茎や葉をスープなどに加えたり、炒め物に使ったりして、タイ料理に欠かせません。

【データ】
温暖地・暖地
種まき時期:4月〜8月、9月〜10月
収穫時期:6月〜11月、11月〜2月

【育て方】
種は硬い殻に覆われているので、軽く潰してからまくと発芽率が上がります。まいたら土をかぶせずに十分に水を与えます。水やりは、表面の土が乾いたらたっぷりと。芽が出たら、10cm間隔になるように間引きします。

手のひらサイズのかわいいミニサイズ

【野菜名】
ミニチンゲンサイ「シャオパオ」

【難易度】
初心者向き ★★★

サカタのオリジナル品種で、とう立ちが遅くて作りやすいのが特徴。柔らかくて風味もよく、丸ごと調理できて、料理の幅も広がります。 ※とう立ち…食べごろが過ぎて固くなること

【データ】
種まき時期:4月〜9月
収穫時期:5月〜10月(種まき後25~40日)

【育て方】
種をまいたら1cmくらい土をかぶせ、十分に水をやります。本葉1〜2枚が出たら5〜6cm程度になるように間引きします。種まき期間が長いので、育てやすい野菜です。

果菜

採ってすぐ茹でてビールのお供に

【野菜名】
エダマメ「とびきり」

【難易度】
初心者向き ★★☆

サヤに3粒入る率が高い品種。茎はしっかりとして倒れにくく、葉が少なめなので多くのサヤに日が当たり、高温の環境でも実入りが安定しています。

【データ】
種まき時期 4月〜6月
収穫時期 7月〜8月

【育て方】
種は大豆で、前日から土に水をたっぷり含ませておき、深さ2cmくらいのところに3~6粒ほどまいたら土を被せます。発芽するまで、あまり水をかけすぎないように気をつけます。本葉が出たら、間隔が25〜30cmになるように間引きます。

長い間、びっくりするほどたくさん採れる品種

【野菜名】
オクラ「ピークファイブ」

【難易度】
初心者向き ★★☆

葉が小さいので狭いところでたくさん育てられます。草丈が低くて倒れにくく、下の方からどんどん収穫できて生育も旺盛なので、長い期間たくさん収穫できます。

【データ】
種まき時期:5月〜6月
収穫時期:7月〜10月

【育て方】
種が硬いので、1日ぬるま湯につけておきます。1か所に3~4粒まきましょう。発芽にはある程度の温度が必要なので、暖かいところに置いておきましょう。乾燥させないように、水やりはたっぷりと。本場が1枚出たら、1ヶ所に2〜3本になるように間引きます。

やっぱり育ててみたい家庭菜園人気上位!

【野菜名】
ミニトマト「シュガーランプ」

【難易度】
初心者向き ★☆☆

世界的に有名なミニトマトの代表格。直径3cm程度の甘い実が、鈴なりに付きます。プランターや大鉢で作りやすい家庭菜園向きの品種です。

【データ】
種まき時期:3月〜4月
収穫時期:7月〜10月

【育て方】
20〜30cm間隔で深さ1cmに3〜4粒まき、5mmほど土をかぶせて水をやります。本葉が1枚出てきたら、植え穴ごとに1本に間引きます。茎が伸びてきたら、支柱を立てて20〜30cm間隔で結びつけます。本葉のつけ根から出るわき芽は小さいうちにかき取ります。花が咲いたら、ときどき振動を与えると実付きがよくなります

※品種について育て方や種の購入はこちら
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※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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